深窓のオメガ王子と奴隷の王
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深窓のオメガ王子と奴隷の王

小林典雅/笠井あゆみ

運命の番、溺愛・優しいオメガバースの世界

ネタバレ
2023年9月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めての作家さんで、何の予備知識もなくタイトルと評価だけ見てシリーズで購入しましたが、すっごく良かったです。簡略化すると、不器用・溺愛攻め×鈍感・初心受けなんですけれど、それだけじゃなくて萌えポイントが幾つもあって(あとがきで先生が列挙して下さってます)全部じゃなくても、幾つか、または幾つも刺さるんですよ。そしてまた笠井先生のイラストも最高です。好みで言ったら溺愛攻めや鈍感受けは「そんなに…」で、盲目的な溺愛とか少しでもわざとらしさを感じる鈍感さだと引いてしまう所を絶妙な匙加減で違和感なく読めるので、のめり込んでしまいました。スピンオフも楽しみですし、先生の他作品も評価が高いものが多くて気になっていますが、どうやら「この作品は一種独特らしい(あとがきで先生が仰っています)」ので、その普段の先生の作風とはちょっと違うものから読んでしまい、やっちまった感が多少ありますが、高評価を信じて読みたいと思います。オメガバースは苦手という人にも優しい世界観のお話になっていると思います。
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