このレビューはネタバレを含みます▼
高校で出会った青と碧の焦れったくて遠回りな恋の物語。
周囲から《たまねぎ赤ちゃん》と呼ばれている青が本当に可愛くて、時々、バブ化する姿も可愛かった。
碧は青からの隠しきれない好意を嬉しいと思っているのに、多数派から逸脱するのが怖くて踏み出せない。自分の言った言葉に傷付いたり、青を試したりする自分を嫌悪したり、思春期の少年から青年になるときの不安で心細くなる感じがよく伝わってくる。
ただ、高校や大学といった青春を謳歌できる時間を逃し、青を待たせた8年が勿体なくて悔しい。碧の覚悟が決まるまでの言動や考え方に嫌悪感を抱く読者もいるだろうなと思うと本当に悔しいし、ちょっと碧がムカつく。
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青は少し苦手意識を持っていたけれど、碧の友人の吉田が本当にいい男で、大学で知り合った飯田もいい男だった。青のモンペっぽいありさちゃんもいい女で、彼らが見守ってくれるなら青と碧は大丈夫と思わせてくれる。
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*2巻読了*
一緒に暮らし始めても青はカッコ可愛い赤ちゃんで、碧は怖がりな世話焼きさんだった。
碧は少し臆病で一人で考え込んでしまうところがあるから、吉田や飯田のような友人がいてくれて本当に良かった。ありさちゃんとしまちゃんも相変わらずの青モンペで、碧陣営と青陣営のキャラクターが全然違うのも面白くて楽しい。
自分が大事に思っている人のことを大事な人たちに知ってもらいたい。という気持ちは誰しも持っているだろうけど、相手が両手を挙げて祝ってくれるとは限らないから伝えるのが怖い。これは異性愛者でも同性愛者でも同じだろうなとつくづく思った。
碧の両親はなんとなく察しているような雰囲気があったものの、碧が腹を括って伝えるにはもう少し時間がかかるだろう。2巻で無理矢理進めてしまわないところに碧のヘタレ感がよく伝わってきて、作者さんの誠実さを感じる。