このレビューはネタバレを含みます▼
フランス書院から出し直しで、変更箇所はおそらく表紙(イラストレーターは同じ)、挿絵なし、SSあり……だと思います。題名からすでに期待大。
幼い時の出会いでラウロを餌付け&犬化完了。現在は玲央が作り出す全てのものを匂いで判別する犬となりました。
最初だけ紳士を装っているラウロにニヤリ。しかしいきなり"天使"とか"貴方だけの犬"(直●by炎の●気楼が頭によぎる)とか言ったり、一晩中玲央のアパートで勝手に見回りをしたりするので全然隠せていません。
言葉は丁寧ながら、頭が沸騰していても腰が引けるようなことを言い出すラウロ。それにときめく玲央。凄過ぎる。寝る間も食事の間もして、四日間色々どうしていたのか。
宮緒作品の受はいつでも最強の生物。全てを受け入れられる強靭なメンタルと括約筋の強さ!凄過ぎる。
話の後半は父親関係の話が中心で、パティシエ云々はあまり関係ない感じでした。玲央がお菓子を作って活躍する所が見たかったです。村重は良い人なのに絶対苦労する人。