このレビューはネタバレを含みます▼
面白かった。殆どの人が魔力を持っていて、更にひと握りの人が魔法を使える世界のオメガバース。受けは生まれつき魔力が無くて、バース診断でも性別がはっきり判明しない、ないない尽くしな人生。だけど生きることにはポジティブで、傭兵の技術を磨いたり自分のできる範囲で努力して世渡り上手に生活している。そんな中で攻めを狙う暗殺者退治をするために屋敷への潜入任務を請け負う。そして何故か攻めに気に入られて手を出されて…というお話。受けは命の危険や厄介事の気配を感じて姿をくらましたけど、攻めとの身分差に卑屈になったりはしないタイプなので再会してからは潔くて良かった。受け自身も強いし攻めも一騎当千のつよつよ魔法騎士なので窮地に陥ることなく平和にラストまで進んで良い。平民の受けと貴族の攻めとの見えてる世界の差みたいなものがちょくちょくあるのも印象的で良かった（騎士団の詰所や雑に強制招集された元傭兵の扱いなど）
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