このレビューはネタバレを含みます▼
原作小説は読んでいないのですが、『天官賜福』を読みたくて登録したbilibili漫画で課金してGoogle先生やdeepLを使って何とか自力で翻訳しながら最新話まで追いかけている、今では書き込みすぎてデッサン崩れかけの天官賜福よりむしろこっちのほうが楽しみになってる大好きな作品です。
アニメ系の画風で仙界のキャラクターたちが人間界で現代風に暮らしているのですが、基本コメディなのでイケメンキャラが爆笑行動をとったり可愛いちびキャラになったりと、とにかく目が楽しい(笑)。
そしてまさに降って湧いてきた亡霊の文熙の、成仏できないほど悲惨な運命がやがて明らかに…とナゾ要素をまぶしてストーリーも面白く、bilibili漫画版が完結したのでぜひ最後まで翻訳版も追いかけてくれる事を祈ってます。祈ってます…が!
なんか翻訳に違和感があるんです。まず、どうして登場人物の名前を変えちゃうんですか?
鮫人→魚人族なんてのはまだ解る。でも財神をわざわざ福の神に直す必要あります? 姓名消されてるし。
仇伏→狐倫、任驕→天海とか元の名前の面影すらない。文煕も安文煕とか文家から安家に変えられてて目を疑いました。手書きの効果文字でも棒読→無関心に変える必要あります?? ニュアンス違ってきちゃいますよね?
中国の漫画は日本漫画やアニメの影響を色濃く受けているので、例えばアホ毛とか黒歴史とかまんま通じちゃうんですよね。もしかして翻訳スタッフさんはあまり漫画読まない方なのでしょうか。大事なセリフを変えられててなんでそこでこうなるのか今ひとつ納得できなくなってたりとかもありました。
それと、中国版では饕餮や貔貅といった神獣の名前を音が似てる他の漢字を当てて陶題、皮修として人間界で暮らしていて、セリフもちゃんと呼び分けられているのにそこら辺の意味がなくなってるとこも気になります。
まあ、翻訳版から読み始めたらそういうもんかと思ってしまいそうですが…
脱線しましたが、封神演義や十二国記に馴染みのある方なら二郎真君、哪吒(ナタク)、饕餮といった登場人物たちにも親しみを持てると思うのでぜひ読んでみて!
文煕がとにかく可愛いし貔貅カッコいいです! 女性キャラも動物キャラも可愛い。コメディシーンも好き。真っ赤な婚礼衣装を身につけた二人が登場するまで、ぜひとも翻訳版続けてください。