少しでもいいから知って欲しい





2013年9月14日
自閉症を未だに読んで字のごとく思っている人が居ます。もしくは、乳幼児期にみごとなまでに我儘で自分勝手な行動を取るので、親のしつけや劣性遺伝だと思われていますが、必ずしもそうではありません。今や発達障害を持つ子どもたちは統計的には稀ではありません。通常学校では1クラス約6%のわり合いで在籍していると言われています。自閉症にもさまざまなタイプがありますが、共通する特性は社会性やコミュニケーションの問題を抱えているというところです。ですが、光くんのように発達障害の子どもたちは、自分のスピード、自分の学び方を持っています。必ずしも、成長しないわけではありません。そして、適切な療育機関で療育を受ければ、子ども自身の本来の力を発揮してくれます。この本ではお母さんはずっと光くんの味方でした。そして、家族も幸せなこともたくさんあります。こんな素敵なお母さん、なかなかいないです。この漫画を読んだり、最近の子育て事情を聞くと、健常児が産まれたからといって、必ずしも幸せなのかと思ってしまいます。子どもをきちんと受け入れず、きちんとした子育てが出来ない親が多い中で、社会で排他的な扱いをされる障害児が産まれた家庭でも幸せな家庭も多いです。結局、健常だとか障害だとかくだらない…そう思うようになりました。

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