このレビューはネタバレを含みます▼
1巻171p。2巻155p。3巻153p。再読。ハチワレ猫の七生と人間の彰青との別れ。彰青と淑乃との別れ。ノラ猫マチ(ブルー)と親猫との別れ。七生とマチ(ブルー)との出会い。淑乃と七生、ブルー(マチ)との出会い。それぞれが別れと出会いを通して心の拠り所を得ている。過酷な環境で生きるノラ猫達にも触れている作品。七生のように意図せずノラになる猫もいるかもしれないが、せめて飼い始めて家族となった生き物への責任は終わりまで持って欲しい。喪失感と出会いの安堵感をめちゃくちゃ味わえるストーリーだった。