猫、恋に焦がれる
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猫、恋に焦がれる

阿部あかね

“しばき愛”から“どつき愛”への昇華

ネタバレ
2023年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作「猫、愛を知る」で愛を知ったかに見えた将太、そして将太にズブズブに落ちたのか?に見えた詩郎でしたが…不穏な始まりで、まさかの発言?!
情緒が欠落している詩郎、性根の腐った将太、そりゃ一筋縄ではいかないか、の展開でした。
私的に詩郎の魅力を堪能するストーリー。将太の掌の上で転がされ、煽りに感情のコントロール出来ずに嫉妬から“どS”発動する詩郎。過去の自分への後悔で壊れかけた将太を可愛がれるのは自分しかいないと自覚した詩郎。もう詩郎の全てにやられます。能面で敬語関西弁使うのも非常にツボ。そして相変わらずの圧倒的雄み。
将太も頑張ったね。“しろちゃん”の親への強引な仕掛けもナイスでした。鹿のケンカめっちゃ笑った。
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