異世界の沙汰は社畜次第
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異世界の沙汰は社畜次第

采和輝/八月八/大橋キッカ

おもしろい!!骨の髄まで社畜〜!

ネタバレ
2023年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●普段BLのカテゴリに絞って作品探してるので、SNSで広告流してもらってなかったら本作には出会えなかったです。ありがとうございます!これ「女性マンガ」でいいんでしょうかね??どう見てもBLでは…?
●既刊4巻まで一気に拝読!小説が原作だからか、世界観や設定、ストーリー運びがかなりしっかりしてると思います。さらに作画家さんが工夫されてるんだろうなと思える描写もありますし、何より絵がめちゃくちゃ好きです!美しい!!
●近藤の社畜っぷりは、元社畜だった私には共感しかなくて、「分かる〜〜〜!」でした。仕事に誇りを持ってるタイプの社畜です。筋金入り。そして有能。効率厨。この社畜近藤が好きになれれば楽しく読めると思います!
●そしてアレシュ。これは…一目惚れか?!会話もしないうちから視線の交わる描写があり、「気になって仕方ない」という様子。近藤の弱った表情にドキッとしてたり。しかし当初は無自覚!!ただの世話焼きオカンと化します。笑
●「魔力耐性のない近藤のためにアレシュの接触や体液が必要」というのはファンタジーBLn番煎じな設定ですが、全然気になりませんでした。ちゃんと作り込まれてるからかな?ちなみに4巻時点で本番(そこまでの治癒が必要だった場面)は2回です。2度目はもう…愛ですな!
●社畜近藤はアレシュが何度助けてくれても「おかげで無事仕事ができる!」となり、アレシュはイラッ…この、いわば“ツン”な態度のおかげで、アレシュがどんどん近藤への想いを自覚していくのが良い。近藤の価値観に寄り添おうとする態度も良い。そして全方面へ嫉妬&牽制(笑)さらにあえて近藤の社畜精神を利用して、「仕事するためには俺が必要だろう?」と。
●近藤の方は…どうなんでしょうね?3巻までは効率重視すぎてにべもなし…という感じでしたが、4巻では「鈍い俺でもさすがに気付く」と。ようやく向き合おう…というところでしょうか。でも近藤の表情は、もうとっくにアレシュに“委ねてる”んだよなぁ…
●サブキャラたちも大変良いです!悪役かと思われた宰相も近藤を気に入り、部下のノル、医務局長、魔道士、教会…近藤はみんなに愛されてます!!算盤を作った少年に光が当たってるのもいいなぁ。アレシュの従兄弟兼部下が、アレシュの“初恋”に興味津々なのもおもしろい!
●コミックス4巻で小説2巻に突入…ということは、完結まで10巻以上必要?でも追いかけたいです!
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