ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】
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ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】

セキモリ/クレイン

内容が濃くて最高

ネタバレ
2023年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今流行りの転生物というわけではなく、ファンタジー全振りなので、現実感と混同せず、その地で育って生きている登場人物・ストーリーに感情移入がしやすい!内容がとても濃くて、過去や交わるシーンなど変にぼかされて終わりではなく、しっかりと心理描写まで丁寧に描かれていて1本の映画を見ているような満足感があります。久々に好みどストライクのファンタジー恋愛ものに出会えました…
珍しい設定でありながら違和感なく、スっと入ってくるストーリーです。原作も読みます!

絵もとても綺麗で、モブの表情や背景、建物の描写にも凝っているのが素晴らしすぎます。特にアリステアに仕える城の使用人たちが、詳細が描かれている訳では無いのに表情や発言から本当にアリスの幸せを願っていて尊敬していることが伝わってきてジーンとします。
20年の歳月で蓄積した虚しさや歪んだ感情、ララへの愛おしさなど表情のひとつひとつから読み取れ、つい私も泣いてしまいました、、、
いつも一人称が「私」だったアリスが、ララと通じあった瞬間「僕の」と言ったシーンで涙腺が崩壊しました(笑)本当によかったねえ(;;)
その後のイチャイチャシーンも、ララに触れるアリスの手の優しさが伝わる丁寧な描写で、1ページを大切にじっくり見ようと思えます。
ララと孤児院の先生との再開シーンもとても感動したので、ルトフェル様との再開シーンも楽しみです、、!
続きが早くみたい!楽しみにしています。
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