このレビューはネタバレを含みます▼
戦争のトラウマを抱えながらキャバレーのウエイターとして働く征四郎。
そこに声をかけてきたメリケン兵のジム。
ジムの下心を利用し日本を出ようと目論む征四郎ですが…。
同性間の性行為が犯罪になる時代、それでもずっと2人でいられる事を願うばかりです。
ちょっとえっちな征四郎に煽られグッと堪えながらも、素直で優しいワンコのジムに温かく包まれてる姿にホッとしました◎
1950年代…生まれてからほんの10年ほどしか経っていない、私の子ども時代にもまだ残っていた言葉があり懐かしく思いました。
多分親が言っていたのを聞いて育ったせいか、小麦粉はメリケン粉と言っていたし、作品の中ではカップル呼びですが 私はアベックと言っていましたよ。(今は小麦粉 カップルですw)
日本に沢山あったキャバレーも、今は熊本の『キャバレー ニュー白馬』一軒現存しているだけだそうで、時代の移り変わりを感じました。
(総217ページ)