箱庭の熱帯魚
」のレビュー

箱庭の熱帯魚

Luria

タイトルいい!

ネタバレ
2023年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 会員制クラブ「アクアリウム」で出会った、No. 1キャストのホワイトとごく普通のサラリーマン・乾の純愛物語です。
乾×ホワイト。
ホワイトたちキャストは、ベタの名前から取られているようですね。タイトルにマッチしているし、お店もアクアリウムなのでコンセプトがしっかりしているなと思いました。
キャストそれぞれ色んな事情を抱えているとは思いますが、ホワイトはなかなか幼少期からハードだったよう。普通な乾からすれば可哀想、だけどホワイトにはそれが普通の生活だったわけで。憐れまれるのはまた違うんだろうなと感じたけど、今性風俗で働く人たちになんて声をかけるのが正解なのか、難しいなと感じました。
お店のオーナーのパパの存在がまた、良い人のようで悪い人でもあって。お店も違法営業だったし(だからこそ儲かってたんだろうけど)。
キャストたちにとっては、親身になってくれる良い人だったんだろうなとわかるだけに、難しい。
でもそれが人間くさくてリアルだと思うし、先生の作品のいいところだなと感じています。
ラストのカフェオープンにはビックリしましたが、すごく真っ当で良かったです。
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