悪食
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悪食

宮緒葵/みずかねりょう

3巻目!愛と憎悪

ネタバレ
2023年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻の曙光まで一気に読みました!ミステリ色もあり、しっかりBLでもありの本作ですが、1-2巻は3巻の前振りと思えるくらい、3巻目が良かったです。勝手にテーマを設けるなら「愛と憎悪」プラス「コミュニケーションの重要性」でしょうか。3巻で、守られる水琴、守る泉里の関係性が大きく変化して対等な二人になっていきます。宮緒先生の執着しすぎて人として駄目になる攻めが3巻にしてようやく顕現(笑)妖精な水琴が人として成長し自由の重さを知るところ、重すぎる愛を受け止めて包む懐の深さも素敵でした。また、なんといっても橋本父の不器用な愛。
涙なしには読めませんでした。次作も楽しみです!
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