ヤジロベエのように





2008年1月7日
破壊された文明、文明社会といわれてきた遺物、遺風の中で生きるサトル少年の物語は、中年以上の者からでも有名です。現実でも、何時起きるか判らない天変地異、ましてや地球温暖化による異常現象は兆候を越えようともしているのです。皆さん、「弥次郎兵衛」という玩具を思い出してください。そうそう、あの重心安定の理論を応用した、別名、釣合い人形のことですよ。弥次郎兵衛の動きは、右に重さが加われば右に傾き、左に重さが加われば左に傾きますが、その傾き加減によって均衡を保つよう、傾きの反対側に重さを加えて平均調整をするのです。ところがその重さの加わり方によっては、幾ら少ない重さでも、ある傾きの角度を越えると、一気に傾斜が速度を増して、均衡が破れるのです。今の世界がその壊滅への方向に傾いてきているとはいえないでしょうか、人間としての不安、心配は増えるばかりです。「サバイバル」を読んだら、弥次郎兵衛の均衡が保たれるようなムダ、ムリのない生活を心掛けようではありませんか。一人ひとりの力が結集されたら大きいですよ。

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ヒカル さん
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