私と猫と二十歳の君と
」のレビュー

私と猫と二十歳の君と

あさひよひ

目的や結末はわかっているのに…。

ネタバレ
2023年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 可愛がっていた猫が紫陽だったこと、鱗太郎を一人にしない為に奮闘していたこと、それはやがて自分との別れが来てしまうだろうことを知っている紫陽の願いだったこと。読んでいるうちに分かるんです。ストーリーがわかっているのに泣ける。一人で死んでいった紫陽の想いや40年もの間、親友を想い続けることの辛さを想像するだけでも泣けます。ことさら明るく振る舞う紫陽に本当に泣かされました。これBLジャンルですが、良いのでしょうかね?BL味は一切ないので、そこだけちょっと気になりました。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!