身代わりアルファと奇跡の子~赤い薔薇と苺シロップ~【単行本版】
画もお話も好きです。1冊ではもったいない





2023年9月24日
海莉は健気で凛としてとてもいい。ジュジュもかわいい。画もきれいで雰囲気がよく繰り返し読めます。しかし、愛する愛理をなくした失意からヒューバートはひねくれた性格の状態の描写が長く、本来の姿になってからの時間が短すぎて、海莉との優しい時間をもっと描いてほしかった。愛理を亡くした苦しみを海莉にぶつけるところも、そこまでの展開が短すぎ。全体的に結末まで駆け足という印象。紙の本1冊でもページ数が本文258ページと結構な厚さで、2冊分くらいの内容を端折ったのではないでしょうか。もったいないです。亡くなったと思われた愛理、愛理とウィリアムは、悲しい、せめて愛理が海莉やジュジュと再会でき、回復するお話もあればよかった。

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