禁断のグリム童話 メデューサ~蛇髪の乙女~
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禁断のグリム童話 メデューサ~蛇髪の乙女~

深井結己

内容が薄すぎです

ネタバレ
2013年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短すぎて、ほとんど内容がありません。

領主の断末魔のセリフで、男が数日姿を見せないと説明するのではなく、そういう流れを上手に描いて、女性が不安を感じている姿を描いたり、2人の密会に気づいた領主が、それを快く思わない場面などが入っていれば少しは共感できたかもしれません。

でも、婚約しました→領主に犯されました→領主が嘘つきました→丁度彼が登場し、説明も聞かずに復讐→領主の言葉が嘘と分かった時には既に遅しでは、感情移入する間もありません。

作者的には、読者も最後まで騙し通すことで、その衝撃を味合わせたかったのかもしれませんが、だったら尚更、もっと丁寧な描写が必要だったと思います。

えっ?えっ?えっ?で話が終わり、最終的に1つも女性に対して好意的な印象を持てず、馬鹿じゃないの?としか思えない、薄いお話でした。
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