このレビューはネタバレを含みます▼
一族の中で最も高い「陰の霊力」を持っているが、“絶対に出てはいけない”とされている注連縄の外へ出てしまい、額に妖印が刻まれてしまったことで周囲から虐げられてきたヒロイン・菜々緒を見初めたのは、冷酷無慈悲で皇國の鬼神とも呼ばれている紅椿家当主…。
序盤はこういうストーリーにあるあるのいやぁ〜な流れで、従姉妹に腹が立つのは当然として最もイラッとしたのは、久々に菜々緒の顔を見て薄らポッとしてる麗人(元婚約者)。
あんた、直前まで何も知らないくせに思いきり手を上げてたでしょうが…散々蔑んでいたくせに、こういう時だけ思い出に浸るようにフラついて信念のない男が本当に苦手です。
子を想うが故とはいえ平気で暴力的になるような人とは婚約破棄になってむしろ良かったのでは?
思慮が浅いこのアホ夫婦に向けられた夜行のセリフにスカッとしました。よく言ってくれた!