先生が愛した獣人(ケモノ)【合本版】
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先生が愛した獣人(ケモノ)【合本版】

ムコQ

話の大筋は好き、BL部分が趣味からズレた

ネタバレ
2023年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1、2巻とも88ページ。合本版で広告なども入っているので実質はもう少し少ないです。
隠れ住んでいた獣人たちが人間社会に受け入れられるように、まずは本物の獣人であることを隠してプロレス興行で馴染ませていく、という設定がなかなか良かったです。いろんな獣人がそれぞれかわいく善良、隠れ住んでいた間はつらいことも多かったろうに、健気でもふもふです。
獣人関連の話運びは平和なファンタジーで良く、久米さんの戸惑いながらの当て馬ポジションムーブも好きでした。
ただ、BL部分が自分の趣味から外れちゃったんですよね。
獣人のソロくんが、とても純粋で子供っぽいので、もっと穏やかに育んだり気付いたりする恋模様が見たかったです。正直、エロ部分が浮いてると思うの。学者先生、いくら独占欲でカッとなったとしても、人前であんな……色々よくわかってないソロくんをあんな風に……かなり引いてしまいました。私は紳士好きなので。
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