このレビューはネタバレを含みます▼
織さん久しぶり新作(4月配信)は幼馴染DKモノ。いつもと変わらず優しい作風に、現実の厳しさチクリが効いた思春期の未熟な二人がもがく恋模様とても良くて考えさせられました!!
幼い頃からずっと仲良しのLION二人が違う高校に進学し。
レオ&しーちゃん(玲央・獅子丸)の話。
冒頭の素敵タンポポ回想シーンが全ての始まり。
それぞれ幼い頃に聞いた自分の母親の言葉に影響を受けた二人の性格 大らかvs聞き分けが良い の対比が明確且つ自然で、未熟故に見失うけど、助けられたのもまた人の言葉で。同じ痛みを知るゆかりんと先生の言葉は響く◎二人には辛い体験だけど高校生のうちに理解者が居ることに気付けるって強み。
私が幼い頃暗記する程好きで今親子二代でやはり大好きな絵本'ラチとらいおん'のBL版のようなこの話も心に沁みました。
あとがきの織さんの言葉の重み◎そのメッセージがこの一冊に反映されていて。そして母親の影響力といえば→デビュー作「まほうのくすり」で受けた衝撃を思い出し『白のころ』を再読したんです。そしたらそのまま織さん再読ツアーに(嬉)