運命の番がお前だなんて
」のレビュー

運命の番がお前だなんて

春田

なんとなくガタついているような印象。

ネタバレ
2023年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全体的に色々弱かった気がします。攻が受を毛嫌いする原因という学生時代の話は、攻の推しのアニメキャラを1度いじっただけ。それを社会人になってもまだ恨むとかムリがあるような。なし崩し的に身体の関係になった時もその後も、なんか受を見下してマウントとってる感じで、そこからどうして受を好きになったかも後半でとってつけたようにモノローグで処理していたし。一応両思い後もなんか2人合わないんじゃないかという感じがして仕方なかった。攻がちょっと思いやりに欠ける点多々あるし。そうしながら普通に流れるようなロウテンションで、さも深く愛して一途なような甘い言葉を吐くチグハグ感も。また、攻が結婚式や婚姻届に拒否感を持っていた理由らしき家族話も、別に父親が浮気したわけでもなく、兄が腹違いなわけでもなく、跡目争いがあった感じでもなく、ただ、父親がΩはダメだと言い続けただけでその理由は若かりし頃Ωと破局したからってことで、それで母親が自分が愛されてないと思う部分はあったかもしれないけど、立場が弱かった感じもしなかったし義母とも仲良かったっぽいし、夫婦仲が悪いというまでいってない感じだし。それでそんなに拒否感持つものかしら、と。その後和解したきっかけも母親が父親の過去を引っ張ってきたからで、当時同時進行だったわけでもなさそうなのによくわかっていたなぁ、という唐突感もあり。まぁ、周囲に祝福されハピエンだったからいいけど。読んでいて着心地の悪い服を着ているような感触でした。
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