色気のある作品





2023年9月30日
続編が出たので最初から読んでみました。作者の「夜啼鶯は愛を紡ぐ」と内容がほぼ同じです。あちらは海外が舞台ですがこちらは日本の芸能界で具体的なイメージしやすいです。どちらが作品として評価が高いかはわかりませんが、個人的な好みは僅差で今作です。紹惟の行動はアーティストのそれだとキャラがわかりやすく、写真家とモデルという使い古された感(失礼)が下世話で良い。何より永利が好み。芸能界に自信がないまま身をおき、紹惟に見いだされ、雛が懐くようにまんまと恋に落ちてしまう。真面目で常に不安に揺れながら意地をはり見栄をはる健気さに、ほんとにアイドルを応援するかのような気持ちになってしまいました。すごく色気のあるキャラクターだと思います。みずかね先生のイラストもぴったりです。続編では成長していても可愛らしさもあって再会できて嬉しかったよ、永利!

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神楽なな さん
(女性/40代) 総レビュー数:2件