惜しい！

ネタバレ

2023年10月1日

このレビューはネタバレを含みます▼ 悪役令嬢物だけど、ヒロイン（悪役令嬢）は護衛の騎士が好きで、ヒロイン好きの王子と結託して、それぞれのハッピーエンドを目指すという、ちょっと異色なお話です。
ストーリーも良く考えられていて、キャラクターも悪役なのか良い役なのか判別出来ず、二転三転するので、この世界観に夢中にさせられます。
そこは流石の筆力でいらっしゃいました。
惜しむらくは、この作家様の『あるある』なんだけど、お話のその後をあとがきにバーーーーーっと書き連ねて終わらせるところ。
そのあとがきを書いてこそ大団円なのに、出版社の決めたページ数もあるかもだけど、それは本当にやめて欲しい。
大まかには終わってるんだけど、『あとがきで、悪役を成敗しました』っていう取って付けが本当に残念でした。
せっかく良いお話だったのに……。

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とらちるさん

(女性/30代) 総レビュー数：22件

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