ERR_MNG
高校野球
2023年10月5日
高校生の雄大と昌太郎がバッテリーを組んで甲子園を目指す話。桃子すいかさん大好きで、特に「雨だれの頃」は胸に響きすぎてしばらく引きずったな…。本作もきっと軽くは読めないだろうなと読むには覚悟がいったけど、読み始めたら止まらなくて一気に読了。みずみずしい高校生の恋の話でした…みずみずしい、という表現は本作のためにあるのではないかな。雄大と昌太郎の表情が自然で、背景も人物も手書きで素朴で、でもとても美しくて、もう読んでて胸がいっぱいになるんだよ…語彙力ほしい…。野球部の仲間や監督などの人物の描き込みも凄いとしか言いようがなく。特にイケメン松下がやはりお気に入りです。恋愛はドラフトって名言とか、途中流れる歌の歌詞とか、海と街の風景とか、目にも心にも印象に残るシーンが多い。大学生になった彼らも見たいけど、この高校生という期間を切り取ったものだからこそ、こんなに美しく見えるんだろな。桃子すいかさんは、この切り取り方が絶妙ね。また他の作品も読み返したくなったなあ、でも雨だれは重量級だから覚悟がいるな…。
いいね
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう！
