このレビューはネタバレを含みます▼
αだけど不器用で平凡な凌久×トラウマ持ちのΩ・颯斗。平凡で期待外れのαとして怒られてばかりの凌久は、憧れの先輩・颯斗のヒートに立ち合ってラットを起こしてしまう。ヒートが不安定でαとトラブった過去があり、恋愛や性的接触にトラウマがある颯斗を守りたい凌久が、不器用に誠実に寄り添う優しいオメガバース。フェロモンによる事故はΩの責任にされる風潮の中、ひたすら自分を責めて颯斗を気遣う凌久がいい子すぎるし、同じく自分を責めてばかりの颯斗の健気さも控えめな優しさも胸が痛くなった。本当に純粋に想い合う二人の一歩ずつ進む恋が尊いとしか言えない。自然と周りの見る目が変わっていくのもよかった。凌久が本当に普通の人でαらしいカリスマ性なんて全然ないけど、誠実で真っ当でめちゃくちゃ男前だと思う！とっても優しくてあったかくて、心洗われるような素敵なオメガバースでした。二人の子供とか見てみたいなあ。真野さんも可哀想だったけど、いい人見つけて欲しい。
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