ひねくれ小野寺くんの不器用な恋
」のレビュー

ひねくれ小野寺くんの不器用な恋

栗原カナ

包容力カンスト男子×ツンデレ美形

ネタバレ
2023年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 南くんのときからこの二人が大好きだったので、一冊丸々田辺くん(攻め)と小野寺くん(受け)が堪能できて嬉しいです!二人の馴れ初めはこの単行本には入っておらず、小野寺くん分冊版(1〜3)か単行本『かりそめビ…チ南くん〜つづきの話〜』に入っています。
今作は恋人になった後の嫉妬やイチャイチャが楽しめて、二人ともお互いが大好きなことが伝わってきてとても良かったです!普段何でも許してくれる攻めが友達相手にキレたシーンはぐっときてしまいました。締めるところはきちんと締めてくれる、良い男だ…… 受けも攻めに言われたことを気をつける様にしたり良い方向へ成長していっていて好(ハオ)です。
(言い方は悪いけど)弟を利用しようとした姉だったり何も知らない相手を(だからこそ)勝手な憶測で貶したりいき過ぎたファンだったり、そういう人間の嫌なところがちょっとずつたくさんお出しされるのですが明確な“悪意”で動いている人間が居ないため、制裁の様なギャフン展開が殆どないのでもやっとする人も居そう。個人的に気になったのは、受けが美形設定なことが作画による説得力がなくそれに付随するSNSのバズりだとか周りの反応だとかの展開が理解できずうまく話に入り込めなかったことかなぁ。前作から気になっていた点ではあるのですが、メインキャラの顔面偏差値が作画上同じに見えるため、誰がイケメンで誰がそうでないのかが非常に分かりにくい。受けへ繋がるためのダシに使われる攻めという設定も、私には攻めもイケメンに見えるためなぜ女の子達はあんなにぞんざいな扱いを……??になります。あの世界上ではイケメンではない?のかと思ったら単行本の帯にはイケメンって書いてあるし本編最後も受けの姉からイケメン扱いされており、より「???」でした。美形設定の受けや高根くんと並んだときに見劣りしてしまうレベル、というのは設定上あるかも知れませんが作画では伝わってこないし、性格も体格も良いため女の子達が攻めを蔑ろにする理由が分かりませんでした。ま〜〜〜でもこの二人が好きだから評価は★5なんですけども……笑
修正は白短冊。電子限定描き下ろしの本人が見えないところに痕たくさんつけるの「さすが〜!」(何が?)になってしまいました。
いいねしたユーザ13人
レビューをシェアしよう!