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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 花降るくちびる

    松岡よろ

    どちらとくっつくか書いてあります
    ネタバレ
    2025年4月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ がっつりネタバレします!紙本の購入特典とかで思いっきり相手出されてるので配慮しなくても良い気はするのですが……笑
    最終的に緋悟(表紙上)×かずほ(表紙中央)です。
    ファーストキスの相手を探すために名門男子校に入学するという小学生向け少女漫画の様な設定なので、まずそこに疑問を持たない人向け。御曹司や有名人の集う名門男子校なのに、受けといい攻めの連れ込み相手の女性達といい警備が仕事してなさ過ぎなので体制を見直した方が良いと思います。この学校犯罪多そう。
    登場人物全員キスに対する執着というか思いが強過ぎる割にはそもそもの発端となった出来事が弱いし、キャラクターも魅力が感じられる様なエピソードがなくて浅くて残念。め〜〜〜ちゃめちゃ雰囲気で進みます。
    受けと攻めも雰囲気で惹かれあってる感が強くて(それを“運命”扱いするのは簡単なんだけれど)、もう少し理由付けがほしかったかな。幼馴染みくんの、受けを好きになる気持ちの方がまだ分かる。
    受けの行動全部女の子変換しても違和感ないし掲載誌が小学生向けの雑誌だったらこの内容でも女児ならメチャメチャ盛り上がってたかもなとは思うんですけれど、残念ながらこれはBLで掲載誌はonBLUEなので…………
    キスまでで、えっちなシーンなしです。攻めの女の子との絡みは複数回出てくる(事前と事後はあるけど最中はなし)ので、苦手な方はご注意ください。
  • 首なし精霊様に口づけを

    蓮地

    呪いを受けた青年×瀕死の首なし精霊様
    ネタバレ
    2025年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 尽くし系わんこ攻めとツンデレ受けなので、そんなん全人類大好きですよ(デカ主語)。連載も読んでいたのですがBLタグなしで連載されていて、急にセッ…の流れになってビビり散らかした思い出(一般の人はもっとビビったのではと心配しています)。肝心のシーンが単行本収録のみなので絶対見たい!!!という気持ちで購入しました笑
    続き物で、物語としてはまだ序盤で二人の触れ合いをゆっくり描きつつ問題解決に向け本当に少しずつですが進んでいってる感じです。ファンタジーですが、(いまのところは)難しい設定もなくて読みやすいです。
    受けの精霊様、肌が触れている部分が大きい程攻めからの生命力が吸収されて回復できるし最高効率の回復方法がセッ…とかいうドスケベ設定なんですが、安易にスケベ展開にならないのも良いですね。私はスケベでも全然良いですけど……(正直)
    最初はツンツンしてた受けが、どんどん攻めに絆されていって無自覚に甘える様になるのがかわいいです。攻めが経験済だったことになぜだか分からないけど腹が立つのもかわいい。あととにかく腹筋がえっち過ぎる。筋肉の描き方がきれいなので腹筋も際立ってえっちに見えてすごい。 顔が常時見えてたとしてもえっち過ぎる腹筋に目がいってたかも笑
    受けの永い生の中での初めてのセッ…が騎乗位+攻めに目隠しなのも、かなり作者の“癖”を感じる……修正は白抜き(でもそもそもほぼ見えない構図です)。あと受けのお顔解禁、あります!
    寿命の違いについても1巻で既に触れられており、二人がどんなラストに向かっていくのか続きが楽しみです。
  • 訳アリ先輩の彼女になりました -柊珂と京-【コミックス版】

    花田

    シリーズ未読の意見として
    ネタバレ
    2025年2月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 基本的にはスピンオフ元を読んでから挑むタイプなんですが長いため尻込みしていたところ、作者さまが「元を読んでいなくてもなるべく分かるようにかきました」と仰っていたので挑戦してみました。ヤリ…ンが一人に執着する様になる話が好きなため……笑
    結果的に、スピンオフ元を読んでからの方が良いのでは???となりました。いや、ごめん、分からん。元の話を読んでいても分からんのか、読んだら分かるのか、なんも分からん。単話のレビューやこちらのレビューからも元の話とリンクする部分があるっぽいのは把握できるんですが、それ読んだら二人が惹かれ合った理由とか分かるんでしょうか?
    少なくとも、この作品だけでは全く分かりませんでした。そもそも全5話なのに3話終盤までず〜〜〜っと二人の初めてセッ…なんですよ。丁寧なのは良いんですけど、じゃあこの丁寧な一夜描写の中で二人が惹かれる要素を出したり話を進めてくれたりしないとさぁ……受けは状況的にもまだ分かるんですよ、それにしたって乗り換え早過ぎるけど…苦笑
    でも最後まで読んでも攻めが受けに執着する理由が分からない。3話までずっとセッ…なら、その後せめて4話で仲良くなるエピ入れてもらわないと感情移入できないのに、スピンオフ元の人達がわちゃわちゃ出てきて今作メインである筈の二人のシーンが削られまくってしまってもう内容の薄いこと薄いこと。肝心の海デート?の話も、二人の間には特に何も起こっていないんですよ。受け、下手すると攻めより攻めの弟との方が会話してる。これ元の話では何かあったということで良いのかな?(でも本作できちんと描かないと、何のためのスピンオフ丸々一冊やねんになっちゃうんだよ……)
    月1のセ…レ設定で、その会ってるシーンすらも1カットでダイジェストされるので本当に二人の会話シーンがない。
    正直最初のセッ…のシーンなんて1話でまとめられたので、攻めの家庭事情からくるトラウマや諦め、そこからの受けによる救済を掘り下げて残りの4話丁寧に使ってもらえてたらなぁ……1巻にまとめるのに慣れてない作者さまだと思うので、編集さんがうまく導いてあげてほしかったなぁ……と初見の私は思うのでした。
    あと感情が乗り切っていない表情によりセリフとちぐはぐになってたシーンも多くて気になったかな。
    ちなみにシーモアでは白抜き修正ですが、紙又はふゅーぷろのサイトでは“見え”ます。
  • 寮舎のイケメン同僚は至高のプレイメイト 完全版【単行本版】

    nocori

    大満足の完全版
    ネタバレ
    2025年1月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全266ページ。商業版前作では1話目しか収録されていなかった(前作発売時期に同人版の2話目が出たところでした)二人のお話が、同人版全話入れで完全版として商業で出てくれて本当に嬉しいです。同人版からこの二人がめ〜〜〜ちゃめちゃに大好きで、同人版も購入済ですが描き下ろし読みたさにこちらも、なんなら紙本も購入しました(コミコミの有償特典がR18同人誌なのでオススメです!) (回し者) 。
    商業版前作を持っている方も、セリフ変更や描き直されている部分が多く心理描写やページ数も増えているので買って損はないかと思います。何よりもこの二人の行く末を見届けてほしい……ッ!笑
    元々エロ同人として出されているのでそっち方面が濃厚なのはもちろんのこと、チョロ過ぎてあっという間に抱かれまくってるくせに(笑)超絶鈍感な受けがちゃんと「自分は男が好きなのか!?」って攻めとの関係性に悩んだりしてるのが良いんですよね。飄々とした攻めが余裕ぶった顔しながら実は受けを落とすために色々考えてがんばってるのもかわいい。受けは自分が振り回されてるって思ってるけど、実はどっちもどっちなんですよね。かわいい。この攻め、無茶苦茶やってる様に見えて端々から受けのこと愛おしいって思ってるのが伝わるので応援したくなっちゃう。実って良かったねぇ〜!(母)
    二人の掛け合いも凹凸がぴったりハマるというか、自然体で良き。あともう本当に体格差が良過ぎる。攻めがあの顔で体がっしりで、受けが抵抗しても全く響いてないのが本当に本当に好きで…………
    嫌な人が出てこないのもストレスなく読めて良いです。ちなみに職業に密接したストーリーはないので、警察好きで期待した方は肩透かしをくらうかも笑
    修正は輪郭線ありの白抜き。
  • 足立と賢太郎のかくしごと。【電子書籍特装版】

    おんせん

    二度楽しんじゃった
    ネタバレ
    2025年1月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『葵さんえっちしよ!』に登場した足立くんが攻めのスピンオフですが、元作品を読んでいなくても支障はありません。寧ろそちらを読んでいない方がハラハラできるかも。でも前作を知った上で読むとかわいい勘違い等にニヤニヤしながら楽しめます。
    というのも私は元々前作を知らずこの作品の単話を読んでいたんですが、先行レビューにてこの作品がスピンオフだと初めて知ったんですね(レビューしてくださった方ありがとう)。折角なので前作を読んでからこちらの単行本も楽しませていただいたんですが、知らない状態で読んでいたときにハラハラした流れが前作キャラとの関係性を知った上で読むと違う印象に変わっており、二度楽しめてしまったわけなんですね。足立くんではなく受け視点を中心にしてお話が進むのも、構成がうまいな〜。
    嫌な人も出てこず、最初から受け目線も攻め目線もあるのでもやもやもなく二人が惹かれる過程もすれ違う流れもしっかりしていて、主役二人のかわいい両片想いを堪能できて楽しめました!ただ、攻めが自分から言わない理由だけはもうちょっとあった方が説得力があったかな〜。あと大きい起伏はない安定したやさしいお話なので、そういうのが好きな方にはやや物足りないかも?
    特装版マンガにもえっちあり。ラフ掲載より二人のイチャイチャマンガが見たいタイプだから特装版のこの構成はどうにかならんかなと思うけど……苦笑
    修正はぼかし白抜き。単話の白抜きとは少し違い、単行本だと範囲がより広く白抜きされてしまってます(なぜ変える必要が…涙涙)。
  • 隠し味にはすこし甘い下心

    わが

    問題に対する答えがやや足りないかも?
    ネタバレ
    2025年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 二人が仲良くなっていく過程が丁寧に描かれていたのでお互いに惹かれる気持ちがすごく伝わってきました。攻めは受けが女装配信者であることを知っていて近づいたのか問題で一悶着あって終わりかな?と思ったらもう少し踏み込んだお話だったな。受けの女装理由が切なくて、でも攻めに救われて良かった!誠実で一生懸命で、応援したくなる二人でした。
    ただどうにもなにかが腑に落ちないな〜と思ったら、女装配信者のMAOである受けと現実の茉央である受け、推しなのか恋なのか、MAOが好きなのか茉央が好きなのか、とかの問題提起に対してはきちんと答えが描かれているのに対して、攻めの性的指向の変化っていうのかな?そこの描写が不明瞭だったからかも。
    そもそも受けはゲイで、好きになった人に毎回「お前が女だったら」と言われてきてるんですね。で、攻めはノンケなので、いくら女装がかわいくて配信者として推していても現実の受けはきちんと男性なので、その男性を好きになってしまった葛藤や戸惑いみたいなのがどうにもこの女装問題と混ぜこぜにされてしまった感があります。ここがやや曖昧になってしまったせいで、女装ではない“男である本当の自分”を受け入れてほしい受けと、それを受け入れる攻めという構図があんまり響いてこなかったのかも。攻め的にはMAOを含めて茉央で人間として彼が好き、って感じかも知れないけどそこに至る描写がほしかったかな個人的には。私の読解力がないだけかも知れないけど……
    初えっちも受け視点だけだったので、元々ノンケである攻めのモノローグとかもあった方が説得力出たんじゃないかな〜と思っちゃった。
    あとそれぞれお仕事描写は割と適当なのであんまり気にならない人向けです笑
    修正は白短冊。
  • 鳴かぬ蛍は青に焦がれる

    仁嶋中道

    ちょっと惜しい
    ネタバレ
    2024年12月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの腕にある痣を起点としてお話が展開していくわけですが、現実でも自分が気にしていなかったことでも勝手に他人からかわいそうって哀れまれたりコンプレックス扱いされ続けたりすると、自分の中でも段々そちらが真実みたいに思える様になってしまうんですよね。受けのそばに攻めが居てくれて良かった。攻めにとっては気にするべくもない何でもないことなので、愛しそうにその部分に触れる描写に受けと一緒にぐっときてしまったな。
    本作は受けの彼女がたくさん出てきてお話に絡んできますが、受けとの性的接触は一切ないのでこれ系苦手な方も安心して読めるかと思います。ただこういう、途中で心変わりするタイプの作品はそこまでの感情の動きの描写が重要になってくるのに、この作品は受けが彼女と別れてすぐ攻めが好き!になるのでちょっと納得しづらかったかも。受けが流されて好きでもない人と付き合っていたということなら納得できる流れなのですが、そういうわけでもなさそうな、でもそこまで彼女に想いが強くあったわけでもなさそうな、判別しにくい描写だったのがもやもやするかなぁ。
    そんで受けにとって攻めが大事な存在であることは表現されているのにそれが恋愛感情になる流れが急に雑というか、個人的には別に無理して同じ気持ちの「好き」にまとめなくても良かったかな……と思っちゃったな。実際受けも作中でそう言ってはいるけど、そこからのお話の展開全然ずっと「攻めが好き!」って感じですからね!笑 題材への向き合い方やラストがとても良かっただけに、そこだけちょっと残念だったかも。
    修正は白短冊。本番なしの抜きあいまでです。
  • ちかげくんの好きな【電子限定描き下ろし付】

    やのやぎ

    ※(まだ)付き合ってない
    ネタバレ
    2024年12月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この攻め、陽キャだから(偏見)元々ボディタッチが多いにしても勝手にキスしてくるし(※付き合ってない)、バックハグしてくるし(※付き合ってない)、手繋いでくるし(※付き合ってない)、一緒に遊びに行くことを“デート”って言うし(※付き合ってない)、ノンケのくせにセッ…までするつもりで受けの家に来るし(※付き合ってない)で、よくよく考えると言動がたらしクズ男のそれで戦くんですけど、本編中全くそう感じさせないのは随所に描写されている攻めの受けへの恋慕の表情と、攻めとほぼ同タイミングで受けが攻めへと想いを寄せていっている描写があるからなんですよね。二人が惹かれあっていてお互いにそれに気づいているなぁっていうのが分かるので、ぐいぐいいく攻めを受けが受け入れているのが自然に見える。いや、さすがに告白とかないままに二人がセッ…にまで及ぼうとしたのにはびっくりしたけど…笑
    嫌な人も出てこないし受けのオタク仕草があるあるでお話に入り込みやすくて、二人でオタク活動しながら仲を深めていく過程も自然で攻めや『ゆめスタ』(受けのハマっているアニメ)に感化されて受けが成長する展開もすごく良かった!
    ただ個人的に、終盤で攻めが一度受けに拒まれただけで受けからのメッセや着信を何日も既読スルーして逃げてたところはちょっと引っかかったかなぁ。作中でずっと、受けの好きなものを一緒に楽しんでくれる寛容さがあって多少強引でも受けが嫌がることは絶対にしたくないというスタンスだったのに、ここにきて受けが悲しむって分かりきってることをするんかい!ってちょっと残念な気持ちになっちゃった。一言くらいは連絡してくれ。なんだかこの流れだけはお話に動かされてる感が出ちゃって勿体なかったな。
    ゆめスタを二人で観た際に攻めが作品の伝えたい意図を汲み取り理解してくれていた描写が作中であったので、受けの様に攻めも成長する描写とかあったら良かったな〜。お前は『ゆめスタ』から何を学んだんだよ……!(誰?)
    修正は輪郭線ありの白抜き。ちなみに攻めは元ノンケだけど男とすることへの抵抗や戸惑い描写はないです!笑
  • にせものヴァンプは食べられたい!【デジタル特装版】

    土田はる

    ふわっと読むのが正解かも
    ネタバレ
    2024年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けがポジティブで愛嬌があって、一見ナルシストにも見えるんだけど努力家っていうのが良かったな。
    受けが攻めへの気持ちに気づく描写も攻めが受けに惹かれる理由もきちんと描かれていて二人の恋愛はしっかり追ってくれてたんですが、反面サブキャラの思考や起きる事件に深みや連動性がなくて、もう少し伏線を張ったりお話が練られてたらもっと面白くなっただろうな〜という感想です。
    折角の特殊設定なのに絶妙に活かしきれていないっていうのかな、作中に出ていない設定がたくさんあるのかも。触りしか出されていない内容なせいで表面だけを読まされてる感じなんですよね。
    受けの血がなぜ特別なのかの掘り下げもないし、近づくとにおいで分かるくらいなら一番近くに居た攻めがいままで気づかなかったのも違和感あるというか……(攻めともう一人のキャラは血が出てから気づいてたけど、別のキャラは近づいただけで分かってたので嗅覚の違い?)
    吸血種達は輸血パック等で血液を補っているっぽいのですが、「小腹が空いたから」という理由でホイホイ周りの人間の血拝借して治安脅かしてるのも危ういし(法律ないんかな)。攻めは祖母に自分が吸血種であることを知られたくないとのことだったけど、斡旋されたお見合い相手が攻めが吸血種だということを既に知ってたのはなんで?受けが犯罪者扱いされて周りからハブられてたときに攻めが一週間学校を休んだ本当の理由も分からないし……(それとも本当に風邪だったんか!?)
    でもわざわざ気にしなければ気にならないかもな〜???とも思うので、ふわっと読み流すのが正解かも。あとキュンがもう少しほしかったかなぁ。
    修正は白抜き。初めて同士なので◎、いれてソッコーで攻めが達しちゃうのが好きなオタクだからヤッター!って言いました笑
    特装版は遊園地お泊まりデートのお話。
  • わたすもんか微熱【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

    きみあたる

    切なさに振切るにはやや土台は足りないけど
    ネタバレ
    2024年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「練習」のはずだったのに本気になっちゃって、でも相手には何とも思われてないと思い込んでるが故にすれ違っちゃう二人の切ないお話…………だとは思うんですが、読者からするとほぼ二人がセッ…してる場面しか見てないのでお互いにどうしてそんなに好きになったんだ?と言う疑問がずっとあり、二人の心情や演出との温度差が大きくて離別するシーンに対して盛り上がりきれなかったなぁ。
    攻めは出会ってすぐの受けと一度セッ…しただけで大好きになっちゃうし、受けは好きな人(先輩)がいるのに攻めへと気持ちが揺れ動いちゃう…みたいな描写が切なくてどきどきする……はずなのに、そもそも先輩への気持ちが感じられるシーンがあんまりないからそれもない。
    先輩からのあだ名で呼んでって受けに言われたけど呼びたくなくて(先輩の代わりだと思われたくなくて)自分の呼び方で何度も何度も受けの名前を呼ぶところとか、攻めの切ない片想いの心情があらわれててめ〜〜〜〜ちゃめちゃ良いシーンだし、他にもそういう刺さる演出がたくさんあるのに、そもそもの土台が薄いから効果が半減されちゃうんですよね(でもこれが気にならない人は全然気にならないだろうなとも思う)。
    なので途中まではう〜んだったんですが、ラストと描き下ろし諸々があまりにも良過ぎて思ってたこと全部飛んで「星5です!!!!!」になっちゃった笑笑笑
    電子特典もシーモア限定特典もあまりにもかわいいのでずるい。
    あと受けも攻めもお互いが初めてなので、余計なノイズがないのも読みやすかったです。
    修正は白抜きですが、修正箇所の周囲に敢えてなのか影トーンが貼られていてすべて形が分かる様になっています。感謝。
  • 素直になれない桜くん

    しまむら純

    王道展開は良いけどパンチが弱いかも
    ネタバレ
    2024年10月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の黒髪主人公が受けです。
    試し読みで確認できる絵柄と表紙の絵柄が随分と違うことと、1話でのいつか攻めに気持ちを伝えたいと意気込む受けが誰かにフラれた人の「告白しなきゃ友達のままでいられたのに」を偶然聞いてしまい怯む展開や、攻めの写真を生徒手帳に入れて持ち歩く⇒本人バレの展開が少し古めのテンプレ(この言い方好きじゃないけど)をあまりにもきれいになぞっていたので逆にここからどう持っていってくれるか!?というのが気になり購入しました笑
    結果的には、うーん、無茶な展開はないし減点ポイントがあるわけでもないんだけれど、この二人だからこその突出した展開みたいなのがもう少しあったら良かったな。1話が王道ながらも、受けが恋に落ちる瞬間や攻めの受けに対する印象が変わるシーンが丁寧に描写してあってすごく良かったんですよね。受けの泣き顔もメチャメチャかわいくて、強気な子の泣き顔描くの好きなんだろな〜!みたいなのも伝わってきて。だからこそ期待したんですが図書委員やヤンキー要素、中学時からの片想い設定は2話以降では活かされず、受けのかわいいところは前半にたくさんあるんだけど攻めの見せ場がほぼなかったのも物足りないと感じる一因かも。
    絵柄の変遷について記載しておくと、表紙の様な幼めの絵柄は2話〜で、1話のみゴツめ大人っぽい絵柄です。個人的には1話のゴツいのに柔らかさの残る作画タッチが好きだなぁと感じていたので、絵柄もだけど線がどんどんかたくなってっちゃって平面的になっちゃったのも少し残念だったかな。
    修正は白短冊。初めての受けがあんまり感じられなくて攻めが一人で達しちゃうのが、なんだかリアルで良かったな笑
  • しょうがないけど愛おしい【電子限定描き下ろし付き】

    ななつの航

    一途というのは
    ネタバレ
    2024年9月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全247ページ。
    攻め、やってることは確かに犯罪だしナチュラルボーンストーカーなのでちょいちょい悪意なくヤバ発言するけど、矯正しようとしてた受けがどんどん絆されて攻めに惹かれていく流れが自然で良かったです。同性だし、幼い頃を知っているからこそ今更意識を変えるのは難しいし、こんな自分のことが好きなのは攻めが狭い世界しか知らないからでは?と不安になる受けの葛藤もよく分かるんですよね。でも自分がオカズにされて自分の家で抜かれてるのまで容認してて笑っちゃった。攻めに激甘。攻めも従順でかわんこでかわいいんですよね(まあストーカーだが……)。
    攻め、自分の想いが叶うことはないと思いつつ諦めたりはせず自分の中で大事に抱えて生きていくつもりだったのが本当に健気だし、受け以外では全く反応しないのが本当に信用できます。『一途』っていうのはこれだよこれ〜〜〜ッ!!!になっちゃった。
    そもそも受け以外で抜いたこともないのでは?という感じがしたんだけど、隣室に越してきてからでもオカズが足りないって嘆いてるのに会ってなかった数年間どうしてたんだろう笑
    早…なのに復活早くて絶倫だったのも良かった!笑 受け以外では反応すらしないのに受けだとキスだけでたつし興奮してすぐ出ちゃうんですよ……かわいいね。
    受けが自分が抱かれる側だと予想して、攻めと話し合うよりも前に自分でお尻の準備を進めてるのもスケベに積極的で良かった……かわいいね。
    修正は輪郭線ありの白抜き。交際後の二人ももう少し見たかったな〜。
  • 退勤後、卯坂さんを脱がしたら~ツンデレ先輩のえっちなヒミツ【単行本版/電子特装版小冊子付き】

    花森玉子

    この上司のギャップがすごい!2024
    ネタバレ
    2024年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく受けがかわいい!ふわふわの女装姿も勿論ですが、顔はスン……てしてるのに動揺してタイピングおかしなことになってたりとか真っ赤な照れ顔とか、普段の塩な態度のギャップとも相まって女装時だけじゃなくて言動ひとつひとつがめ〜〜〜ちゃめちゃにかわいい……これは沼る。誰かに手篭めにされる前に攻めに見出されて良かった笑
    一方攻めは一見爽やか好青年だけど何にも執着してこなかったタイプ。この攻めが受けのことが気になって仕方なくなって受けを追いかけ回す大型わんこになっていく様が面白いです。
    ただ読み終えた後だと、最初に攻めが受けの副業を知った後なぜ受けを脅す方向にいったのかが繋がらないので、その部分がお話を進めるための雑な台本になってしまったのが惜しかったかなぁ。童貞が上司を脅してまでフェ…させたりオナ…させたりする考えになるかな???元々性格悪いとかセッ…大好きなタイプとかなら納得できるけど、この攻めだとちょっと合わないんですよね。
    あとこの攻めは折角童貞設定なのに謎に手馴れ過ぎてて最初の首舐め以外童貞感が全くなかったのも残念だったな(当方童貞設定大好きオタクなため判定厳しめです)。
    受けも受けで、脅されて攻めの言いなりになってたのは実は攻めが好きだったからかな……?とか思ってたら特にそういうわけでもなかったので、じゃあもっと抵抗せぇ!!!になってしまった笑 元々ドスケベにしたって(笑)、危機感なさ過ぎる。攻めに見出されて良かった(二回目)。
    絵がほ〜〜〜んとにふわふわでかわいくて、終始画面がお砂糖みたいな甘さでいっぱいなのにセッ…がすごくえっちでハチャメチャに良かったのでそこら辺が勿体なかったな。甘めの星5。続くみたいなので楽しみです!
    修正は残念白抜き(カリの形が分からない白抜き)。
  • 異世界転生!悪役王子は護衛騎士に溺愛される!!【コミックス版】

    秋雨るい

    恋愛面は少女漫画味が強い
    ネタバレ
    2024年9月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界転生悪役令嬢物のBL版かな?と思って読みましたが、思った以上に恋愛面が少女漫画でした。現代知識を使ってチートするわけでもなければ本来の展開回避のためにどうにかこうにか画策するわけでもなく(後述します)、ただただ2巻分二人が身も心も結ばれるまでの約10年のもだもだが描かれています。くっつくのは受けが成長してからとは言えども攻めが6歳の受けと出会ったときからそういう意味で受けを見ていたので、苦手な人はご注意ください。当て馬がかなりウザいけど攻めはずっと受けしか見てないのでそこの安心感はあります。
    あと精神が身体に合わせて幼くなるという話、分かるんだけど転生直後でそんなすぐ幼児みたいなリアクションになるか?という違和感が受けに対してずっとあったのですが、成長してからも喋り方などが変わらないのでそもそもこの受けの人格が元高校生にそぐわず元々かなり幼かったのかも……?苦笑
    先述した“本来の展開回避のために画策していない”というのは読者目線での話で、受け本人的には“本来は悪人で嫌われ者だから嫌われない様にいいこにして頑張ってきた”という自己評価みたいなのですが、こちらからするとそれだけ!?って感じなんですよね。確かに受けが転生した当初は小説と違い王族が良い人達なので自分さえ問題を起こさなければ…と考えるのは理解できるのですが、件の謀反時期が近づくにつれて黒幕の画策によってじわじわと事実が捻じ曲げられて自分達が追い詰められていってることに全く気づかない。魔素が人より見える様になったという設定を活かす場面もまだないので(恐らく3巻で活用されそうな設定)、読者的には「10年も何をしていたんだこいつは…!?」になっちゃった。
    話の筋的にはかなり面白いのですが、恋愛面をこちらともう少し絡めて進めてくれてればもっと良かったかも。3巻で完結予定とのことなので、次でどう転ぶかかな。
    1巻キスまで、2巻はセッ…あり。修正は結合部分や先端にぼかし。大洋図書さんて本来白線修正だけど、絶対に出版社に修正はさせねぇ…!みたいな気概を感じる笑
  • きいろのはる【単行本版】【シーモア限定特典付き】

    咲みなん

    受けの心理描写が足りない
    ネタバレ
    2024年9月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 紙本購入済です(Cannaさんは紙は白短冊・電子は白抜きなため……)。3.5って感じの星4です。
    幼馴染み二人にしか分からない、二人だけの空気感がこちらまで伝わってきて良かった!ずっと一緒に居た、恋愛対象として見たことのなかった幼馴染みに対して突如抱いてしまった自分の感情を持て余したり受け入れたりの攻めの丁寧な心の葛藤は本当に素晴らしかったんですよ。
    でも逆に、攻めにページを割き過ぎて受けの心理描写が殆どないんですね。受けに幼馴染みの、人間としての攻めに対する“特別”な感情があるのは分かるのですが、それがどう恋愛感情になるのか?というところを描写して欲しかったかなぁ。後半までずっと攻めからの好意に戸惑っていて恋愛対象としては脈なしなのでは?という感じだったのに攻めが約束を違えて自分から離れるつもりでいる、と知ったら急に焦り出してくっつくのはちょっと展開としては乱暴かも、と思ってしまいました。攻めへの“特別”は随所に表現されているのに、肝心な恋愛感情へ変化する(自覚する?)心理描写がないせいで、単純に攻めに依存してるだけでは?みたいに見えちゃう。攻めへの恋愛感情を本人が自覚してなかっただけかとも思ったけど、彼女に特に感情のなかった攻めと違ってこの受けは彼女と別れる度にきちんと悲しみでヘコんでいる(彼女のことをきちんと好きだったということなので)ので、ラストがな〜〜〜んか納得できない気持ちに拍車をかけ…………苦笑
    当て馬も結局どうしてあげたかったんだ?みたいな舞台装置っぷりだったのも消化不良かも。
    本編は抜きあいまでで本番なし。補足情報として、コミコミの小冊子では最後までしていますがフェ…メインです!
  • 悪癖と悪食

    左藤さなゆき

    1話の引きが強過ぎる
    ネタバレ
    2024年8月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 浮気するタイプのクズ攻めって本当に苦手で(ドドド固定厨なので)メチャメチャ迷ったけどレビューがあまりにも気になって購入してしまいました……!笑
    受けを呼び出してわざわざ受けが来るタイミングに合わせて他の人間を連れ込むの、愛情を確かめたいのかな?最初の女相手へははっきり言ってくれたし受けへの気持ちが少しはあるのかな?って感じだったけど次の男の受けへの悪口は適当にかわしてて(受けが居ることに気づいてなかったから?)やっぱ読み進めらんないかも…………になったところにラストの引きですよ。そうくる!?!?受け、強過ぎる。健気受けの皮を被った何かだった。ある意味一番厄介かも知れないですね。
    タイトルってやっぱり受けと攻めのことなのかな〜?1話ラストで攻めへの溜飲が少し下がったので(笑)、今後も追いたいと思います!
  • スキだと言いたいだけなのに【電子限定描き下ろし付き】

    壱あらた

    かわいいのにうっすらもやもやが残る
    ネタバレ
    2024年8月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 愛されたい欲求を強く持っているのに都合の良い穴扱いですぐ浮気されちゃう受けと、好きな子には素直になれない攻め。
    かわいいんです、かわいいんですよ。ストーリーも無理なく絵も安定して綺麗で高評価全然分かる、ただ私はず………………っと受けがうっすらかわいそうで、読んでいて最後まで胸が痛くてストレス値がすごかったです。受けが楽しそうに笑ってるシーンはたくさんあるし別学科や学外には友達も居るし全然暗いお話ではなくラブコメの部類なんですが、だからこそ受けの扱いに対するフォローがないんですよね。親からは期待されないままだし結局大学における周りからの受けの扱いは変わらないし、攻めの友達は噂だけで受けのことを決めつけるし、攻めにモーションかけてたモブ女は諦めたのか分からないし、自分と反対の小柄な子と浮気された受けに対して「お前みたいな図体デカい野郎なんか好きになるかよ」って攻めが天邪鬼とはいえ追い討ちかけて傷つけた事実は消えないしで、スッキリしない。
    ノンケの攻めが男の受けのことを好きになったきっかけもきちんとあるし脳内で受けのことかわいいかわいい言ってるのはかわいいんですよ。途中までは受けに好かれようと頑張っている姿も評価できるのですが、そもそも悪態が鋭利過ぎるのと肝心なときに自信のなさから身を引くのでこれから先お前は本当に受けを任せるに値する人間なのか?になっちゃった(親?)。当て馬に発破かけられないと行動できない程度の気持ちなんだ〜……になっちゃって。
    そんで結局交際後もベッドでしか素直になれず、受けを不安にさせてしまったのが分かってから本音を言う流れなの、攻めの成長が牛の歩み過ぎる……受けがそれすら言えなくなっちゃったらどうするんだろう。ラストがせめて悪態ついた後自分で気づいて自ら本音を言い直すとかだったら攻めのこと認めてあげても良かったけど……(親??) 良くも悪くも攻めのこれからの伸び代があり過ぎる(=今作で成長がなさ過ぎる)のかな〜。あと攻めのネタばらしが2話だったからって、1話で酔い潰れてる受けのこと普通に放って帰ろうとしたのも謎でした。好きな相手ですよね???
    受けが本当に健気で良い子だから、もっと幸せにしてあげてほしいと思ってしまったな。
    修正は輪郭線ありの白抜き。
  • 明日に続くただいまを

    横山よ紗

    名前をつける
    ネタバレ
    2024年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ただのクラスメイトで、友達とも少し違って、地元から出て同じ大学に行くからとルームシェアを始めて、無自覚な二人がゆっくり時間をかけて自分の感情や二人の関係に名前をつけるまで。
    当て馬も嫌な人も出てこないので、丁寧に描写された二人の感情に集中して読めます。過去話と現在のお話が行ったり来たりしますが、表現が分かりやすいので混乱することもないです。
    個人的に、なんといっても攻めが恋愛感情の自覚を持つまでの描写がお見事なんですよね。一足飛びに好きかも!じゃなくて、周りの言動や小さな出来事が積み重なって、いままで自分のしてきたこともきれいな伏線となってじわじわと理解していく。ルームシェアを始めてから女が欲しいと思ったことがないことに気づいて、受けから意識を逸らすために合コンに行くか!となるのに数秒後に受けに会ったら即やっぱり行かないになるところがメチャメチャに好きで……かわい過ぎる……
    ただ他が丁寧だった分、転機となる寝ている間に攻めにキスをされた受けが「俺のことが嫌いだからキスしたのか?」になる展開だけは繋がらなくて勿体なかったかも。攻めのシャンプーを使うなって言われたり、攻めの友達に自分とのルームシェアを話してもらえてなかったり、そういう伏線があった上で攻めが「受けと一緒にいるのが限界」と他人に話してるのを聞いて、悲観的な性格の受けがいよいよ「俺は攻めに嫌われてたんだ」となるのはすごく納得できるのに、「鬱憤を晴らすためにキスした?」になるのは何でだよ!!!になっちゃった。起きてるときなら嫌がらせでもまだ分かるけど、嫌いな相手が寝てる間にキスしても自分が不快になるだけなのよ……笑
    それ以外はほ〜〜〜んとにメチャメチャ丁寧で入り込めました。方言もお話の柔らかい雰囲気に合っててかわいかった!
    修正は白抜き。
  • 【神回】イケメン配信者にリア凸してみた

    黒田くろた

    描き下ろしが神回
    ネタバレ
    2024年8月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話も読んでいたのですが、描き下ろし読みたさに購入しました。
    受けが好き過ぎて受けへの気持ちを捨てるために受けにひどいこと言ったり距離取ったりして嫌われようとする攻め、あまりにも拗らせ過ぎているし不器用。受けが明るくいなそうとするのが健気で泣けちゃうよ〜。冗談ぽく流そうとしてもそりゃ傷ついていて、もう本当にずっっっっと健気だしかわいそう。受け、視聴者の前で友達だとは言い張るけど絶対に一方的に攻めとの写真をバラしたり思い出を話したりしないのも良いんですよね。
    一度関係を断つの、確かに受けは攻めが離れてから自分の攻めへの気持ちに気づくので必要な過程ではあったと思うんですけど、それにしたって攻めが自己完結して話し合いもせずに関係を終わらせようとするせいでま〜〜〜拗れる拗れる……しかも両想いになった後も受けは攻めの連絡先も住所も知らないのに一ヶ月一度も連絡しないとかもなんか……なんだこいつ…………
    ハピエンはハピエンだけど個人的になんかもっとこの攻めに対して溜飲を下げられる様な展開があっても良いのでは?(攻めの心理描写もあるけどなんだか受けに強く感情移入しちゃったな〜)と思っていたところに描き下ろしですよ。描き下ろしのタイトルで大体の方は察しがつくと思うのですが、想像通りのことが起きます。最高〜〜〜!!! 一緒に飲むのが初めて、っていうのが二人が別々に過ごした年数と、いま一緒に居られることへの感慨に浸ってしまった。もっと甘くても良かったけど!笑
    カバー裏の、いままでの箍が外れて受けにべったり甘える攻めもかわいかったです。もっとイチャラブが見たいので続編あったら嬉しいな。
    修正はぼかし白抜き。
  • 俺たち運命じゃないのに!

    九羊ボン

    受けのこと一生君付けで呼んでほしい
    ネタバレ
    2024年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ キラキラアイドルしてる描写はそんなにないしプロ意識とかファンに対する向き合い方とかそういう話は一切出てこないので、アイドル物におけるキラキラ感が好きでそれを求めてる人は物足りなく感じるかも。とはいえアイドルならではの事件や展開はあるので、たまたま主役二人の職業がアイドルだった、くらいの軽い認識で読むと楽しいです。真面目に読むとまず30でアイドルデビューが有り得ん笑笑笑になっちゃうので……苦笑
    攻め、塩かと思ったら本当は受けのこと大好きなのがめ〜〜〜〜〜ちゃめちゃかわいかったな……首まで赤くなっちゃうの好(ハオ)過ぎる。子どもっぽい部分も残しつつ仕事で受けをフォローしたり受けを守ろうと必死に頑張ってたり、何よりあのツンツンした態度で受けのこと君付けで呼ぶのがもう…お前が今年度最強の年下攻めだよ……。受けが何でも一人で背負い過ぎて暴走するきらいがあるのでこれからどんどん甘やかしていってあげてほしい。
    個人的にはタイトルが内容に掠っていないこと、受けのうなじに関する設定の掘り下げが欲しかったこと、あれだけ引っ張った受けの体調不良の理由が謎だったこと(ストレスとか言ってたけどどこにそこまでストレスを溜める要素が?)、お話がめまぐるしく展開する分二人の心理描写や出来事が薄味だったこと、が気になったかな。全体的には、当て馬も居ないしずっとラブラブでかわいくて読みやすかったです。
    あと攻めの親がαとβの再婚なの、どんな決意で一緒になったのか気になる。強烈な個性を放っていたサブキャラ西澤さんの番も気になるよ〜!
    修正は白短冊。
  • 1095日の花束

    みつこ

    別れてからの同居生活
    ネタバレ
    2024年8月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1話で別れることになったものの、新しい部屋がすぐに見つからず結局そのまま元恋人との生活を続けるのがリアルだな……と思いました。現実だと同棲してると勢いで別れてすぐはいさようなら、にはならないんですよね。
    破局したとはいっても同居は続いたままでなんなら以前よりも二人の時間は取れているし当て馬も出てこないし、大きく物語が動くわけではないので思ったより心穏やかに読めました。
    受けや作中の人物が攻めのことを察しが悪いって表現してて実際そうなんだけど、受けもかなりの意地っ張りなので最悪なマリアージュが起きてて笑ってしまったな。でも描き下ろしで、攻めがいままで気づいてなかった受けの自分への熱視線や自分が帰ってくるのをわざわざ起きて待ってたってことに気づいたのが進歩だしかわいかったな。電子特典は受けの進歩の話で、こちらもかわいかった!それにしても攻めの職場の人達はプライバシーの配慮、ないのかな…!?笑
    何年も一緒に居ると以前は言えていたことが素直に言えなくなったり見えていたことも見えなくなってしまったり、些細なすれ違いが積み重なって少しずつ歪みがうまれていくものだけど、都度都度話しあって気持ちを確かめあってこれからも健やかに過ごしていってほしいな〜と思う二人でした。
    修正は白短冊。
  • 夢で逢えたら覚悟して

    ドンドン

    ワイプの使い方
    2024年8月2日
    全238ページ。人間と悪魔が共生する様になったとはいえ差別意識は根強く残る世界で、夢魔ということは学校では明かさずに過ごしている受け。人間から見た悪魔の認識だったり自分の本能だったりに悩む姿に切なくなる場面もありつつ、全体的にギャグ調で軽快なテンポで進むため重くなり過ぎずに読み進められます。
    望みの夢を見せる夢屋、という設定がまず面白いんですが夢の作り方がかわいくてすごくわくわくしました。私もやりたい。そんで攻めの心象が意味不明過ぎる笑
    見せてる夢を受けがワイプ作って見てるのも発想が面白い。最初はこのワイプ芸のこと笑って読んでたのに後半であんな使い方されて、あんなにきゅんとさせられるなんて思いもしませんでした…………
    攻めは一見仏頂面だけど最初から受けしか見えてないのが分かるので安心して読めるところも良い。受けが声かけるとぽわぽわお花飛ばすの、愛し。
    テンポの良いギャグで間髪入れずに笑わせてくるのにコマの細かいところひとつひとつが綺麗に伏線になっていて、じわじわと繋がっていくんですよね。ギャグかと思ったらあまりにもやさしいお話だった……漫画の構成がうま過ぎる。
    修正は白抜き。本番は最後に1回だけなんですがあまりのえっちさでどうにかなるかと思った。
    二人の続編も読みたいけど、同世界線で色々な悪魔や人間のお話も読みたい〜!となりました。
  • 幸運のインシデント

    後藤ほの

    ほわほわでかわいい二人
    ネタバレ
    2024年8月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラッキースケベしちゃう体質な受けとラッキースケベされちゃう体質な攻めが出会ったことによって仲良くなっていく二人のお話。二人で居るとお互いにしか作用しないことが分かって一緒に居よう!となり、相手の人柄やお互いの苦労を知ったりして仲を深めていく過程が丁寧に描かれていて読みやすかったです。
    ラッキースケベ設定ですがお話や作画がすごく和やかで、いやらしいとかエロ特化という感じではないのも個人的には良かったな。逆にそこを期待して読むとかなり物足りないかな〜と思います笑
    まず受けがラッキースケベ体質なのに女子のパ…チラを目を瞑って見ない様にしたりだとか配慮があって(ただし言い方があれで女子からの好感度は下がるのでかわいそう)、喜んで女子に近づきにいかないのがとても良い!なんだかんだ面倒見が良くて優しいところも随所で表現されていて、これは好きになっちゃうよ〜。
    攻めも穏やかで大らか、褒め言葉がすぐに出てくる素直っぷりだし受けと居るとずっと嬉しそうなのがかわいい。ヤキモチも態度だけでなく言葉でも伝える。かわいい。ゴールデンレトリバーみたい。ほわほわなのに、やるときはちゃんとやる男なのもまた良い。
    ちょっと勿体ないなと思ったのは、受けの家庭事情だったりお友達の不良っぷりだったり(階段塞ぐな笑)(この平気で階段塞ぐ人達としっかり者の受けが仲良しなのが繋がりにくかった)、あんまり掘り下げられなかったことかなぁ。攻めがこの性格に至るまでのことももっと知りたかった。作品内であんまり大きく物事が動かないので、もう少し入れ込む余地はあったのでは……と思ってしまったな。多分出されていない設定がかなりある様に見受けられるのに、削ぎ落とし過ぎて逆に物足りなくなっちゃった……みたいな印象。あと敢えてなのか女子が全員モブ味強過ぎて、当て馬の子くらいはもう少し特徴があっても良かったかも。
    一応行為の本番はあるけどさら……って感じです。修正必要箇所もなし。事故ちゅーじゃないちゅーをするときの二人がすごくかわいくて良かった!
  • アンマッチング・ハートビート

    琢磨

    “生理的に無理”な理由
    ネタバレ
    2024年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『ずっと君のターン』に出てきた当て馬・明日馬くん(受け)のスピンオフ(関連シリーズを読んでいなくても全く問題ありません)。明日馬くんの『馬』は当て馬の『馬』…!作者さまの同人誌で二人のお話を読んだときからどう転んだらこの二人がくっつくんだ!?と思っていたので、単話も追っていたし一冊の本になるのを楽しみにしていました。
    まず攻めと受けは長年の幼馴染みで気心が知れているので会話のテンポが良くて、二人のやり取りを見ているだけでも楽しい。家族みたいに何でも話せる、だからこそ気づかないうちに歯車がズレて、傷つけてしまった。後半で明かされる、受けが攻めのことが生理的に無理な理由というのが本当に切なくて……
    二人の気兼ねない掛け合いやテンポの良いギャグと、この理由の切なさのギャップが絶妙なんですよね。
    個人的には、ノンケの攻めが受けを好きになるのがあっさり過ぎたかな?というのと、あんな小さい1コマじゃ足りないくらい、受けを傷つけてきたことをもっとハチャメチャに後悔して懺悔して欲しかったな〜!という私の好みの問題で星4かなぁ……笑
    でも無事にくっついてくれて良かった!ラストの告白シーンはあのときのリベンジ構図でぐっときました。攻めは受けのことをいままでの分も含めてメチャメチャに愛してあげて欲しいな。
    本編はキスまで、描き下ろしで本番あり。修正は白抜き。
    あとこれ気になってたんですけど何で受けは美容師だしオシャレ設定なのにずっと同じ服なんですか……???
  • 手のひらサイズの君にキス

    柚木ゆー

    攻めの溺愛っぷりが突き抜けていて良い
    ネタバレ
    2024年7月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の黒髪が攻めで、女装しているのが受けです。
    1話目で再会⇒告白⇒セッ…まで爆速で済ますので慄いたけど(笑)、め〜〜〜ちゃめちゃ面白かった!
    自分の身長がコンプレックスで攻めに抱かれてるときも「もっと小さくて愛らしい体だったら良かったのに」って体の大きさを気にしちゃう攻めよりでかい受けが卑屈でかわいい。
    攻めは小さいときからずっと受けが好きで、受けに見合う男になるために自分磨きに励んで有名企業に就職したりいずれ受けと暮らすためのマンションに住んだり(この時点ではまだ再会もしていない笑)執着系なので溺愛っぷりが凄まじくて、自己肯定感の低い受けを大きい愛で包み込んでくれるのでとってもバランスの良い二人でした。小さい受けを着飾っていくうちに段々ぬい活に目覚めていくのも、“こちら側”としてはあるあるが多くて読みやすかったです。可愛ければなんでもいい、真理過ぎる。
    受けは不定期に小さくなったり元に戻ったりを繰り返すんですが、小さくなったときのプレイが綿棒だったり、攻めが受けを掌に乗せてフェ…したりと変態的で倒錯的なものが多くてすごかった。色々な意味で「大きくても小さくても受けのことが大好きだよ」と言う自分の言葉を体現する攻め、良過ぎたな。
    だからこそ1話で久しぶりに再会した攻めから告白されたときに受けが急に自覚して「俺も好きかも」となる流れだったのが不自然で勿体なかったかも。
    あと二人の幼馴染みでずっと受けに片想いしていた当て馬が登場するのですが、激しい思い込み⇒尾行⇒不法侵入⇒拉致をコンボでキメてくる犯罪者なのに裁かれてないのが個人的にホラーでだめだったな〜。描き下ろしで攻めと受けがこの当て馬の北海道異動送別会してたの正気か???になっちゃった。送るなら北海道じゃなくて刑務所だろ。もしスピンオフがあるならこのストーカー男の激ヤバ所業をマジ叱咤して手綱握ってくれる相手とが良いな笑
    修正は白抜き。電子特典はカラーのえっちな漫画2ページ(『今夜〜』もそうだったけど、圧倒的感謝)。
  • お前のほうからキスしてくれよ【単行本版(電子限定10P有償小冊子付)】

    やまやで

    これを誠実とは言わないのでは?
    ネタバレ
    2024年7月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻め、誠実キャラ?なのにそもそもマチアプで出会った相手を家にあげているのがおかしい。防犯意識が低いのもそうだし、「受けが安心できる場所でありたい」と言う割にはいくら掃除したとしても他の男とセッ…した部屋へ受けをあげるのが理解できない。ベッドだってローションやゴムだって(受けが「自分のために用意してくれてる」って思ってるのがまたかわいそうで泣ける)他の男と使ったものじゃん……になっちゃってだめだったな。
    しかも“今日は”とかじゃなくて“一定期間”なのも謎。その期間にセッ…しまくって欲を発散してるってこと?毎月25日は受けが落ち込む日だって分かってるのに、受けが連絡しなければアプリで会った相手とそのまま過ごしてたってこと?クリスマスに?
    どうしてわざわざ“受けが頻繁に泊まりにくる受けの私物がたくさんある部屋(合鍵まで渡している)”で“何日もかける”のかの説明が一切ないので、攻めに対する嫌悪感が凄まじくてお話に集中できませんでした。どういう気持ちで受けやセ…レを家にあげてんだ?
    この設定が掘り下げられないせいで、受けが「攻めが俺で興奮してる」って喜んでるシーンも「そりゃ好きな相手がいるのにどうでもいい奴とセッ…できる男だからね」になって全然感情移入できないんですよね。“受けが安心できる場所になりたい”ならまずはマチアプで出会った相手だかセ…レだかと家でセッ…するのをやめよう!!!になっちゃった(物理的な意味だけでないことは重々承知していますが)。
    すれ違いからのハッピーエンドも感動的だったのに、なんだかそこが引っかかってもやもやしてしまった。
    受けは受けでノンケだったはずなのに攻めを恋愛対象として意識するのが早過ぎて謎だし(ノンケとゲイの拗らせを軸としているお話で意識の違いやトラウマを絡めて丁寧に描かれているのに、なぜ肝心なノンケ側の自覚が一足飛びに即恋愛対象という雑な描写なのか?)、しごできキャラなのにお仕事描写があんまりなくて伝わらないし、父親のことも何も解決してないし、個人的には消化不良だったなぁ。少なくとも父親については続編で回収されると良いな〜。
    修正は白抜き。本編は抜きあい・す股まで。
    電子限定小冊子は漫画8ページ(乳首いじりまで)・残り2ページはキャラ設定。
  • メロドラマチックフィクション

    うしの

    筋書きに合わせて動くキャラクター
    ネタバレ
    2024年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 既に仰られている方が居るのですが受けの少女漫画が好きという設定、そこまで隠したいのは何故なのか?から始まり、そもそも自分がどういう立ち位置として少女漫画のヒーローに対してときめいているのかが分からず……ヒロインの女の子としてときめいているなら、自分がヒーロー側の感覚でないことに対して葛藤があっても良いはずなのですが……元々女性と付き合ってたんですよね?でもヒロイン側としてときめいたり普段の攻めにもときめいたり、受けに迫ってきた当て馬の先輩も「彼女と別れたからヤらせろ」とか、この世界って異性愛・同性愛の区別は特にないのかな?と思ったけど他場面でのセリフから察するにそういうわけでもなさそうだし……
    攻めの演技についての描写も中途半端で、人間関係がうまくいかずに一度演技をやめたという設定ならそこにフォーカスを当ててお話を進めた方が良かった様に思います。それなら最初の受けとの演技練習設定もしなずにすんだのにな。
    攻めの昔の話を突然ぺらぺら話しだす友人や謎当て馬などぽっと出の舞台装置が多過ぎて、話が練られていない印象を受けました。公園演技デートのとき攻めが突然帰ろうとしたのもよく分からなかったな(演技じゃない自分自身について自信がない、とかなら成長話を入れるべきだがそれもない)。 筋書きに合わせてキャラクターが動かされ過ぎなのかも。ブレブレで気になる。
    あとミドルアップが多い(し表情がかたい?合ってないときが多い)せいでずっとおんなじ画面密度で進むからなのかな〜?なんかテンポが悪くて読み進めるのが大変で……絵がハチャメチャ上手なだけに惜しい。
    修正は白短冊。
  • わんこは陽だまりを教えてくれる【電子限定おまけ付き】

    芥河和真

    ひとつひとつのエピソードがちょっと弱い
    ネタバレ
    2024年7月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ここがネックになっている方も多いかと思うので書いておくのですが、攻めが連れている小さい男の子は“息子”と紹介されていますが攻めと血縁関係はありません。私は“女と子を作るために性行為をしたことがある攻め”というものが苦手なので、この設定で本当に本当に良かった……(試し読みで「違うかも…?」となり確かめたくて買いました笑)
    ほんわか心があったかくなる様なお話にしたかったのかな?とは思うのですがそこまでほわほわ展開はなく、ラストこう持っていきたかったんだろうな〜というのも分かるけど、ひとつひとつのエピソードとバックグラウンドが薄いせいであんまりこのラストに効いてこないんですよね。
    せめて受けが恋愛NGな理由を描写したり、孤独感を出したりしてくれていたらもっと響いただろうなと思います。恋愛とか面倒事はこりごりとか言ってた割には大したエピソードもなく攻めのことすぐ好きになるし……
    あと化け物界隈の世界観説明もふわっとし過ぎていたのでもう少しあった方が良かったな。
    作画は丁寧で安定していて、ひなたくんはとってもかわいくていいこだし泣き虫わんこ(本物)尽くし攻めも良かったので、全体的にもう少し掘り下げを〜……!という感じでした。
    修正はぼかし白抜き。興奮しちゃうと耳としっぽが出ちゃう攻めがかわいかったです。
  • 君の声が届くまで

    ハセヒロヨシ

    キスまでのライトBL
    ネタバレ
    2024年6月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受け、頑張り屋さんで一生懸命なところは好感が持てるのですが、攻めの正体バレの際にいくら自分が尊敬していて憧れの配信者だったからって初対面の相手に向かって「お前みたいな無口メガネが正体なんて絶対認めない」とかあまりにも失礼だったのが気になっちゃったな。中の人の人格が傷つくのとか考えた方が良い(マジレス)。
    しかも貶す理由が「無口メガネだから」なの(攻めが受けとの既成事実っぽい写真を撮って受けを脅して口止めしたことについてはそこまで比重が高くない様に見受けられました)、あまりにも説得力がないというか……別に攻めの見た目やファッションセンスが悪いわけでもないし、描き下ろしでモテたという設定が出されているので尚更メガネかけてて他人と喋らないだけでそこまで言われることじゃないんですよね。
    声バレ防止に大学内では友人も作らず無言を貫いている設定とか、それなのに学祭イベントにて有名配信者である攻めの相方とバトった際に人前で普通に会話してたりとか、ツッコミどころもちょっと多かったかも。
    この攻めの相方であるポチ公くんが何のために出てきたのかもよく分からなかったな。攻めが顔出し配信するか否かを議題として挙げているのに説得ではなくサバゲーの勝負で一時的な白黒をつけるのは根本的な解決になってないし、そもそも何でこんなスタンス違うのにコンビを…?
    あとなんかずっと恋愛対象として意識してる描写はないのに最後急に盛り上がりシーンに入って、「えっ、二人ともラブとして好きだったんだ!?」になっちゃった。
    全体的な演出や表現力はすごくレベルが高かったのでなんかこう……BL漫画としてはもっとキュンが欲しかったかな〜。それでいうと電子特典はほんとにメチャメチャキュンでかわいかったです!笑

    【以下バチバチのネタバレ】
    攻め、シャケを“大切な相手”としていたので、惹かれていた受け=シャケだと認めた瞬間に恋心が一気に開花してしまったのかな〜?と思ってたら最後の攻めの『ずっと好きだった』というモノローグで攻めがシャケに恋していたことが急に発覚したことにより、シャケが好きだった状態で受けにも惹かれていた?偶然同一人物だったから丸く収まっただけ?とちょっとモヤってしまったな〜。私の読解力がないだけかも知れませんが……
  • 強情なSwitchの躾け方

    ことぶき

    Switchであることの苦悩
    ネタバレ
    2024年6月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『社長は僕のいいなりです』にて当て馬で登場した鮫島くんのスピンオフ。前作未読でも全然問題なく読めると思います。逆に読んでるとそっちにあった描写が回収されないままなので「?」となってしまうかも(後述します)。
    さて本作のお話ですが、まずSwitchのコンプレックスを意識したことがなかったので切り口が新鮮でした!攻め受けともに、どちらにもなれるが故のどちらにも属せない紛い物・都合の良い人、という葛藤や諦めがあって、だからこそお互いを一番に理解できるんですよね。
    とある理由によって虚勢を張ってイキり散らしてた受けが、攻めによってSubとしてとろとろにされていくのがえっちで良かったです。人間としても偉そうで傲慢・周りを萎縮させていた受けが、周りのことが見える様になってじわじわ柔らかくなっていくんですね……フン……かわいいじゃん……
    ただ折角Switch同士なので、Dom攻め×Sub受けだけでなくSub攻め×Dom受けのプレイも見たかったかなぁ。最初に受けのDomとしてのプレイが下手くそという議題があったはずなのに、改心?した後のDom受けのプレイがなかったので……
    というかあまりコマンドを使ってセッ…してなかったのがそもそも物足りないかも。
    先述した点についてですが、受けと当て馬の八坂くんは前作攻めである相原くん関連でごたごたがあったのに、今作において相原くんの存在は殆ど匂わせない様になってるんですよね。特に受けは相原くんに強い感情を抱いていたはずなのに引き摺っている描写もなく、というより相原くんへの恋愛感情“のみ”を取り除いた様な描写がされているので、今作だけの人が読みやすい様にとの配慮かと思いますが、前作を知っている側からすると少し不自然だったかなぁ。でも今作の攻めと受けのキャラがハチャメチャに好きなので甘めの星5です!笑
    修正はややぼかしの白抜き。前作同様会社で致しているシーンがある(屋上ではないです!笑)ので、気になる方はお気をつけください。
    電子限定の描き下ろし漫画4ページ+更に小ネタ1ページあります!
  • 好きなら直接言ってくれ!(合本版)

    師走ねこ

    ハッピーで明るいサトリ系ラブコメ
    ネタバレ
    2024年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話版から大好きで、描き下ろし読みたさにこちらも購入しました。
    サトリの受けが主人公ですが全然捻くれてなくて、この類の漫画にありがちな人間不信になって…みたいなじめじめした描写もないし、攻めも(受けに対する妄想は過激だけど)穏やかでずっと受けを気遣ってる良い人同士のお話なので、とにかく明るくて読みやすいです。
    自分のえっちな妄想をする義兄(攻め)とどう接したら良いか戸惑っていた受けが早く繋がりたくて自ら攻めを誘うまでになっちゃうので、攻めの妄想による無自覚な教育が恐ろしい。良かったね(?)。
    あと他作品にもあるけどサトリバレの後心が読まれてることを利用して会話してくるメンタル強い攻めが大好き!笑
    義兄弟だし男同士だから……という葛藤もなければ折角5人家族になったのに2人になりたいがために即2人暮らしを始めるところとかも欲に忠実で笑っちゃうし、能力消失や復活についての説明は特に出てこないので細かいことは気にしない人向け。
    修正は蛍。
  • 向日くんは高校生

    木丈ですく

    そもそもの設定を楽しめる人向け
    ネタバレ
    2024年6月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バチバチにネタバレします。
    なるほど出会った当時の攻めが本当は11歳だったんですね。そんなことある!?なんですけど、18歳だと思ってた当時の攻めをネタばらし後に見ると受けの童顔ぷりも相まって“ちょっと大人っぽい11歳”で全然違和感なく見えてきちゃうからすごい(すごい)。
    高校生でバーに入店しちゃうのはあれだけど(致し方なしだが)ちゃんとジュース頼んでてえらい。再会してそのままセッ…してトントン拍子に付き合うことになるけど、二人とも7年間ずっと一途に相手のことが好きだったのが分かるからこのスピード感も違和感なく読めました。強いて言うなら、お互い初めてだったと思うのでもう少し初々しさ出してくれても良かったな。
    元々受けは攻めのことを頼れる年上だと思っていたので攻めは幻滅されたくなくて年相応な部分を隠そうとしたり、受けが攻めの学校の制服を着て“同じ学校の生徒”として二人で学校行事を楽しんだり、年の差のコンプレックスを表現しつつもそれを補う様にいまの二人の関係性をやさしく描いていたのがとっても良かったな。個人的に、“もし自分達が同じ学校の生徒で恋人だったら”と二人が妄想を話し合うところになんだかじーんときてしまった。攻めも受けも健気だし、受けは流されやすそうに見えて芯があるのも良かったな。当て馬っぽいキャラも居るけど全然平和です!
    ただこのお話は、受けが知らなかったとはいえ高校生×社会人なので厳しい倫理観を持ってる人や、攻めの年齢詐称設定についてそうはならんやろと冷めてしまう人はそもそも内容を楽しめないだろうな〜とは思います。
    あと攻めがこの街に戻ってきたタイミングが謎だとか、高校がシェアハウスから近いのに(=攻めの自宅も近いのでは?シェアハウスの場所覚えてたのでこのタイミングでなくても受けが居るか確認に来れたのでは?)大学のためにここに一人暮らしする設定だとかの矛盾が気になったので、補足があれば良かったなぁ。
    修正は白短冊。毎回絶対にえっちなシーンが入るな!?(ありがとう)と思ってたら掲載誌の関係ですね笑 でもどこでも盛っちゃうのはやめよう!
  • あついキスはバカンスで【電子単行本版/限定特典まんが付き】

    乙梨ナギ

    攻めの描写における強烈な違和感
    ネタバレ
    2024年6月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻め、ノンケのはずなのに「物欲しそうな顔してたから」とか言ってほぼ初対面のしかも印象最悪の男相手に突然のべろちゅーかますし自分から兜合わせしだすし(そもそも何でぼっ起してたの?)、交際後躊躇いなくフェ…するのもあまりに抵抗なさ過ぎて違和感でした。こわい。
    何だかちょっかいかけたくなる、からの恋愛感情への変化は分かるのですが、なんか自覚前段階にて潜在的な好意があるからキスしたり兜合わせしたりしてる様にはとても見えない描写のせいで、攻めの思考がよく分からん……になってしまって素直に応援できなかったな。4話からは攻めが受けにトキメいてるのがきちんと分かるんですが……キスも兜合わせも意識し出した後にしてくれたら良かったんだけどな。
    なんか二人の気持ちの描写が軽くて、この先大丈夫!?特に攻めはノンケだしやっぱ女の子が良いとか言い出さない!?って心配になってしまった笑
    攻め受けともにキャラクターの深掘もなく、二人の距離の問題も簡単に処理されていて、攻めの祖母への思いってそんなもんなの!?だし民宿で仕事してるシーンも殆どないしこの設定必要だったかな?になっちゃった。受けの跡継ぎ問題については何も解決してないし、なら最初から出さない方が余計なノイズがなくて良かったかも。
    全体的には爽やかで、受けと一緒に沖縄のあったかい雰囲気を楽しむことができたし二人が仲良くなっていく描写もエロ方面以外は自然で良かったので、色々惜しかったかな〜。深く考えずにふわっと楽しめる人が大多数だと思うんだけど、私は強烈な違和感を拭えなかったなぁ…… あと受けの作画も1話と2話以降で違い過ぎて気になりました笑
    修正は白抜き。
  • 次の空白を埋めよ。

    新本浦子

    体に心が追いつかないのがかわいい
    ネタバレ
    2024年6月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全230ページ。攻めは受けが好きで受けも無自覚で攻めが好きですが(攻めもそれに気づいているのがかわいいポイント)、ページ数がある割には最後までそれを自覚せずに終わるのでラブラブな二人が見たい人にはちょっと物足りないかも。
    それまで何とも思ってなかったのにとあるきっかけを境に急に受けに生々しい“性”を感じるようになってどんどん受けのことが気になっちゃう攻め、あるあるなんだけど思春期でかわいい(大学生やぞ)。ノンケだったはずなのに初めて受けとセッ…するときに興奮し過ぎるしメチャメチャ善がる受けに過去の不特定多数の男達にこんなにも開発されたのかと嫉妬に狂って無体をはたらくのも良い……それを反省してるのも良い……
    一方受けは性行為を合理的・快楽的理由によって行い相手を掌握するのが楽しいタイプ。性行為は気持ち良いしただの手段だったはずなのに、攻めとのセッ…で逆に自分が翻弄されて、初めて知る快感に怯えたり赤面したりの戸惑いがかわいい。体はもう攻めが好きだと訴えているのに心が追いつかなくて、わけの分からない事態に混乱して攻めとの約束を破って他の人としようとするのも許せる(未遂だし秒で解決するのでストレスないです)。
    余談ですが前述の『合理的』という部分、何でただの大学生なのにその必要が?と思ってたんですが描き下ろしで明かされる受けの職業で納得しちゃった。本編でも伏線はあるけど回収されないままだったので、ページ数足りなかったんだろうなぁ。
    この二人って価値観が違うってお互いに思ってるけど、どちらも本気の恋をしたことがなくて相手に同じ温度を返せなかった、という点においてはすごく似てるのが面白かったな。
    受けはラストまで自覚しないけど、受けの最後の独白という名の質問も余韻が残るしこれも答えが出ているので、個人的にはこの締めかなり好きだな〜。攻めにキスされたとこ自分でもキスしてんのかわい過ぎるよ……
    ただ処女返りは心が先にくるものかな〜と思ってたのと、抱かれてから受けの飄々とした雰囲気が消えさってしまったのが惜しいので星4かなぁ。
    修正は白抜き。
  • 落花の王子と護衛騎士

    有木映子

    二人で生きるための逃亡劇
    ネタバレ
    2024年6月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 如何せん1巻完結なせいで展開が目まぐるしい。でも有木先生独特の雰囲気というか、淡々とした描写なので駆け足感はさほど感じません。
    攻め、姉のためにスパイとして受けの国に6年間潜入⇒陛下暗殺の手引きをし国内を混乱に陥れる⇒受けを助けるフリをして受けと自分の祖国へ帰り、本当の雇い主である公爵へ受けを引き渡す=受けへの裏切り、をやってのけてるのに結局受けへの情が捨てられず何度も受けを助けてしまうし雇い主の公爵からも二人で逃げ出すのにそれでもまだ認められなくて、あらすじの『アンビバレントラブ♡』とかいうテンションで片付けられないくらい感情ぐちゃぐちゃで良かった。攻めが受けと受けの祖国に対して行ったことによる犠牲があまりにもあり、それでも受けがそれを受け入れて、それ以上にお互いに相手がいないと生きていけないというくらいに依存し合っていたのも良かったな。
    ただ、攻め目線の出来事やモノローグが殆どない上に先述の通り淡々と進むのでもっと描写があった方が感情移入できてぐっときただろうなとは思いました。このお話は攻めのぐちゃぐちゃ感情を楽しむものだと思うので…………(個人の意見です) あと攻めが受けを疎む理由付けがちょっと弱いのが惜しい。
    このお話は展開が詰め込まれている分一つ一つのエピソードがさらっと流されるので、こちらで考えなければいけない部分がちょっと多いかも。公爵の歪んだ執着とかもさぁ……あと攻めが公爵を裏切って逃げたことによって攻めの家がどうなったかも気になるよ……
    本番は1回ありますが修正必要箇所なし。やった〜!とかより人の家でするな!!!!!になっちゃいました笑
    お話自体も勿論ハッピーエンドですが、電子限定特典がすごくかわいくて明るい余韻なのが良かった!
  • タマは白香先輩にわからせたい

    0等

    わからせたりわからされたり
    ネタバレ
    2024年5月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 過去の恋愛が原因でノンケとなんて恋愛したくない先輩受けと、下手って言葉を撤回して欲しくて押しまくってたら段々受けに惹かれていっちゃう後輩攻め。やっぱりワケあり心閉ざし系受けには押せ押せわんこ攻めなんだよな〜!!!と再確認できました笑
    攻めからのアプローチがあまりにも強引で子どもっぽいんだけど(漫画だからさらっとしてるけど現実だったらかなり恐怖だと思う笑)、頑なな受けにはそれが丁度良かったんだろうなぁ。八方美人で“特別”が分からなかった攻めが受けに執着してそれを見出すのも王道で好きだな。
    美人でしごできな受けがセッ…になるとハチャメチャえっちになるのも良いし、始まりが始まりだから気安く口喧嘩ができて、売り言葉に買い言葉でわちゃわちゃ言いながらセッ…になだれ込む二人が微笑ましい。
    トラウマによって攻めからの気持ちを素直に受け入れられない受けに“わからせ”るところが本当にかわいい!攻め、自分の好きをわからせたかったのに受けからのデレで逆にわからせられてるのもかわいい。
    攻めからの好意を受け入れて、ツンだった受けが素直になって甘えたになるのもめ〜〜〜ちゃめちゃにかわいいんですよね……ずるい生き物だ…………
    二人の周囲も、嫌な人が居なくて読みやすかったです。甘めの星5なのですが、欲を言えばもうちょい深みというか波乱があっても良かったかも?
    修正は白抜き・ぼかし白抜き。ちなみに表紙のえっちな紐パンをはいた受けは本編には出てきません笑
  • 人魚姫症候群 記憶喪失でも、またきみに恋する【単行本版】

    せとぜっと

    面白い設定だけど展開はあっさりめ
    2024年5月27日
    好きな人のことだけ忘れてしまう新型健忘症『人魚姫症候群』に罹ってしまった受けと、受けに忘れられてしまった攻め。
    全然好みのタイプじゃないのに何でこの人のことを?ってなってた受けがすぐ攻めに陥落されるのがかわいい。忘れたい程恋をしてるのがつらかったのに折角忘れてもまたおんなじ人に惹かれるのって、すごく残酷だけどすごく美しいよね……
    題材や表紙の煽り文句に対して中身はノリが軽くあっさりしているので、どシリアスみたいなのを期待すると拍子抜けするかも。個人的には切なくなり過ぎず好きな塩梅でした。
    絵も表紙と中身で受ける印象がかなり違うので、表紙イメージで読み始めるとちょっとびっくりするかも(私は中身のこざっぱりしたこの作画がかなり好き)。
    ネタバレ入れると面白さが半減しちゃうタイプのお話なので突っ込んだこと何も言えないのですが、面白かったです!メチャメチャ面白い設定だしキャラも良いのに4話構成で描き下ろし含め全150ページなので深い掘り下げがなかったのが残念だな〜。これ攻め視点があったらかなり面白くなったと思うんですよね、というか私が攻め視点を読みたかった!あとこの展開にするならもっと年月を経ている設定にしてても良かったかも。
    矛盾点や不明点もそれなりにあるので雰囲気で読むのがおすすめです。これシリーズにして色んなCPで読みたいな〜。
    修正は白抜き。ピュアBLって書いてあったからセッ…はないのかと思ってたけどありました!笑 ずっとお預け状態だった攻め、かわよ……あと二人がお金の心配するのが高校生らしくて良かった笑
  • 僕のかわいいいじめっこ【電子限定おまけ付き】

    尾野凛

    ×いじめっこ
    ネタバレ
    2024年5月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 仲違いをしたまま離れてしまって6年振りに再会した二人のお話。自分が過去攻めにしていたことがいじめだったかも知れないと後から気づいて、再会後は謝罪もするし接し方に気をつけようと頑張る受けが一生懸命でかわいい。そもそも受けの回想時点でも「構いたがりなだけかな…?」くらいの印象だったんですが、随所で攻め視点での過去描写が入り受けがしていたことの真実も分かるので“いじめ”というワードで後退りしている方も安心して読むことができると思います。
    それでもあの別れ方から突然何も言わずに攻めが居なくなってしまった受けの心の傷や攻めに対する愛情や後悔がとても大きくて、所々で胸が締め付けられました。攻めとの写真を全部自分で破り捨てたのにそれをすっかり忘れちゃってるのがもう痛々しくて……でも二人とも親に訊けば相手の連絡先くらい教えてもらえたのではと思うんだけど、お互いに勇気が出なくてできなかったのかなぁ。
    二人の、お互いが居ない空虚な6年間の描写もたった1カットなのにさみしさがすごく伝わってきて漫画がうめぇ……になっちゃった。ラストではそれを取り戻すかの様にイチャイチャしているので良かった!
    当て馬も居ないし本編はず〜〜〜っとお互いがお互いを想いあってるので優しい気持ちになります。ほんとにかわいい二人で満足。
    修正必要箇所はなし。そもそも本番中のがっつりした描写はないので、それ目的だと物足りなく感じる人も居るかも?でも寒いって言って入ってたこたつの電源が『切』になってたとこが個人的にハチャメチャに好きで……!!!どえっち演出ですよこれは……
  • お前、俺のもんになれ!

    かけたま

    全体的には星5だけど細かい設定が粗い
    ネタバレ
    2024年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ でかい誠実押せ押せわんこα攻めと美形男前Ω受け、め〜〜〜〜〜ちゃめちゃ好みだったし最初は攻めが追い回してたのに後半になると立場が逆転するのもかなり良かった。二人が仲良くなっていくのも自然だし初めてが失敗したりするのもかわいくてお話全体としては星5なんですけど、細かいところで「ん?」となる点が多かったかな。
    まず受けの体質は結局何だったのか説明がないし、いままで第2性が判別不明で急にΩになったのにびっくりするくらい葛藤がない。受けの性格が男前なのはそうなのですが、それとここに関する感情の揺れ動きのなさはまた別物だと思うんですよね。この世界ではΩが差別対象ではない程度の情報は作品内で得られますが、だからといっていつ発情するかも分からないのにネックガードを着けないなど受けだけでなくこの世界のΩの危機管理ってどうなってんだ?
    突然教室内で発情したΩをなぜかαの攻めが他のαを寄せ付けない様にグレアで守る展開も、最初にクラスの子が「αは外出ろ!」って言ってくれてるのにどうしてそうなった?だし、発情したΩを友人のこれまたΩが支えて保健室まで連れていくのは危険過ぎるし、その後その教室内で受けが攻めのを手コキする展開も人が来たらどうするんだというか、そもそも誰も教職員呼んでないの?だし……
    ヒート時以外では濡れないというのも不安定な体質の影響なのにその状態で番になって本当に大丈夫なのかも心配になっちゃったし……
    あと攻めが番になりたくない理由が後半で明かされますが、じゃあ最初の「俺のもんになれ」はあまりに勝手過ぎないか?攻めの初恋の人が理由なく消えたのも浅いしもう少し番を解消されたことによってどれだけ悲惨だったかがあったら、より攻めが簡単に番を作りたくないと決意する理由付けが強くなったのになと思いました。あとタカシって本当に何!?!?舞台装置としての役割過ぎるよ涙
    でも全体的にはオメガバースとしては明るくてほんとに二人のやり取りはかわいいし、細かいことを気にしなければ楽しく読めると思います!
    修正はgateauさんお馴染みのうっっっすいトーン。かけたま先生の体の描き方がえっちで大好き。
  • 乙女ゲームの悪役が、隠しキャラを恋人になんかするもんじゃない 分冊版

    森キヨウ/村井なお

    あらすじがネタバレしてる(5話追記)
    2024年5月11日
    あらすじで1話の展開書かれ過ぎてて笑っちゃったんですけれど最初から甘々で良き!笑
    攻めがクールに見えて受けのこと好きなのかわいい〜受けの名前呼ぶときの甘えてる言い方が好きだな。自分の愛称呼んで欲しいのもかわいいね……
    隠しキャラだし攻略も難しいはずなので、攻めが受けに攻略?される過程のお話も出てきたら良いな〜。展開共々楽しみです。
    あとマージナルさんは単話だと修正甘いので(そうじゃないのもたまにあるけど)、それも嬉しい。
    【5話追記】修正が白抜きになってたよ〜涙
  • カムバック・アフター・フェイト

    星名あんじ

    アイドルものとオメガバースの相性の良さ
    ネタバレ
    2024年5月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全235ページ。め〜〜〜〜〜〜ちゃめちゃきれいにまとまっててハチャメチャ良かった…………攻めが本当に本当に良い子で、頑張り屋だし真面目で誠実でαなのに謙虚でそりゃ受けもあんなギラギラしたα至上主義の環境に居たら尚更絆されちゃうよね。攻めは元々受けに憧れてたから最初から好感度MAXだったけど、受けが段々と攻めに弱みを見せたり攻めのことを必要としてしまう様になるのがかわいかった!
    オメガバースらしく相手に惹かれるのは本能からくるものなのかという問題提起もあり、アイドルものとしての展開もきちんとあって、他の方のレビューにあるみたいに作画も相まって一本の映画を観ている様でした。受けの両親にも救いがあって、読後感も良い。
    唯一、当て馬っぽい感じで出てきたキャラが結局何事もなく終わったので「あれ?」って感じだったかな。描き下ろしがそのキャラ視点でそこに関する補足がされているのですが(スピンオフしたそ〜〜〜)、個人的には主役二人のお話があったら良かったなぁ。最後の1ページは主役カプで締めて欲しいタイプなので……
    修正は白抜き。
  • シークレットアフターワーク

    ナツマサキ

    二人の掛け合いがかわいい
    ネタバレ
    2024年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この受け、生真面目インテリに見せかけてハチャメチャやかましいツンデレです。おまけに手もよく出る。かわいいね。
    攻めとの掛け合いのテンポが良くてやり取りがすごくかわいい!二人の会話だとすらすらと読める分、攻めがさすがシニカルと紹介されてるだけあって心情描写が分かりにくくて、受けへの感情の変化がもう少しきちんと描写されてたら良かったな。読んでいて乱高下してるみたいに見えて違和感だったので……
    流れとしては、大きな波乱もなく読みやすいです。受けに対する生徒達の印象の変化が何でもないシーンの受けのあだ名で表現されていたり、具体的な描写はないのに攻めがそれなりに遊び人であることが察せられるのはさすがだなぁ。
    二人がはじめてセッ…するときに受けが「はじめてで全部見たいからメガネは取りたくない」って言うシーンは全人類に見てほしい!(クソデカ主語) この二人、素直じゃないからすぐ「最悪」って言うけど読者はその「最悪」がどういう意味がもう分かってんだよな〜〜〜!!!
    残念だったのは身体の描き方?バランス?が悪いからかスーツ姿がシャンとして見えなかったところかなぁ。
    修正は白抜きとぼかし白抜き、一瞬修正なし箇所もあり(なんで?)。
    そもそも女子校に若い男性教師が配属されたり保健室のベッドでセッ…してたりするので、細かいことが気にならない方向けです。
  • 嘘から始まるまことの恋 単行本

    土田はる

    仕方ないとは思いつつも
    ネタバレ
    2024年5月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ どうにも展開が早くて感情が追いつかないな……と思っていたら元々3話完結の予定だったんですね(あとがきより)。そう思うと流れが唐突に感じるところや不自然なところもそれなりに仕方ないとは思う…………のですが、まあやっぱり突然出口のはずの場所を入口にされたことやフェ…への不快感はあるべきだったし、二人が仲を深めていく描写がまるでないままに「何だかんだ両想いです!」感を出されても読者としては感情移入できないんですよね。感情移入ができないまま4話・5話と話は続いていくので、置いてきぼり感がすごい。4話からはモノローグも殆どなくなって二人の感情を追うというより出来事を追っている感じも強くて、淡々としちゃったのも勿体なかったな。あと、3話まではまだ分かるけどそれ以降も展開や演出がコマ切れだったのもちょっと違和感だったかなぁ。
    攻めのオタク感の描写も謎で(挿入歌すぐに分かるレベルならコラボ水族館やってるって知ってるはずだしそもそもパネルとか何やらあるだろうから着いた瞬間気づくよね!?)、もっと上手に料理……できたはずだろ!?になっちゃいました。オタク特有の早口になる攻めがかわいかったからもっと見たかったな〜。
    二人のバックグラウンドももっとじっくり読みたかったな。そういえば受けの弟の名前と着信画面に表示されていた名前が違ってたのはミスなのかな……
    修正は輪郭線ありの白抜き。攻めは受け以外の男とするシーンがある(個人的にはここで受けのこと考えて萎えて帰るのでヨシ!でしたが)ので、苦手な方はご注意ください。
  • アッパーナイトダイジェスト

    桃ムムム

    SJ好きヤリ…ン×DT好きビ…チの攻防戦
    ネタバレ
    2024年4月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ハチャメチャ理想のケンカップル!どっちがうまいだへただのの二人の煽り合いがかわいい。
    この攻めは口は悪いけど、ネコ側に対して「俺が気持ち良くしてやってる」みたいな見下した感がないのが良かったな。何とも思ってない、寧ろタイプじゃない性格の受けにじわじわ惹かれていく過程や、受けを抱けば抱く程に受けを開発した過去の男の存在を感じてじわじわ嫉妬する様になっていく(自分のことは棚上げで笑う)のが丁寧に描かれていてメチャメチャ良かった……誰でも良かった男がただ一人に執着する様になるの、最高〜〜〜。
    受けが快楽に弱い割にはかなり勝気で、攻めからの謝罪の際に対してすぐ許してお決まり甘々展開になるんじゃなくてずっと強気な姿勢だったのも良かった!ここ好みが分かれそう笑 個人的にここで折れずに冷静に対応するところに受けの年上社会人ぽさを感じられたのと、それくらいひどいことを攻めが言ったので怒って当然なんですよね。その分、きちんと和解した後の受けからのキス=デレが引き立つわけです。
    そんでこの二人、くっついた後も変わらずマウント合戦してるのでかわいい。
    受けの過去に関して何かありそうなのに今巻では掘り下げがなかったので、続編あるとのことなので続編で掘り下げあると良いな。
    あと二人とも他の人としている描写はほぼない(正しく言うと、受けのみ他の人としようとしてホテルまで行くものの何もできなかった)ので、固定厨の方も安心して読めるかと思います!笑
    残念だったのは、捨てゴマが多い上に捨てゴマ内のセリフだと誰が喋っているのか分からないことと、セリフに『^^』『(照)』『w』が使用されていたことかな。漫画なのでそういった感情は絵で表現して欲しい。特に大事なシーンに『(照)』が使われていたのはかなり興醒めでした。お話がすごく良かった分勿体ないよ〜涙
    修正は白抜き。
  • はちみつとオオカミ【コミックス版】

    どうざき

    眩しくてやさしい
    2024年4月25日
    全234ページ。性志向について他人にカミングアウトできずにいた二人が出会うところから始まり、初めは事情を知っている唯一の友達として仲良くなり、段々とお互いに惹かれていく様子がとても丁寧に描かれています。怒涛のキュンが押し寄せてくるので何度も「タスケテ……」になっちゃった。
    二人ともあまりにも真っ直ぐでやさしくて眩しかったな……お互いに「好きになられちゃったらどうしよう」って言ってたのかわい過ぎた笑 お友達も良い人達で良かった!
    性志向に悩むお話って暗い印象になりがちだけどこのお話はずっとキラキラしていて、やり取りや展開は少女漫画寄りです。でもちょっとのことで自分達がマイノリティだと思わされる瞬間の描写がいくつかあり、ああマイノリティの人達にとってこういうのが日常なんだよなぁってなったりして、そこの塩梅も良かったな。キュンだけじゃなくて、読後はあったかくてやさしい気持ちになれました。Tulleさんってこういうお話もあるんだな〜。
    本編はキスまでですが、描き下ろしの受けの爆弾発言があまりにもスケベなので絶対続編欲しい!!!です!笑
  • 好きすぎるから早く抱け

    たかはしツツジ

    設定が何も活かされない
    ネタバレ
    2024年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の勢いや受けのキャラが維持できていたら面白かっただろうなぁと思います。起承転結の『起』だけ思いついて『承転結』が練れない典型というか……平たく言うと出オチ。
    表の態度はクールなのに心の声はうるさくて攻め大好き!な1話の受けの描写がかわいかったのにその設定は早々に消え失せるし、攻めに手を出してもらいたくて奮闘する描写はネタが思いつかなかった感がひしひしと感じられ……
    攻めは攻めで半年間受けに手を出さなかった理由が『(受けを経験豊富だと勘違いしていて)見合う男になりたくてセッ…の勉強をしていた』なの、お話を引っ張る理由としてはあまりにも弱いし半年間も実践もなく何の勉強???という感じなんですよね。そもそもポジションの確認もしてないのに……
    攻めのヤリ…ンの噂や受けが経験豊富であるという勘違いが起点としてすれ違いが起こるのがこの作品の盛り上がりシーンなのに、肝心なその"お互いが性に奔放である"描写がない=そもそも二人の性格からそうではないのは明白なのでその描写はないのが当然、なのでそこを勘違いするという展開に持っていくには無理があるんですよね。特に攻めは、モテてはいてもあの女子への対応でどうしてヤリ…ンという噂が立ち、しかも受けは攻めとまともに話したこともない人間からの言葉を真に受けてしまったのか、もう少し納得できる描写があると良かったな。
    そんで作中のおまじないやら夢やら猫やらの展開が、何の伏線になるわけでもなく、全く効いてこないのが一番の問題だと思いました。大きく筋書きがあって、そこに持っていきたいがための展開・セリフ回しであるがために投げっぱなしというか……折角不思議なおまじないとか猫好きサークルとか特殊な設定があるのに全く活かされないまま展開してしまったのがかなり勿体なかったです。
    あと背景があまりにも少なくて画面が白く平坦になってしまっていたのと、攻めの部屋のベッドがトーンありだったりそうじゃなかったりと統一されてないのも混乱しちゃった。
    等身だけでなくギャグ顔もすごくかわいいしコマ割りも読みやすいので(捨てゴマは多いけど)、担当編集さんがうまいこと導いてあげてほしかったなぁ!
    修正は白抜き。
  • 私の難攻不落の人たらし【電子限定おまけ付き】

    黒井つむじ

    無差別人たらしの変化を見てほしい
    ネタバレ
    2024年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読み時点の二人の印象が、ページを読み進める度にどんどん変わっていってメチャメチャきゅんきゅんしました!特に受けがあんなにかわいくなるとは……!?!?!?
    仮の恋人関係から、受けに本当に好きになってもらえる様にと頑張る攻めが良かったです。受けが誰にでも愛想を振り撒くし優しいし距離感バグってるしで本当に人たらしで、攻めがキスしようとしても気持ちはないくせに嫌がったりもしないんですよね。拒否もされず、べたべたもしてきて、でもそれは寧ろ攻めが受けの意識の外側にしか居ないっていうことの現れだったんですよね、最初は。攻めと受けにあったその温度差がどんどん縮まっていくのが読んでいて微笑ましかったです。最初は見つめるだけだったのが目が合う様になる、誰にでもべたべたしていたのが自分だけになる、頬にキスをしたら真っ赤になる。触れることも触れられることも何とも思ってなかった受けが攻めを意識した瞬間が本当にたまらん……そしていままでの距離感がバグり過ぎていた故に攻めに本気として受け取ってもらえないすれ違いもたまらん……
    友人も良い人で安心して読めました。お互いの家の事情が少し出てきますが、掘り下げは少なめ。でもこのお話においてはこの塩梅で良かったなぁと個人的には思います。ラストで受けが攻めの母親に認知されていて笑顔になりました!
    本編では事後描写のみ、描き下ろしで本番がありますが修正必要箇所なし。シーモア限定特典のラブラブレギュレーション違反にバクモエしちゃったな。
  • 高杉先生は×××に弱すぎる

    なつだ大正解

    安心のハッピーすけべラブコメ
    ネタバレ
    2024年4月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同人時代からお好きな先生なのですが、安心安全のハッピーすけべラブコメ!嫌な人は出てこないしサブキャラも皆面白いので気軽に読めます。その分掘り下げなどは少ないのでそういうお話が読みたい方には物足りないかも?
    攻めが、元教え子で受けを追いかけて教師になったとだけ聞くと良い話っぽく聞こえるのに、軽く(軽く…?)ストーカーだし探偵の様な目敏さがありヤバさが随所で顔を出すし笑顔で受けを脅迫したりするのになぜか緊迫感はなく爽やかさが勝るので、塩梅がうま過ぎる。一途とストーカーって紙一重なんだよね…笑
    攻めの言動に若干引きつつも、無意識に惹かれていっちゃう受けもかわいい!快楽に弱い受けなので身体から陥落された感がどうしても強くなってしまいますが、合間合間にきちんと攻めの人間性を描写するシーンが入っていて納得ができるんですよね。漫画がうめぇ。二人のやりとりもかわいくて、セッ…のときにとろとろになっちゃう受けと受けを心底愛おしいと思っている攻めがとっても良かったです!ハート喘ぎなので苦手な方はご注意ください。
    個人的には、当て馬みたいな顔して出てきたキャラの必要性が殆ど無だったのでもう少し二人を引っ掻き回すなりフォローするなりの活躍があったらもっと良かったかなぁ。
    修正はgateauおなじみうっっっすいトーン。拡大すると血管もうっすら見えるので助かりました。
  • 待って、今きゅんとした。

    鳥葉ゆうじ

    受け視点がもう少しあると良かったかも
    ネタバレ
    2024年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 結局のところ二人とも“何でも知っていると思ってた幼馴染みの知らない部分があった”のをきっかけに恋愛感情に気づいていくんですよね。
    一度意識し始めちゃった攻めがどんどん受けのかわいいところを自覚しちゃって脳内が受けで侵食されていっちゃうところがかわいかったな。固定厨なので他の相手とのセッ…シーンが少し苦手なのですが、攻めが彼女としようとしたときに彼女が受けに変換されちゃって挿入寸止めして彼女放って帰るところはかなり良かったです(?)
    モテるから言い寄られたことしかなくて自分から動くことがなかった攻めが、受け相手にはバタバタして必死に頑張っているのもツボでした。
    残念だったのは、描き下ろし以外で受け視点がなかったため受けの真意が分からない部分が多々あったことかな〜。本編は全編攻め視点であり、一応本編だけでも受けの表情や仕草などで感情の変化はきちんと読み取れるのですが、一番最初の『彼女の前では可愛くて甘えたらしい』の回収がされなかったのが個人的に……とても気になり……先生的には攻めが受けを意識するただのきっかけとしてで深い意味のない設定だったかも知れないのですが、結局どんな感じなのかも分からないし(唯一描き下ろしで出てきた受けの彼女は既に受けが冷めていたため対応が塩だし)、恐らく普段からの攻めへのあの態度がそれだと思うので、甘えたになるのは攻めの様な気の置けない存在を無意識に求めていたため……みたいな何かしらの設定があると嬉しかったな。
    あと二人の初セッ…をページを割いてじっくり描いていただいたのは本当に本当に大変ありがたかったのですが、そもそもノンケで普通に女としてた男達なので何の話し合いもなく当然の様に受けが受け入れるみたいな流れだったのもちょっと不自然で勿体なかったかも。
    修正は白短冊。
  • 甘けりゃ、肥える(合冊版)

    あさ

    しょーもない、愛おしい二人
    ネタバレ
    2024年4月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 欲望に正直な攻めと受けが出会って、それぞれの利害の一致(?)でかる〜いテンションでセ…レになる流れがまず面白い。独特の会話センスとテンポが心地良くて、登場人物全員嫌なところがひとつもないし雰囲気はゆるゆるなのにキュンポイントはたくさんあって、すごく読みやすかったです!
    全人類愛がなくても抱けます!なヤリ…ン攻めが受けへの恋心を自覚して真っ赤になっちゃったり、それまで散々してたのに想いが通じ合ってからの受けとの久しぶりのセッ…に急に緊張する様になっちゃったり、そんなんオタク全員大好きでしょ〜〜〜が…………(クソデカ主語)
    受けの性格も嫌味がなくて良い。とにかくリアクションがかわいい〜攻めによってどんどん好みの体にされていって欲しいですね。あと出てくるお菓子がとってもおいしそうなのも◎
    サブキャラにも色々ありそうなので、今後はそちらのお話もあるのかな?この雰囲気なら安心して読めそうです。
    修正は白抜き。うっっっすいですが輪郭線があるので形は分かります!
  • この男、腐れ縁につき【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】

    三角すみ

    幼馴染み拗らせ両片想い
    ネタバレ
    2024年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1話がアナニーバレからセッ…という超スピードなのでちょっと慄いたんですが(笑)、その後がぐいぐい読ませてくれる展開だったのでメチャメチャ引き込まれちゃったな。でも1階だし危ないから窓の鍵は閉めといた方が良いと思う笑
    攻めが受けへの恋愛感情を自覚してどう接したら良いか分かんなくなって避けちゃう展開、何億回読んでも染みるな。忘れたくて受けとは別の性別である女の子に走っちゃったりとか、でも気になって受けに気づかれない様に受けのために立ち回ってたりとか、本編中の攻めは受けへの気持ちを持て余してるからちょっと意地悪だけど本当はかなり健気なところも良かったな。ずっと秘めてきたから、くっついた後に好意や感情を惜しみなく出せる様になったのもじ〜んときてしまった。
    あと再会してからは名字呼びなのに、行為の最中はお互いにじわじわと気持ちが漏れ出ちゃって名前呼びに戻っちゃうところがすごく好きだったな〜!
    展開としては王道なんですが、1話1エロでセッ…のシーンにかなり尺を割いているのにストーリーの根幹がしっかりしているのですごく読みやすかったです!
    修正は白抜き。当て馬としていん行教師が出てくるので倫理観に厳しい方はご注意ください!笑
  • たとえ運命じゃなくても愛してる【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

    木沢さわき

    α同士の不安や葛藤
    ネタバレ
    2024年3月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ α×α。フェロモン事故からセ…レ関係になるのですが、攻めがもう最初からおめ〜ぜってぇ受けのこと好きだろ!!!みたいなムーブなので安心して読めます。受けのことを見る表情とか視線とかがもう"愛おしい"がこもりまくりなんですよね。αはΩと番うのが当たり前な世界で自分と同じαの男性に恋をしてしまって、当然相手からも意識されることはなく、どんな気持ちで恋い慕ってきたのかと思うと……涙
    それで自分にも、相手にだって"運命の番"がいるわけじゃないですか。オメガバースの世界って理から外れる人間に対して本当に無慈悲な設定だけど、だからこそドラマチックだし乗り越えたときに本能ではなく自分の意志で選んだ、って思えるところがすごく好きだな……とこの作品を読んで改めて思いました。途中切ないところもあるけど重くなり過ぎず、ハチャメチャハッピーエンドです!
    受けが抱えていた不安は多分攻めと付き合っていくうちに全然心配要らなくなるんだろうな〜!と思えて良かった!でも続編とかでしっかり読みたいな笑 作中で出てきたβ×Ωカップルも素敵だったからそちらのお話も読みたい!
    この作品、フェロモンに誘発される事故が3回程あるのですが、理性が本能に侵食される描写が弱かったのが少し惜しかったかな。もっと理性を失いそうになって必死に抗ってる演出でも良かったかも。じゃないと二人が初めてセッ…したときに生中…しをキメた攻めのこと許せね〜〜〜んだ……おれ……(他の場面ではちゃんとゴムしてるのであのときは理性トびかけ設定だったかもだけど、その描写が弱いせいで普通の状態で生中…しした最低男に見えてしまうため)
    修正は白抜き。「俺にも抱かせろ」って言うくせにお尻いじらないと物足りなくなっちゃって一人のときもお尻いじる様になっちゃう受け、良かった。才能がある。
  • ためしにコマンド言ってみた

    ゆくえ萌葱

    強いDomと強いDom
    2024年3月8日
    表紙右の銀髪が攻めで左の黒髪短髪が受けです。
    もう本当に二人のやり取りやリアクションがず〜〜〜っとかわいいしテンポが良くて面白い!気まぐれでかけたコマンドが思いがけず効いてしまってしかもそれが心地良くてお互い「?????」ってなりながら検証していくところ本当に良い。コマンド力が強くなり過ぎて相手に気を遣ってしまう攻めに対して「俺は強いDomなので(何されても平気)」って何度も応えてくれる男前な受け、最高だな……
    ただ個人的に、受けは攻めとのもだもだ期間中でも他の人とプレイをしていて、タイミング的に仕方ないとしても他の男とセッ…した直後に攻めに抱かれてるのはちょっと気になったかなぁ。あと攻めは売れっ子モデルという設定なのに普通に顔出して街中歩いてたのが違和感でした。まあそれを差し引いても余りあるかわいさだったので星5なのですが……笑
    修正は白短冊。ちん……にトーン貼ってない箇所があるから白抜きに見えるかも。
  • Ωの正しい征服法【コミックス版(電子限定12P有償小冊子付)】

    あらかた

    本能に抗う攻めとその理性を壊したい受け
    ネタバレ
    2024年3月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 紙本も購入済なのですが、電子限定12ページ有償特典って言われたら電子も購入するしかないんですよね◎
    過去のトラウマ(と性の目覚め)によりαの本能に抗いたい真面目α攻め×被レ…プ願望のあるビ…チΩ受け。オメガバでΩ差別もそれなりにある世界観なのにΩが開き直ってセッ…を楽しんでるのは珍しいですよね。様々な方法で攻めに犯されようとする受けと、なんとか理性的に己を律しようとする攻めの攻防戦。
    攻めのトラウマ関連や受けがモブレされる(苦手な方はご注意ください!)などかなりヘビーな内容なのですが、受けの性格のおかげで中和されて暗くなり過ぎず、読後感が悪くないのがすごい笑 最後は破れ鍋に綴じ蓋というか、この二人だからこそこの結末になったんだなぁ、と嬉しくなりました。メチャメチャに犯されたいって思ってた受けがイチャラブ甘々セッ…最高って思う様になるので涙涙涙
    ただ肝心の攻めと受けのセッ…があれだけ引っ張って期待させておいてなんかどのシーンも中途半端で、途中のモブレの方がよっぽどきちんと描写されていたのが残念だったかなぁ。あらかた先生の描かれるセッ…シーンが大好きなので、この攻めと受けでもじっくり描写して欲しかったな〜。
    修正は白抜き。本編ではなかったですが、電子特典で番になってくれます!
  • あした、嫌いになりたい【シーモア限定描き下ろし漫画&電子限定描き下ろし漫画付き】

    茶野まめこ

    攻めの言動が矛盾している気が
    ネタバレ
    2024年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 幼い頃に「ずっと一緒にいる」と言ったのにすれ違って一度は受けから攻めと距離を作ってしまったけど……な王道展開。
    中学時代の時系列、①やさぐれて彼女を作る攻め(夏)→②受けとの友人関係復活(秋か冬)→③攻めと彼女のキスシーンを目撃して恋心を自覚する受け(次の年?の夏) だと思うのですが、攻めがやさぐれるのは分かるしやさぐれてる間に適当な彼女を作るのも分かるんですけど、受けとの友人関係復活後でもまだ女と続いてた?のがなぜだか分からなくて、いくら溺愛とか執着とか言われても全く響いてこなかったです。
    仲直り時点でもう二度と離さないとか受けしかいらないとか思ってるなら、受けがこれ以上勘違いしたり傷ついたりしない様に女とは即関係を切ると思うんですよね。顔も覚えてないくらいどうでも良い相手なのに1年?もっと?付き合ってたとしたら謎行動過ぎる。受けが目撃した攻めと彼女とのキスシーン、体勢的に女から不意にされた様に見えるというか合意ではない様には思えるのですが、本編にて何のフォローもないためもやもやしたまま終わりました。
    そんでこの元カノも男2人・女2人で遊んでたくせに久しぶりに攻めに再会したら男2人を放って「もっと話したい」とか言うし受けを見下すしで最悪尻軽女なのがまたストレスで……苦笑 あとシンプルに中学生男に手を出す高校生女というのがキツかったな。
    修正は白抜き。攻めの女とのセッ…とキスシーンがあるので、苦手な方はご注意ください。個人的には、女とするときに女ではたたなくて受けとのセッ…に変換してしてるのでまあ……許す!にはなりました笑 でも最中の女の自我は強いです。
    【追記】SNSにて先生から「彼女ではない」と発信がされましたね。先生からの補足を読んでこの作品の評価を下げようかと思いましたが、わざわざSNS確認しに行く人もそう多くないと思うので単行本の情報のみの評価のままにしておきます。
  • 漫画版 ブライト・プリズン

    犬飼のの/さねもり束

    続きものです
    ネタバレ
    2024年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直設定や世界観があまりにも中二で受け入れられるかな……と最初は思っていたのですが、本人達が大真面目だしとにかく絵が美麗だしで途中から気にならなくなりました笑
    これ原作と同じく巻数表記じゃなくてサブタイで分けるのかな?区切りの良いところで終わっていますが、続きものです。原作未読ですが、今作だけではツッコミどころや疑問点なども多々あったので徐々に明かされていくのかな。全体的にさらっと流されていくのですがジェットコースター感はなく無理なく読めます。
    とにかく受けの薔くんが強気で女々しくないのにハチャメチャにかわいい!攻めの常磐はスパダリになりそう。
    受けが攻め以外とキスするシーンもありますが、個人的には幼稚園児同士のちゅっ、程度の印象で全然気にならなかったかな。
    あと攻めが椿(サブキャラ)と過去に身体の関係があった話と、回想でこの二人が致しているシーンが少し出てくるので、そちらも苦手な方はご注意ください。
    攻め、個人的に過去はまあ仕方ないとしても受けに告白した直後椿との関係を聞かれて「ただの従弟」と答えたところに少しモヤりました。ただの従弟とは役目以上のセッ…はしね〜んだわ。現在の関係を聞かれたからこの返しは嘘ではないんだけれど、受けからしたらこういうの後から知る方がショック大きくないか?
    椿の方には攻めに対する感情がありそうだしで、気になって小説の方の評価見に行ってちょっと落ち込みました苦笑 小説後半からは攻めの評価も持ち直すみたいですが……コミカライズも長く続けて欲しいですね。私は取り敢えず気になり過ぎたので小説読んでこようと思います!笑
    修正は白抜き。
  • ダミーヒート・ドラッグ

    黒木えぬこ

    ハッピーオメガバース
    ネタバレ
    2024年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバの世界観で、ここまでバース性をうまく取り入れた上で明るいお話ってあんまりないので辛い気持ちにもならず設定が練られていてすごい!になりました。一周目読んだ後に二周目を読むと、ここも伏線だったんだな〜ということに気づいて楽しかったです。
    擬似発情薬を開発するお話なのでとにかくセッ!セッ!セッ!になるのは仕方ないのですが、もう少し攻めと受けが日常のやり取りなどで仲を深める過程が描かれていたら良かったなぁ。最初から攻めが受けに対して重めの愛情を抱いてるのに言動からあんまり感じられないところも勿体なかったな。受けに初めて会ったときからの好意だと思うのですが、運命の番だとも気づいてなかった?し会話は失礼な一言で終了だしでどこで好きになったのかも不明で……薬の設定に関してよく考えられていた分そこが消化不良でした。“おおかみ”らしく噛み癖と犬歯はかわいかったです。あとケンカップルって言う程は言い争いしてないです。
    薬の開発についてですが、これ本職?の方が読んだら発狂しそうな杜撰な管理体制や研究方法などツッコミどころ満載なので、何にも深いことは考えず楽しく読んだ方が良いです!
    (自分の頭が悪いからかよく分からなかった部分で、『421番〜426番』だと数は6つだと思うんですが作中でずっと5つって言われていて…?そんですり替えられてない唯一のものの番号が即分かったのはなぜ…?)
    修正は前半蛍、後半輪郭線ありの白抜き(何で修正方法が途中で変わるんだ?)。
  • 白金は春に染む【電子限定描き下ろし付】

    しちみや

    攻めの……に星5
    ネタバレ
    2024年2月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヤンデレ素質ありの人気者執着攻め×強面ぼっち純情受け。攻めと女の子との舌入れのキスシーンがあるので苦手な方はご注意ください(舌入れじゃないキスシーンもあるよ)。
    強面で勘違いされやすくて孤立しているけど、本当は優しくて健気ですぐ泣いちゃう受けがかわいかったです。あとこの受けは大事なところで動ける子なので良かった、攻めがヘタレなので(後述します)。
    この帯のって攻めのセリフだったんだなぁ。攻めからしてみたら、幼い頃にずっと一緒だよって約束して高校も一緒にしたのに理由も言われず突然避けられたらこわくて聞けないしそりゃやさぐれちゃいますよね。「自分が女の子とイチャついたら受けが苦しそうな顔をする」には受けを傷つけてることが分かってるのにそれを続けるのはどうなん!?になっちゃったけど、他の人間が受けに近寄るとしぬほど嫉妬するし受けが孤立するよう噂は操作するし、味方が自分しか居らず受けが絶対に逃げられない状況にしてからでなきゃ素直に言い出せないくらいに臆病になってたのかな。攻め、ヤンデレの素質があるし受けとのとある事件の後学校何日も休んじゃうし、大分ヘタレだと思う。かわいいね。
    あとここ声を大にして言いたいのですが、この攻め童 貞です!!!!!正直、一途と言いつつ好きでもない相手とやることやってんのかよ〜とか途中まで思ってたんですが、これが分かってガッツポーズしちゃった。じゃあキスもするな(それはそう) 。「(女の子と)色々した」の「色々」にどこまで含まれてるかは分からないけど……でも「これだけは受け以外とはしたくなかった」って言われたら星5にしちゃうよ……良かったね……(ご祝儀評価)
    修正は白抜きだったり輪郭線ありの白抜きだったりトーンだったり。形は分かるようになっています。
  • アイドル様は躾が悪い

    多賀タイラ

    構ってちゃんの度が過ぎる
    ネタバレ
    2024年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お互いが拗らせ勘違いで捻れまくってたけど、丸く収まってくれてほんと〜〜〜に良かった!結局当て馬?の女の子が攻めに近づいたのは何のためだったのかがよく分からなかったけれど……
    攻め、執着具合はすごかったけど精神が子どもなのに身体は大人だからやり口が最悪のかたちになるよね。受けに気にして欲しいからってわざと女性と関係を持つのはやり過ぎだし、受けに「傷ついた?」って聞くのも引きました苦笑
    プライドと保身のために自分からは好きだと言えなくて、でも何をしても受けには好きだと言ってもらえなくて(受けは攻めに嫌われていると勘違いしているため)(無理もない)、傷つきたくなかったはずなのに結局自分で自分の首を絞めてじわじわと追い詰められていくところは胸が痛かったです。人とまともなコミュニケーション取ってこなかったせいで正解が分かんなくなっちゃうんだな〜涙
    でもくっついた後の攻めはあの我儘傲慢っぷりはなんだったん!?ぐらいのデレデレ素直良い子ちゃんでかわいかったです。いままで言えなかった分ハチャメチャにデレるの最高〜〜〜!
    私はヤ…チンで好きでもない子とセッ…しまくっているタイプの攻めには本当に好きな子と心も体も繋げたときに初めて得られる幸福感みたいな「他の人とのセッ…とは全然違うぞ!」という差別感を描写して欲しいタイプの夢見るオタクなのですが、この作品ではそれが描かれていなかったのでそこが惜しかったなぁ。受けがあれだけのことをされても攻めのことを(顔以外で)好きな理由もなんだか不明瞭だったかな。そもそも最初は顔で赤面してたと思うんだけどいつ中身も好きになったんだろう。
    全体的には顔良執着構ってちゃん攻めと小柄シゴデキ真面目受けで楽しく読めました!
    修正必要箇所なし(元々輪郭すら描いてない?)。本番が一回だけでしかもほぼほぼ無理矢理だったので、くっついた後のラブラブなセッ…も見たかったです。
  • 特装版 恋をするつもりはなかった-double-【電子限定描き下ろし付き】

    鈴丸みんた

    不必要なシーンが多い割には描写不足
    ネタバレ
    2024年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話のレビューがボロクソだったのでハードルがハチャメチャに下がっていたのもあるかも知れないのですが、個人的にはそこまでひどい内容ではなかったかな。ただ二人のラブラブ続編を期待して読むと痛い目見るぞ!という……苦笑 二人が本当に分かり合える前段階、といった感じです。
    当て馬のニコくんを攻めが構う理由も分かるんですよね。でも本当にほんと〜〜〜〜〜に、3話も使ってお仕事やニコくん関連のお話を展開させた割にはニコくんについて圧倒的に描写不足だし不必要なシーンばかり。匂わせ投稿の意図や、攻めが慌てて受けのところに向かおうとする際わざわざその場所に一緒についてきた意図。あんなに話数使ったのにこのニコくんの真意が読者に読み取れないのは、はっきり言ってお話作りが下手過ぎると思います。これ文字だけで見たら完全に浮気相手が相手の本命にマウント取りに行くメンヘラ行動ですからね。それで「人のモノだという時点で対象から外れる」???このセリフの信憑性のなさ(お前妻子持ちと不倫してた上に相手の家庭崩壊を望んでたよな?????)。いっそ攻めに対して下心がある、としてくれた方が納得がいく。
    受けの出番をあれだけ削ってお出しされたものがこの中途半端さでは……
    攻めの無神経さも大概でしたが、自分が今回どれだけ受けを傷つけたのかを後悔・反省しているのでまあ…… 騒動後のセッ…のときの受けの不安・焦燥感とその直前の攻めの嬉しそうな顔の落差がね……受けのあの発言で漸く自分がしてしまったことを本当に理解したというか、実際やましいことはしてないだけにそこまで重く捉えてなかったかも知れないけれど、自分が想像するよりもずっと受けを傷つけている、というのを自覚してくれたのは良かった。 でも一緒に行こうと言ってた店に、受けが腹いせに一人で行ってやる!ってなってたのに対して(いいこ)、攻めはな〜んにも考えず受けより先に当て馬を連れて行ってるシーン、何度読んでもムカついてしまうな笑
    同棲フラグあったので今度こそラブラブな二人の続編が欲しいですね。修正は輪郭線ありの白抜き。
  • 好きになってもかまへんで【単行本版】【電子限定特典付き】

    斧原ヨーコ

    「寂しかった」のは
    ネタバレ
    2024年2月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 心じゃないかと思うんですよね。何でもできる攻め、何でもできるしモテるけど愛情表現はセッ…しか知らなかったんじゃないかな。というか受け以外に本気になったことがないから分からないというか、多分いままでの子達もステータスだけ見て寄ってきていただけなので性行為以外は必要なかったというか。だからといって彼女が居る期間に他の人ともするのは下半身緩過ぎて引くけど…笑
    受けに避けられ出してからこの数年間、同じ大学で、多分最寄り駅どころか家まで把握していて、大学で何度も見かけて、それでも声がかけられなかった攻めの臆病さが愛おしくなりました。寂しかったね。奇跡の再会をしてからは必死に受けを繋ぎとめようとしてたけど、相変わらずセッ…しか分からないから「セ…レ」呼びされて拗ねて。身体じゃなくて心を繋げたいのに、あと一歩が踏み出せないところに受けが物理的にも遠いところに就職してしまうと知って、自暴自棄(と言うと言い過ぎかもだけど)になってじゃあもういいやって。あのプールの一瞬から恋に落ちて、自分の世界には受けと自分の二人だけなのに受けはそうじゃないんだって思ったら、寂しいよね。そうじゃないどころか自分から逃げようとしてるのかも、って考えるくらいには自信がない。何でもできるのに好きな人のことになると途端に不器用になっちゃうんだ……たまらん。受けが動いてくれて本当に良かったです。
    受けの元カノは登場シーンは多いけど完全に当て馬というか論外というか、そもそも最初から攻めは受けしか見ていない(表紙からそうだけど本当にずっと綾人のこと見てるよね盤ちゃん)しわざわざ攻めが手を出した理由も理解はできるから(穴兄弟なのはキモいけども)、私はあんまり気にならなかったかな。人格の浅さがリアルで、哀れでした。
    皆さんの意見見ると遠距離になることに対して攻めが全然信用されてなくて笑ったんですけど、攻めのずっとあった「寂しい」という気持ちは受けが埋めてくれたので、離れても大丈夫じゃないかなぁと個人的には思いました。でも続編は欲しい!笑
    修正は大体白抜き。そもそもきちんと描かれてないです。
  • 仕立て屋と恋

    大橋キッカ

    奥行きのない歳月設定
    ネタバレ
    2024年2月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めが10年付き合ってた恋人(女)にやっとプロポーズするぞ!って意気込んだ矢先に「あなたが好きなのは私じゃなくて受け」とフラれるの、歳月設定をもう少し考えた方が良かったのでは……と思ってしまいました。18か20?の頃から付き合っててプロポーズするのが30前という設定がまず謎で、女性は特にこの歳からまた新しく相手を……というのが難しくなる年頃だし、自分が相手にとって一番じゃないって分かってたならもっと早く別れるべきでしたよね。見事な舞台装置っぷり。
    攻めは攻めで10年付き合ってプロポーズまでしようとした相手にフラれたのに、核心を突かれて、ショックを受けるよりも受けのことを考えている。BL的にはそれで嬉しいかもですが、攻めと元恋人の過ごした10年という歳月が浅過ぎる。
    それで受けが勢いで告白しちゃったらすぐ付き合うことになっちゃうし……受けの15年秘めた片想い設定も攻めの恋人と過ごした10年もあまりにも奥行きがなく、せめてあと5年短ければもう少し現実的で受け入れやすかったかも。攻めはフラれて即切り替えるし女性としか経験がないのに男との性行為に抵抗がなさ過ぎるしで、とにかく感情移入しづらいお話でした。
    後半の、『友達』としての自分達と『恋人』としての自分達の違いをじわじわと実感しているところはかなり良かったので、受けに対しての恋愛感情の自覚過程を丁寧に描いて欲しかったかなぁ。
    修正は白短冊。
  • あの日のキスをもう一度【電子単行本版/限定特典まんが付き】

    ナナトなな

    あの日のキスが
    ネタバレ
    2024年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校卒業式のキスが原因で疎遠になった二人が同窓会で再会して同居を始めるというお話なので、10年も経ってればまあ結婚してても不思議ではないのですが……あらすじで弘也がバツ1だということは分かったのですが、三保までバツ1なんか〜〜〜い笑 苦手な方はご注意ください。
    ただ三保の方の結婚理由が『一生独りではいたくないので結婚相談所で適当に相手を見つけた』だったので腐女子的にはかなり読みやすかったです。反対に弘也の結婚・離婚理由がなんと言うか……これ弘也って結局高校のときからずっと三保が好きだったんですよね?同窓会でワンチャン三保に会える可能性を期待して、会えたらもう絶対に離さないという気持ちで参加したんですもんね?そういう三保への気持ちがずっとあったのに流されて結婚までしちゃってるのがなぁ……しかもこの元妻とずっと付き合ってたんですよね。三保のことを諦めたくて、とかそういう描写があったら良かったのにな。普通に最悪男だよ笑
    三保は結局この10年ずっと弘也のことが好きだったとあとになって自覚するけど、結婚期間中もそうだったから結婚相手に失礼だったなって反省してるところに好感が持てました(女目線から言うと反省してても最悪なのですがまあBLなので…!笑)。弘也も反省しろ。 でも相手の望む行動を察して常にパフェコミュ取れる男が三保相手にだけはバッドコミュニケーションになっちゃってうまくいかないところが面白かったです。結局三保ばっかり動いてたのでもうちょっと弘也が頑張ってくれても良かったかなとは思うのですが、三保相手だと臆病になって選択肢誤りまくる弘也、というのが二人の関係性なんですよね苦笑
    たくさん間違えてきたけれど、それでもそれがあったからここに繋がったね、となるお話でした。二人で約束の桜が見られて良かったなぁ。
    セッ…は一応してますが朝チュン少女漫画方式です。構図的にも弘也×三保だとは思うのですが、どこにもはっきりとはかかれていないためこのレビューでも攻め受けで語らない様にしました。
  • 好きが言えないふたりのエチュード【電子書籍特装版】

    kanco

    なんだか中途半端
    ネタバレ
    2024年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「恋人ごっこ」から始まった二人が本当に恋人になるまでのお話。恋愛未経験で演劇のことになると周りが見えなくなる受け、かなり自分の都合で攻めを振り回すし攻めの大切な告白を2度も途中で止めるので攻めがかわいそうになっちゃったな……攻めは攻めでネガティブでやりたいことを主張しない性格のため、かなり進展の遅い二人にじれじれしました。二人が仲を深める話に話数を費やしている割にはお互い見せ場不足だし、かといって心理描写が丁寧なわけでもない(見せ場がないのでまあ描写する心理がない)。更に実際の演劇場面があまりにも少ないので、攻めの成長が分かりづらい。演劇を話に絡めるならもっと大ゴマ使って魅せていった方が読者は引き込まれるのではないかなぁ、と思いました。最終話も描き下ろしも特装版マンガも全て半端な締め方に感じ、かなり不完全燃焼。特に特装版マンガは、初期設定やラフ入れるくらいなら二人の初えっちをもっと長くきちんと描いた方が良かったと思う。
    あと個人的に攻めが“ゲイだと認めたくなくて女性と付き合ってきた”のは良いんですけど、好きではない人ともセッ…してきたっぽいことが、このお話で見てきた攻めの姿とあんまり繋がらなくてうーんだったな〜。やることはやってんだ……とか女でもたつのか?とか色々思ってしまい……(初期設定ではバイっぽかったけど、本編中の回想は女性しか出てきてないので)
    折角受けが攻めのかつての恋人達にヤキモチを妬いて(ヤキモチ妬けるくらいになっててえらい!)「攻めが誰とも経験したことのない“初めて”が欲しい」と言ってるのに返事が「好きな人とセッ…するのは初めて」なのもなぁ……これ攻めが遊び人設定ならきゅんポイントかもなのですがそうではない(少なくとも読者から見ると)ので違和感がすごくて、良いこと言ったっぽく描写されてるのがまた……涙 でもここで男の人とは初めてです、がこずほぐすのも慣れてるっぽかったから男とも経験あるのかも。女とは清い交際だけで経験は男とだけとかかな〜分からん。判断材料が少なくてモヤモヤしちゃう。なんかほんと最後までこの性格で経験豊富な攻めが繋がらなくてつらかった。もっと攻めに関する描写があったらなぁ。
    あと行為は挿入したところで即切りなので期待し過ぎに注意です。絵は好きなのですがエピソード、情報の出し方などが総じて描写が中途半端だったかなぁ。修正は白抜き。
  • やたらやらしい深見くん【単行本版特典ペーパー付き】

    松本あやか

    2巻まで
    ネタバレ
    2024年1月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻め受け二人ともに二面性があって面白かった!最初は受けを0点として見下していた攻めが受けに翻弄されてどんどんハマっていく過程が丁寧に描かれていて読み応えがありました。相手のことを名前ではなく点数で登録している攻めなので、受けに自分の名前を呼んで欲しくなったり受けの名前を知りたいという欲求がうまれてたりするのが、攻めの中での受けの存在の変化を感じてなんだか感慨深かったです。
    受けが攻めに「俺のことを好きにならないで」って言ってたのにも何か理由があるのかな。一巻かけてプロローグという感じなので、具体的な掘り下げとかも次巻以降に期待したいです。かなり気になるところで終わってしまったので明日2巻出して欲しい。
    修正は白抜き、1話1エロ。どうでも良い話なのですが、あのラ…ホ素材見るとどうしても「チェーン店!!」になってちょっと笑ってしまいます笑
    【以下2巻】友達(セッ…はする)として過ごす時間が増えて、受けのプライベートなことを知る様になって喜ぶ攻め、かわいい〜。受けにもじわじわ心の変化が訪れていて、こんなに毎話きっちりセッ…してるのに心の機微が詳細に描写されてるのがすごい。
  • 浮気者には惚れません

    ぬののの

    攻めと彼女達の思考が理解に苦しむ
    ネタバレ
    2024年1月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めに彼女が大量に居てその彼女同士が仲良いのは珍しいパターン笑 女の子の方も本気じゃないからだろうな〜というのも分かるし彼女達の活躍のおかげで二人が進展する展開も面白かったのですが、そもそもこの人達攻めと受けが両片想いっていうのが分かってて攻めと寝てるんだよな?と思うとかなり意味不明でした。攻めも、受けが自分のことを好きなことが分かってるのに直接言われなくなったからって寂しがりという言葉を使って彼女をたくさん作って遊びまくるのが「???」でした。それなのに受けが攻めを吹っ切るために恋人を作ろうとするのを邪魔しまくるのは理解に苦しむ。なんで自分は良くて受けはだめなんだ。 そもそも受けが素直に攻めのことが好きだと言えなくなったのは攻めが遊びまくっており言動に信頼性がなくなってしまったからだし、受けはずっと『恋人は一人が普通』『浮気なんて有り得ない』『一途な人が良い』と訴えてるのにそれを意に介さなかったのは自分なので、受けに恋人(当て馬です)ができてもうお前とは会わない宣言されてからやっと反省・改心するのは遅過ぎるんですよね。これ作中での攻めの受けへの“特別”という感情が最初からずっと恋愛感情っぽく描かれているから違和感なんだろうな〜。本人の中でも“特別”がどういうことか分かってなくて受けに恋人ができてやっと受けへの恋愛感情に気づく、という流れだったらもっと納得して読むことができたかも。
    絵もすごく好みだし全体的にコメディタッチで進むので読みやすく改心してからは溺愛アピもすごいので、深く考えなければ楽しく読むことができると思います。
    修正は白抜き。
  • アンチ・アイデンティティ

    沢マチコ

    モノローグがなくとも心情が伝わってくる
    ネタバレ
    2024年1月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ Sub高瀬×Dom東原。始まりが暴行だしいじめって単語が出ちゃってるしでこの二人がくっついても受け入れられるだろうか……と思いながら読みましたが、個人的には全然大丈夫でした!笑 狂犬攻めが従順なワンチャンになっていくのが本当にかわいい!攻めが、本当は話したかった映画の話で盛り上がれて嬉しそうだったり映画部に受け入れられるところもかわいかったな〜。受けが溢れる魔性かんなのに攻めの前では屈託なく笑うところや、攻めに抱かれる準備をひっそり進めていたりだとかもえっちで良かったな…… プレイ内容も激しいものは一切ないので普段Dom/Subをあまり読まない方でも読みやすいかと思います。
    この作品、心理描写が殆どないのですが二人の空気感、視線、アングル、セリフのひとつだけを取っても十分に察せられる様なセンスの塊みたいなお話で圧倒されました。マンガがうめぇ。
    最後の電子描き下ろしのシーモア限定の方かな?の山岡が受けのことを名前呼び+面談をデート呼びしてたのだけ少しモヤりました。山岡に他意があってもなくても不快なので(指導する立場として生徒との距離感を誤っていることへの気持ち悪さ)、ない方が良かったな。
    修正は基本白抜き、たまに“見え”ます。
  • Ringing

    乙女冴子

    修正が
    ネタバレ
    2024年1月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すみません後できちんと編集するので取り敢えず先にこれだけ言っておいても良いですか!?!?!?修正がサンプルと違います!サンプルだと輪郭線あり白抜き+白短冊なのですが、購入したものだと白短冊だけになっています!一時期は完全白抜きの時代になっちゃったのに、戻っていってる様で嬉しいです〜。
    さて本作についてです。本編3話とそのスピンオフ2話という構成なのですが、どちらもこの短い話数としてはメチャメチャきれいにまとまっていてすごいです…!
    本編の、関係悪化を恐れる故に何でもどころか肉…関係を求められても断れない攻め、どう考えても適当に遊んだツケが後々回ってくる方が面倒くさいのに……と思いながら読んでいました笑 この設定に関しては、初対面の男に流されて簡単にセッ…してしまう展開にするために作った様な設定感があり、あまり活かせていなかったかなぁと思います。どうせその設定にするならもっと“良い奴だけどクズ”感をエピソードで出してくれても良かったな。主軸は別のところにあり、そちらが3話構成のお話としては十分な完成度ではあるのですが!
    あとスピンオフの受け(岬)が本編受け(真辺)の元想い人なのですが作中一回も真辺のこと思い出さなかったのが個人的に、ああ真辺のあの感情はこの人にとっては本当に取るに足らない様な(というと言い過ぎかもですが)ものだったんだなぁ、となってしまい勝手にしんどくなってしまいました。恋愛初心者の岬が攻めのことを好きになって知らない感情を知っていく描写は良かったのですが、自分が過去に切り捨ててきた人達の想いにも気づいて鑑みて欲しかったなぁと少し思ったり。
    ただどちらのお話も読後感は良くすっきりしていて、描き下ろしも甘々で良かったな〜。真辺の真実?が分かって私も嬉しくなっちゃいました!
  • 恋になるにはややこしい【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

    しのだ楚芭

    振り回したり振り回されたり
    2024年1月11日
    序盤の雑な双子妹への成り代わりを除けば、二人のやり取りがテンポ良く自然で本当にかわいい!受けが読者に媚びてなくて良い意味でかわい過ぎず、前半は攻めに振り回されていたけれど後半は逆に攻めが振り回されまくりでずっとにやにやしながら読んでいました。攻めが受けのことを好きになった理由も受けが攻めのことを好きになった理由もきちんと段階を踏んで説明があって丁寧に描写されていたので、物語に入り込むことができました。誰かを好きになる、って色んなパターンがあるよねぇ。
    初めてのセッ…のときも色気があったりなかったりなのが二人らしくてほんとに良かったな〜。もっと見たい!になりました。修正は白抜き。
    攻めがいつ双子妹と知り合ったのかとか、受けが双子妹と顔だけでなく声も似てるとか一言だけでもあれば物語としての完成度は大分違ったかなぁと思います。そこだけ惜しかったかなぁ。でもそれを差し引いても余りあるかわいさだったので星5です!笑
  • 愛だなんて言わないから

    日暮くれ

    続編決定してて良かったな
    ネタバレ
    2024年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ というか、最初からこれだけで出さない方が良かったんじゃないか?と思いさえする終わり方でした。性的なことは頬にキスぐらいで、そもそも自覚したのかしてないのかくらいで終わっています。
    結局藤次も八千代もお互いが特別でずっと引きずっていて、誰かを犠牲にしなければ変われない関係性だったんですよね。自ら身を引いた聖人(藤次の恋人)や皐月さん(八千代の元嫁)は、相手のことを愛していて近くで見てきたから、分かりたくなくても分かってしまったんだなぁ。聖人はともかく皐月さんはそれでも良いって結婚したはずなんですけどね苦笑
    私が納得できなかったのは八千代の描写かなぁ。皐月さんは「(忘れられない人がいるけど)愛する努力はします」と言われ、それなりに愛情はあったと思う、と言っており結婚式の二人もすごく幸せそうに見えたんですけれど実際は八千代はずっと藤次を想っていて、出てくる皐月さんとの描写にも(こちらからすると)皐月さんへの恋情みたいなものはなかった様に見えるので、そこが繋がらなくて……てか結婚式のときの八千代の笑顔に納得がいかなくて……!?あれだけ藤次に未練たらたらなのにあんな幸せそうな顔にはならんくない!?になったんですけどあれって藤次のフィルターを通して見えてる八千代だからかなぁ。
    藤次と聖人についても、あれだけ男は最初から除外していた藤次が一度お試しセッ…しただけで何で男と付き合うことになるんだ?と疑問だったので思わず番外編同人誌(『知らない男』)を購入してしまいましたよね…笑 藤次の聖人への気持ちは確かに愛だったけれどそれ以上に特別な藤次の八千代への感情を聖人は知っているから、この後藤次を悩ませてしまうことよりもいま別れることによって負わせる一時的?な痛みを選択したのかなぁ。ここが、人によっては聖人が逃げた様に思えたりもするのかも。
    ただ、いま二人は28歳で結婚式が26歳頃だとするとあまりにも間の数年が薄っぺらに感じてしまいました。年月経てる設定ならそれなりの感情や人間性の変化を感じさせてもらえたら良かったなぁ。
    それにしても結婚式ぶりに会ったら自分の告白を告白とすら捉えてくれなかった男に男の恋人ができてるの(しかも自分きっかけで)を知ったときの八千代の心境を考えると……涙 あとここ一番しんどいってなったところなんですけれど、聖人の左手薬指にもほくろがあるんですよね……グゥゥ
  • 異世界転移ではじめる愛弟子ライフ ~推しにハメられないと生きていけません!~【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

    あずたか

    軽い気持ちで読めるハッピー異世界転移
    2024年1月3日
    まず魔力供給のためにセッ…しなきゃいけないっていう設定だけで星5億点なんですよね。最高〜!
    帯にツンデレって書いてあるんですけれどどちらかと言うとクーデレかな?クールで基本塩対応に見せかけて、内心は執着心強めの世話焼き最強魔術師攻め……たまらん。そもそも、行き倒れていた知らない人間を助けるのも助けるためとはいえ出会ってすぐの相手(しかも男)とセッ…できちゃうのも、もしや攻めって受けに一目惚れだったのかな…?しかも途中まで自覚がないので、自覚ないくせに受けに執着して過保護になっている攻めがかわいいです。魔力が少なくなると勝手に発情しちゃうというおいしい設定のはずなのに、攻めの無自覚嫉妬だったり受けの生命危機だったりで何だかんだ受けが攻めを誘う前に攻めから襲っちゃうのが良かったです笑 欲を言うなら、攻めがきちんと受けへの恋心を自覚した瞬間のリアクションも見たかったかなぁ。
    選択肢をひとつ間違えればヤンデレになりそうな攻めなのに、受けがパーフェクトコミュニケーションで全問大正解するので安心して読めました。
    お話としても、かなり盛り沢山な内容なのですが一冊でまとまっていてとても読みやすかったです。サブキャラも良い感じに活躍してくれてストレスがない。もし続編があったら、回収されなかった部分や他キャラのイベントなども絡めつつまだまだ二人のことが見たいなと思いました。
    修正は白抜き。
  • 隣人に恋しても大丈夫か?【単行本版(限定描き下ろし付き)】

    安里

    本編がなければ……
    ネタバレ
    2024年1月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『お客様に恋してもいいですか?』のスピンオフ。本編未読でもまあ読めないことはないですが、読んでいた方が分かりやすいかと思います。本編の織田さん類くんCPも出てきます。相変わらずキャラクターの性格がブレブレで、受けの山城くんも本編受けの類くんも本編とは性格が微妙に違います。寧ろ類くん好きな人はこちらは読まない方が良いのでは?と思ったくらい。本編でああいうことがあったのに嫉妬させるチャンスとばかりに同じ相手を嫉妬の対象として利用するの、小悪魔描写がしたかったのかなと思いますが単に性格が悪いと感じました。あと相変わらず要らないシーンに尺を割き過ぎる。
    本作の話に戻りますが、本編にて織田さんに失恋した山城くん(受け)と類くんの友人であるハリー(攻め)のCP。ハリーの、馴れ馴れしく善意でずかずか踏み込んでくる性格とツンデレ甘え下手な山城くんの性格が噛み合っているのでCP的にはとても好きです。体格差も本当に素晴らしい。ただな〜……本編にて類くんへのハリーの気持ちが意味深なモノローグをさせつつも結局曖昧にされていましたが、本作の「選ばれない寂しさは僕にも覚えがある」というハリーのセリフは、やっぱりそういうことだったんじゃないの?という……ハグセラピーやマーマイトなど傷心山城くんへの対応も過去に類くんにしていたことと同じで、恐らく『誰にでも手を差し伸べてしまう中で、山城くんだけが特別になった』を作者さまは描写したかったはずなのに、“類くんへ同じことをして(恐らく)気持ちを抱いていた過去”があるせいで特別感がまるで薄くなってしまっていて、本当に勿体ないなと感じました(本編2巻って本当に何だったんですか???)。そういう意味では本編は読まない方がまだ本作に納得ができるかも…笑
    キャラクターの描き分けは本当にお上手で、ハリーのムチムチボディと山城くんの違いとかかなり好きなので本当に惜しいな〜……という感想です。
    修正は白抜き。山城くん、セッ…のときは素直になるけど交際後に甘くなり過ぎない塩梅が良かった!ハリーが巨…過ぎてハリーのを見たときに山城くんが「…腕?」ってなるところが好き過ぎます笑 本編込みだと星2.5くらいなんですが、この二人のCPはすごく好きで星5なので間をとって星4かなぁ。
  • mild lot-臆病でやさしい奇蹟-【コミックシーモア限定版】

    ISIKI

    テーマが散らかっている
    ネタバレ
    2023年12月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全155ページ。“運命の番、と言っても運命には幸も不幸もある”、“どこかに運命の番が居る相手と一緒になる虚しさ”など面白いテーマが作中に散らばっているのですが、殆ど回収されずに終わってしまい結果的にものすごく浅いお話になってしまっています。作者さまはオメガバース作品を描くのが初めてということだったので、やりたいことがたくさんでまとめきれなかった印象。攻めと受けがお互いに好きになっていくエピソードも不十分だしトラウマに対する克服?エピもあってない様なあっさりさなんですよね。“どこかに運命の番が居る相手と一緒になる虚しさ”を訴えるβ男性が主人公のトラウマ要因なのに、なぜか別方向での解決になっている上に結局自分は運命の番と結ばれるという展開も、作者さまはこのお話で何を表現したかったのかがよく分からなくなってしまい……ただ、このお話では運命の番といっても出会った瞬間に猛烈な衝動に駆られるわけではなく、じわじわと頭の中が相手のことで侵食されていく様な、離れがたくなる様な、ゆったりとした感覚だったのが面白かったです。別れ際に離れがたくてお互いのこと何回も振り返っちゃう二人はかわいかったな。あと基本クールな受けが赤面するところもかわいい。
    修正は白抜き。ページ数の都合上仕方なかったかもなのですが、もう少しじっくりページ数をかけて番になるところを見たかったなぁ。
  • レンタル彼氏れんたクン

    上原あり

    お相手は固定
    ネタバレ
    2023年12月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1話が大分前のものですし展開も早いので、読み切りのつもりで描かれたものだったのかな?レンタル彼氏れんたくん(攻め)のお仕事に関するオムニバス形式で毎回相手が違うのかなと思ったら、1話の正直くん(受け)がきちんとしたお相手だったんですね。他の作品と違うのは、受けと攻めが積極的に絡んではいかないところ。それぞれが別々の事件に巻き込まれる形で、その事件同士が繋がっていたりして二人が引き合わされていくのが面白かったです。段々攻めの中で受けのことを考える割合が増えていくのがかわいかったなぁ。
    攻めと受けの関係についてはそこで終わり!?という感じなのですが(分冊版のレビューを見て覚悟はしておりました)、これはこれで良いと思います。叶うなら続編にてラブラブセッ…をして欲しいですけど!!!笑
    後半になって急に深刻な攻めの設定が明かされるのですがあまりにも説明・掘り下げ不足で、中途半端にするくらいならない方が良かったのでは……と思ったので、こちらに関してももし続編があるならそこで昇華して欲しいですね。
    修正は白短冊。攻め受けともに他の人としているシーンはありません(なんならえっちな妄想や夢の中でもお互いに相手で考えているのでかわいい!)。
  • 勇者の俺様が魔導士なんかに!

    和泉みお

    魔導士×勇者
    2023年12月20日
    全238ページ。流行りの追放系のBL版、待ってました!受けの性格が普通に悪いんですけど(笑)、段々かわいく見えて仕方なくなっちゃうから不思議だ……「可愛い人だなぁ」ですませられちゃうのは、愛なんですよね。受けにも攻めにも過去にそれなりのトラウマがあり、特に受けのトラウマが人格形成に及ぶ部分なので少し辛いのですが、ギャフン?があって安心しました。
    勇者一行のパーティメンバーが良い人達なので、最初になぜ攻めを追放したのか?という疑問も描き下ろしで判明するのでモヤモヤが残らないのが良かったな。脇キャラも各々で個性がいっぱいなのですが、主役二人を邪魔しない塩梅になっていて読みやすかったです。マンガがうめぇ。元々少女マンガを描かれている方なので女の子がかわいくて魅力的なのも良きだったな〜。
    感情を知りたい攻めと意地っ張りな受けで、読んでいて本当にかわいい二人だった。受けがキスって言うの恥ずかしくてフォントサイズが極小になるの大好き!笑 あと魔力回復に体液を流し込む設定大好き過ぎるのでもっともっと活用して欲しい。キスまでしかしていないしまだまだ2人の掛け合いも見たいので、続編あったら嬉しいです!個人的にですが、シドさんとブライアンくんに今後の進展、ありませんか?(迫真)
  • 食らいついてよ、旦那さま【単行本版特典ペーパー付き】

    ユキハル

    ストーリー性はなくずっとラブラブえっち
    ネタバレ
    2023年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一途年下わんこ×元ヤン年上ムチムチボディの12歳差CP。受けがムチムチボディですが負けず劣らず攻めのガタイも良いです!笑 お互いが大好きな二人がたまにすれ違ったりイチャイチャしたりする平和でえっちなラブコメ。いまのところストーリー性は皆無なのでそれを求めている方には向きませんが(続くので掘り下げあるかも?)、作画もずっときれいだし二人がラブラブなので安心して読めます。5歳で初恋に落ちた相手と結婚まで至るってかなりドラマチックなので、今後その辺をもっと活かしたストーリーがくると良いなぁ。
    エロの比率がかなり高いのですが残念白抜き(カリの形が分からない白抜き)なので、いっそ18…版で出してもらいたいですね笑
    意図的だと思うのですが現在の受けの服装や仕草・ポーズなどがかなり女性っぽくて、胸がムチムチフワフワなのも相まって普通に女性に見えてしまうのが惜しいかなぁ。個人的にヤンキー時代の仕草のままでいてくれたら良かったな。
    セッ…は商業誌とは思えないくらい激しい(特殊なプレイはないです)のと、ハート・濁点喘ぎありなので苦手な方はご注意ください。
  • 星屑のおやすみ

    Arinco

    ドラマチックではある
    ネタバレ
    2023年12月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全274ページ。攻めの心情が明かされるのがかなり後半なので、Ω(祐真くん)と子作りしといて攻めはどういう気持ちで受けに思わせぶりな態度取ってんだ!?と半ば怒りながら読み進めました。行動だけ見たら「受けの片割れのΩと子作りしたのに相手に逃げられたからそっくりな受けを代わりにしている」くらい思われても不思議じゃないのに、本音は言ってないのに「俺の気持ちは全然伝わってなかったんだな」と受けに怒る場面があり「そりゃそうじゃ!!!」になってしまいました笑
    後半になりやっとそれぞれの気持ちや事実が明らかになるのですが、攻めの行動に納得はできても祐真くんに対してはやっぱりどうにも周りの気持ちも命も軽んじている様に感じ疑問に思ってしまいました。自分で産んだ子にも関わらず、再会時も子どものことは全く気にしてる様子がないんですよね。こわいよ。
    結局真くんは攻めと祐真くんの子どもであることは変わらず、戸籍はどうなっているのか?受けは会社に虚偽申告してる?(申告書類どうなってるんだろう)赤ちゃんを産んで2日で単独行動できるか?一泊程度の距離に住んでいたのにいままで見つからなかったの?など詳細がなく、受けと攻めの心情についてはハッピーエンドですがそれ以外が曖昧で気になる点が多かったです。
    ドラマチックではあるんですよね。ずっと受け視点で幸せなのに不安な描写が続いて、やっと祐真くんが見つかって自分の役目は終わりだねって離れようとして。αとαじゃ結ばれないって一番信じ込んできたのは受けで、漸く想いが通じあっても発情期のΩとのセッ…を経験してるαに対して自分で良いのかって引け目を感じたり。オメガバースに対して欲しいものは揃っているんですが、細かい設定がふわふわなのが気になって私は入り込めなかったです。あと攻めと受けが初めて繋がった際に、ヒートの時の方がよっぽど理性が保てるといった攻めのセリフがあるのですが、理性が保てず好きでもない発情期のΩに中…ししたのに!?!?!?になっちゃいましたよね。スン……
    雰囲気はメチャメチャ良いので、細かいことを気にしない人は感動できるし楽しめると思います。多分作者さまも読者に汲み取ってもらいたいのはそこで、だからこそ三人のハッピーエンド描写以外の要素は省かれているのかも。
    修正は白抜き。
  • 明日もきみに会いに行く

    熊雪ふる

    バイのわんこ後輩×ノンケのコミュ強先輩
    2023年12月9日
    受けが、明るくてコミュ強なので色んな人に好かれるけど良い人どまり感が本編中の何気ないシーンにもよく出ていて良かったな。あと受けの4人弟妹が居る設定が、実際に弟妹達は登場したわけじゃないのに受けの言動でどういうきょうだい仲なのかが想像できて、マンガがうめぇ……になりました。攻めが無自覚に受けのきゅんポイントを刺激していくのもかわいかった。最初から攻めが受けにぐいぐいいくんだけど、最初は興味だったものがじわじわと恋に変わっていったんだろうなぁ。ただ初めて攻めの傷痕を見たときの受けのリアクションが、大切な場面だとは思うのですがちょっと過剰だったかも?そこ以外は感情の変化が丁寧に描写されていて、お話に入り込むことができました。
    交際後、どっち役がやりたいかの話し合いもちゃんとあって(ノンケの受けが悩むのが好きなので)嬉しかったです。二人で恋をしていくのって、素敵だなぁ。
    修正は白短冊。本番は1回だけなのですがちん…の描き方が最高にえっちだったのでもっと見たかったな〜!笑
  • あいちゃんはあえぎ声がうるさい

    小木カンヌ

    「えのくん」「あいちゃん」呼びがかわいい
    2023年12月8日
    高校時代、彼女に喘ぎ声がAV女優みたいと陰で言われていたことに傷ついて人と交際することがこわくなってしまった受けが、喘ぎ声改善のために刺激に慣れよう!と同居人である攻めとえっちな特訓をしていくお話です。(元)彼女が友達に話しているのを受けが聞いてしまったシーンは共感性羞恥というか、読んでいて私まで胸がぎゅっとなりました。元カノについては本編中で救済があるので読後感はスッキリです。
    受け、元々ノンケだと思うのですが同性同士に対する偏見はないので攻めのことも受け入れちゃうしお尻の準備もしちゃう……喘ぎ声を小さくするための特訓だったはずなのにお尻をいじったことによって喘ぎ声がより大きくなっちゃうの、えっち過ぎるが……???才能がある。流れで致すのではなく、ちゃんとどっちがやりたいかを二人で話し合うカプって良いよね。本番の日までの受けのどきどきそわそわ感を勝手に想像して萌えました。 フェ…や顔しゃはありますが最後までするのは1回だけなのとその1回の描写が途中までだったので、もっと受けの喘ぎ声が聞きたかったな〜!
    あと受けが、喘ぎ声が大きいだけで他の部分がすごく男前だったのも良きでした。男前だからこそ喘ぎ声とのギャップがあるっていうのもすごくえっちで最高なのですが、過去の経験から攻めが臆病になってしまってたところに受けがぐいぐいいくのが、二人の凹凸が噛み合っていて良かったなぁ。相手の存在に救われたのは受けだけじゃなくて攻めもだったんだなぁというのがとても素敵でした。攻めも、過去はセ…レ複数人だし好き放題してたっぽいけれど、多分受けと一緒に暮らすにあたりちゃんと精算して受けに対して恥ずかしくない自分で居ようとしていたというのがすごくいじらしかったです。実って良かった。
    修正は白抜き。受けの下着がいつも柄物なのがかわいい。
  • ヤンチャ男子の手懐け方

    桜井りょう

    知らなかった自分の一面を知っていく
    ネタバレ
    2023年12月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『恋愛漫画家の飼われ方』に出てきた凛久くん(前作受け)の元彼、建くん(今作受け)のお話です。前作の二人もたくさん出てくるので読んでいた方が関係性は分かりやすいです。
    今作は無料の方で2話まで読んでいて、前作あれだけ自分勝手に動いて凛久くんを振り回していた建くんの面影が全くないが!?と思っていたのですが、3話からが本番でしたね……笑 攻めがヤキモチ妬くのがかわいいからとわざとヤキモチを妬かせようとするところまでは自覚を持って行っているので良い(良くはない)のですが、攻めとの食事時に何回も自分の同僚を同席させたり、凛久くんカップルとの4人での旅行時に凛久くんの恋人にばっかり引っ付いて楽しんでたりと、これを建くん本人が悪気なく誰にも配慮をせずにやっているのが本当に……前作でも建くんのこの自分のことしか考えていない行動が不愉快だったのですが、今作でも全然変わってなかったですね笑 建くんには建くんの価値観があって本人的には全くそういうつもりがないので攻めの訴えも聞く耳持たずで、私は攻めの感覚に近い人間なので攻めに感情移入してしまって読んでいて辛かったです。色恋沙汰で揉めた相手とも変わらずに接することができるのって、建くんの悪いところでもあり良いところでもあるんだよなぁ。
    でも博愛主義で生きてきた攻めが初めて本気で人を好きになって、独占欲とか執着欲とかを知っていくのは良かったな。最後は建くんがきちんと成長してくれたので本当に本当に良かったです。そもそも元々凛久くんと別れたのも建くんの浮気が原因だったためそのままの建くんでは今作で攻めとくっついたとしても不安が残るな〜と思っていたのですが、建くんの攻めへの感情の変化が分かる終わり方で安心できました!自分には“やさしい”しかない、と攻めは思ってるけど建くんは最初から攻めのことずっと「面白い」って言ってるのもすごく好きだな。
    そういえば攻めの同僚の女性、攻めの元カノと友人であり元カノが攻めと復縁したがっていることを聞いていたからだと思うのですが、相談に乗るフリをして攻めの行動予定をその元カノに報告して元カノが攻めのこと待ち伏せみたいなことしてたの、ホラー漫画か?になりました。こわい。 修正は白抜き。
  • メープルシュガーベイビー【電子限定描き下ろし付き】

    芽沢めい

    進展するのは受けが大学生になってから
    ネタバレ
    2023年11月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けは最初は高校生ですが、作中で大学生になり二人の仲が進展するのは大学生になってからなので安心してください!笑 受け、最初は威嚇猫ちゃんだったのに懐いてくれたらめちゃくちゃかわいい姿を見せてくれるの、ずるいよね……攻めに好きになってもらえる様にって色々頑張ってアピールする受けが本当に健気でかわいい!そんな受けに対して攻めが、雰囲気で流されない様にきちんと受け自身を見て接しているのが誠実だなぁと思いました。受けと付き合うことに悩む理由に“同性だから”とかが入ってこないのも良かったな。
    最初は攻めと接することで前向きになった受けが行動を起こして、今度はその受けに倣って攻めが行動を起こすっていうお互いに影響を与えあえる二人なのも良かった。
    ただ、医大に入るくらいの頭の受けに勉強を教える攻めの設定が、攻めが何の仕事してるのかも不明だったためどうも腑に落ちず……あと受けの美形設定に関してももう少し周りのリアクションがあっても良かったかなぁと思いました。
    修正は輪郭線ありの白抜き。これ作者さまのこだわりかなって勝手に思ってるんですが、攻めがおへその少し下まで陰毛が生えてて下着をはいてる状態でもはみ出して見えちゃうの、あまりにもドスケベ過ぎたな…………
  • ビハインド ザ シーン

    槻岡あに

    キスまでだけど展開が丁寧で惹き込まれる
    2023年11月25日
    ビジネスBLで売ってるけど実は不仲っていうこんなん全人類(クソデカ主語)好きでしょ!?!?!?みたいな設定。私も大好きです。
    不仲になったのにもきちんと理由があって、二人の感情がきちんと描かれていてすごく読み応えがあります。二人とも一生懸命お仕事に向き合っていて応援したくなりました。嫉妬だったり炎上だったりとハラハラしましたが、解決方法?がかなり良くて……ニヤニヤしちゃった。自覚前でも後でもド天然に惚気る叶多くんがかわい過ぎる……キスまでしかしていないので攻め受けは断定できないのですが(あちらの世界でも揉めていました笑)、私はせなかな派です!笑 まだ荒削りな作画ですが読ませる作家さんだなぁと思いました。是非続編も欲しいです!もし続編があったら瀬凪くんが叶多くんのことを好きになっていったお話も読みたいなぁ。そういえばこれBLドラマの役名も芸名と同じ名前でやってるのかな…?
  • その件は無かったことに

    くらのね吉

    設定が腑に落ちず……
    ネタバレ
    2023年11月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 茶髪×黒髪。確かに1話はわくわくするんですよね。でも受けに告白をなかったことにして欲しいと言われ連絡も避けられ気味・他人行儀にされて腹が立ったからって“仕返し”で白紙ではなく保留にしたい、って言い出す攻めに対し、あまりにも受けの気持ちを軽んじ過ぎていると感じました。
    また、折角視点が交互に描かれるのに攻めの気持ちの変化が分からないんですよね。受けの最初の告白未遂時に断ろうとした理由は明かされますが、そこ時点での攻めの気持ちがはっきり分からず…?私が読み解けていないだけなら申し訳ないのですが、この時点では友愛でしかなかった様に思えます。いつ恋愛に?なんか元彼から急にバラされたのもあれなんですが、そもそもそのセリフを発言するに至った感情の揺れ動きをこちらは見たかったわけで……なんか……そういうふわっとした作品ですと言われてしまえばそれで納得するしかないのですが……
    だって元彼の話だと、元彼には攻めに対する気持ちはなかったのに1年も付き合っていたということなので、当時は攻めの方が元彼のことを好きだったってことですよね。口ぶりからして攻めにとっては男と付き合ったのは多分この元彼だけで、それってかなり特別だと思うし、友達期間はなく恋人スタート⇒別れて友達、っぽかったので出会いがアプリや紹介だったとしてもいままで女性が対象だったなら何で急に男と?になるので不自然でそこも気になりました。
    この元彼とは友達として何年も連絡取ってて、受けとはここ1年で再会するまでは会ってなかったのに再会してから急に身のまわりの世話をさせてるってのも設定として腑に落ちず……そもそも受けにだけ素を出してるのもきっかけが分からず、もやもやが残ってしまいました。肝心な情報がないというか……最後にセッ…が一回ありますが(白短冊と白抜き)、攻めは急に受けと付き合うことにしたくせに積極的にセッ…に誘ってくるのも抵抗なさ過ぎたのも謎に感じてしまいました。
  • オシニマケテキテミレバ

    新藤伊菜

    包容力MAX方言攻めは100点だけど
    ネタバレ
    2023年11月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 母親に完璧を求められ続けて、でも100点が取れず98点では褒めてもらえなかった受けの光太郎。完璧であろうとするが故に自分にも他人にも厳しく、そこからくるストレスを(無意識でも)発散するのが彼にとってのセッ…だったのかなぁ。でも厳しい上司で通してるのに、同僚主催の合コンには参加して毎回お持ち帰りしてる設定が個人的にはあんまり繋がらなかったです。
    ひょんなことから攻めにお尻を開発されてED克服チャレンジが始まるわけですが、自分はEDが治ったら攻めに嘘をついてすぐ女性とセッ…しに行ったくせに(この時点では攻めと付き合っているわけではないし恋愛感情の自覚もないので別に良いっちゃ良いのですが)それで攻めから突き放されて、その後攻めと部下の女性との関係を疑って、怒って攻めだけでなくその女性にもあたるのであまりにも自分勝手だしパワハラだしで、ここがちょっと読んでいてキツかったかも。他の方のレビューにもあったのですが、そう、32歳児なんですよね。大きなお子さま。感情の発散の仕方も教えてもらえなかったんだな……と思うと、かわいそうだし攻めみたいにヨシヨシしてあげたくなる気持ちも分からんでもないのですが……攻めは出会ってからずっと一途だし方言ヨシヨシちょいSえっちで本当に最高だったので、受けがな〜!もうちょっとな〜…!という感想でした。受けの、自分が女性とセッ…したことに対する攻めへの言い訳も女とのセッ…成功直後の喜びようと繋がらないからもやもやするし、あの女性は前回たたなかった受けにひどい罵倒をしたくせに何がどうなって再連絡してきたのかも分からないままなので舞台装置過ぎるし。
    あとゲイの攻めが「女性とするときにこういうの言わせてるんでしょ/させてるんでしょ」とか元々ノンケの受けに言うのがなんだか勝手につらくなってしまった。
    修正は9割白抜き、無修正なところもあります。あと写植ミスが多かったので単行本化の際にチェックする人居なかったのかな?と気になりました。
  • 高嶺のSubは擬態する

    鳥丸太郎/コオリ

    読みやすいDom/Sub
    2023年11月16日
    全232ページ、全て表題作です。目次の最後ら辺に『二人のDomの愛情に』というタイトルがあったので、もしかして3人での絡みがある話なのか?と心配していたのですが、全然違った。安心。
    軽いスパンキング以外はキツいプレイなどもなくずっと甘々で当て馬も居ないのでDom/Sub初心者の方にもおすすめしやすいです。お話自体もメチャメチャ平和なので安心して読めます。絵もずっと美しい。
    ただ、タイトルの意味が途中で分かるのですがもう少しその設定を活かした展開があっても良いかなぁと思いました。家庭の話も深い掘り下げはせずさらっとしていたし、攻めが最初にチャット始めたのにも何かきっかけみたいなエピソードがあったらより良かったな。あとサブキャラも名前があり全員顔が良いので、原作がシリーズ化していてスピンオフとかがあるのかな?と思ったらそういうわけでもないんですね。個人的には久希くんと昂雅くんの今後が読みたくなりました!
    攻めに会うときに鏡で服や髪型確認しちゃう受けとか気が昂ると思わずグレアが出ちゃう攻めとかかわいい二人だったな〜。受けにきちんと芯があるのも良かった。あと描き下ろしで買い物中攻めが大きい紙袋を2つ持っていたのに対し受けが小さい袋1つだけだったのも、あれは受けか二人の荷物だけど攻めが持たせてくれって言い出したんだろうな〜とか想像できてかわいかったです。
    修正は9割白抜きですが、なぜか修正がない箇所もあります(ありがとう)。コマンドを使ったセッ…と普通のセッ…があって◎ そういえばランクは努力で変えられるという設定が出てくるのですが、どういう努力をするんだろう…!?笑
  • 愛しのしっぽちゃん

    転はくと

    お話は星3だけど絵は星5
    2023年11月13日
    ユキヒョウ獣人×ライオン獣人。眠くなったり興奮したりすると出てきてしまう耳や尻尾がかわいい。でもそもそも日常生活で隠しておかなきゃいけない理由が分からず…?世界観の掘り下げがもう少しあったら良かったな。
    あと絵はとても美しいのですが、受けの肌の色はカラー絵と同じ様に本編内でも褐色(トーン)にしておいて欲しかったかなぁ。また、1話の受けの設定や言動がお話を進行させるためのものになってしまっていたのが勿体なかったな。この作品、心理描写が少ないのに1話で出ていた受けの遊び人やら何やらの設定が言動やエピソードでも殆ど表現できていないので、どうにも頭の中で繋がらず話に入り込めませんでした。俺様なのも1話の殆ど一瞬だけだし……絵がすごくかわいいから話の粗さが誤魔化されている感じはあります。修正は白抜き。
  • 性春DKコンプレックス【電子単行本版】【限定特典付き】

    にこ山P蔵

    (概ね)明るくてハッピーな短編集
    2023年11月12日
    表題作3話+短編3作品(遅漏絶倫攻×神テク受/Sub攻×Dom受/犯罪者攻×刑事受)の計4作品。ラストの短編以外は読んだらハッピーになれる軽いノリの明るいお話です。そもそもこの作者さまはハッピーラブコメメーカーだと私は思っているので、ラストのシリアスな作品も“光”の人間が描いたなというか、そんなに重くなり過ぎずに読めます。全作品短編とは思えないストーリーの完成度の高さでキャラクターもそれぞれでメチャメチャ良い味を出しているので、どの作品も続きを連載として読みたいな〜!という気持ちになりました。 個人的には表題作と2つ目の遅漏&絶倫でフラれ続けてきた攻め×テクが極上過ぎて相手がすぐに達してしまって物足りない受け、が良かったな。最高の相性。
    修正は白短冊。1話毎に絶対セッ…が入っているのもすごい(すごい)。
  • 王子様の伴侶は憂鬱なハニー【電子限定おまけ付き】

    白松

    お話は星3だけどキャラクターは星5
    2023年11月6日
    前作『王子様の伴侶はバツイチアラフォー』同世界線のお話ですが、前作を読んでいなくても大丈夫です。盛り上がりは、不運な俺が幸運を手にするまでRTAみたいな1話がピークだったかも。ここからどうなる!?という期待感とは裏腹に、こぢんまりとまとまってしまった印象です。受けの弟から始まり商店街の皆さんが悪気なく自分勝手で攻めも受けもいい様に使われていて、読んでいてあまり気分の良いものではなかったかなぁ。結局商店街だけの話で終わってしまう割には攻めが受け以外の人と交流しているところも描かれず、やっていることも何だか不明瞭でした。でも受けが前職の経験を活かしていく展開には好感が持てました。あと今作はとにかく攻めが良過ぎる。顔が良いのは勿論なのですが、金髪褐色に体躯が良くて一途で健気で包容力があって周りの人間にも愛想が良い、受けが悩んでいることにすぐ気がつく、なんて良いスパダリなんだ……お話としては星3ですが受けと攻めのキャラクターは星5なので、間を取って星4の評価かなぁ。
    前作からそうですが、細かいところがふわっふわなので気にならない人向けです。えっちなシーンは何回かありほぼ無修正ですが(何で???ありがとう)、そもそも見える構図は殆どありません。
  • 二度目の朝は君に1曲

    新藤伊菜

    読了後の満足感がすごい
    ネタバレ
    2023年11月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 文字数多いしお仕事内容もこちらには全く分からないのだけど、何が起こってるかは分かる様に作られているし更にここに攻めのピアノエピソードまで絡めてくる力量がすごい。それでも全然疲れないし、特別大きな出来事が起こるわけでもないのに続きが気になってページを捲る手がとまりませんでした。正反対な二人が少しずつお互いを知って距離を縮めていく様子が丁寧に描かれています。恋人になった後の会話の掛け合いもハチャメチャにかわいい。作中の音楽との絡ませ方も素敵だったなぁ。
    一つだけ不満があるとしたら、序盤の攻めが寝惚けて受けをセ…レくんと間違えた際に「(下の)名前呼べよ」と催促していたシーン。二人が恋人になった後のセッ…のときにも、受けに同じく名前呼びをせがんでいて、同じ意味を孕んでのセリフだったら嫌だなぁ……となってしまいました。同じセリフを使うならもっとうまく差別化をして欲しかったというか、以降このセ…レくんの話題は出ないので考察材料が少なくて……(話題が出ないということは攻めにとっては大した存在ではないとは思うのですが!) 序盤の方の名前呼び催促セリフはなくても進行できた場面なので、個人的にはなかった方がモヤらなかったなぁ。もし続編があったらこのセ…レこと進太郎くんと攻めの関係性を是非知りたいです…笑 修正はホタル。
    後半は怒涛のセッ…シーンなのですが(笑)、普段はクールな受けが行為のときはとろとろになっちゃうのが本当に本当にかわいい。
  • 恋はしません、落ちません【電子限定描き下ろし付】

    東雲サンゴ

    ハッピーになれる
    ネタバレ
    2023年11月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃハッピ〜〜〜〜〜……になってしまった………………読み終わった後、多幸感で溜め息を吐いてしまいました。お話の大筋としては安心安全大王道なのですが、やっぱり王道って王道たる所以のキュンが詰まってるんですよね。欲しいときに欲しいものが与えられるのでノンストレスで読めます。受けの元彼による負け犬の遠吠えは必見です(こんなこと言ってるけどこの人わざわざ自分から別れた受けに会いに来てるんだよな〜!と思うと笑顔になっちゃいます)。
    作画も丁寧でとにかく絵が好きだなぁ……小さなコマでも受けの表情や動きがかわいかったりして。
    攻め、再会したときに既に受けに落ちていたわけですが、受けとのワンナイト後からずっと受けのことを考えていて再会するまでに想いがメチャメチャ膨らんでしまっていたんだろうな〜……かわいい……最初は受けから無理矢理迫ったのに、再会してから立場が逆転しているのもかわいかったです。すれ違いそうになってもちゃんと相手のことを信じられるので安定したカプになりそう。
    修正はぼかし輪郭線ありの白抜きなので、形はきちんと分かります!ありがたい。
    攻めが受けと再会できたのは偶然だったのかとか、結局受けの元彼は何がしたかったのかとかはまああるのですが、そんなことどうでも良くなるくらい二人がかわいいので難しいことは考えずにハッピーになりたい方向けのお話です!元気出したいときに読むと良いかな。
  • 【電子限定特典付】ドキドキすんのなんかヤダ

    後野オカピ

    オーナー×クッキングインストラクター
    2023年10月19日
    受けのツンデレっぷりが本当にかわいくて、心の声のツッコミも面白かったです!幼馴染み二人とのやり取りもすごくかわいくて癒されました。攻めに素っ気ない態度取りつつも割と顔に出ちゃってるから、こんなの浴びせられてたら攻めはかわいくて仕方ないだろうな〜笑 両片想いなのが最初から丸分かりなので安心して読めます。最初攻めに対してあれだけツンってしちゃってた受けが段々笑顔を見せる様になってたのも攻めはたまらなかっただろうなぁ笑
    このお話、二人の恋愛面だけで言うならかなり好みなのですが半端な要素がいくつかあって、例えば攻めの実家の話とか、例えば受けが企画したイベントの成果とか、多分二人の恋愛面メインの構成にするために添削されたのだと思うのですが、続編があったら詳しく知りたいです。烈火の如くヤキモチ妬く攻めも見たいし…ッ!笑 あと乳製品アレルギー持ちである攻めの妹がイベントの参加者として来る展開はちょっと気になってしまいました。
    それ以外は受けのことを応援したくなるとってもかわいいお話でした!作者さまのあとがき全てに同意してしまいました…笑 修正は白短冊。普段紳士なのに最中はいじわるになる攻め、好(ハオ)です。
  • 恋にするにはあやふやすぎる

    なりた夏美

    イケメン後輩×失恋直後の先輩
    ネタバレ
    2023年10月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 筋書きに沿ってキャラクターが動かされている気がして、作者さまは本当にこれを自分のキャラにさせたかったのかな?とかするキャラに思われても良いのかな?などと考えてしまいました。
    ・初対面の受けに、違う相手に間違われてるって分かってるのにそのままセッ…する攻め(←分からん)
    ・朝起きてなぜかセッ…させてしまったことを謝る受け(←分からん)
    ・他人に勘違いされたまま襲った方が悪いのになぜか上から目線で許す条件を出す攻め(←分からん)
    ・攻め「あれが初めてで、うまくできなかったからリベンジさせて欲しい」(←分からん)
    ・受け「わかった」(←分からん)
    になってしまい……!?!?!?
    まず受けが短く見積もっても10年弱片想いしていた相手に失恋して、ヤケクソで誰でも良いから抱かれても良いと思っちゃうなら分かるのですが、失恋相手に最後の思い出として抱かれてると思ってたのに実際は知らない相手に犯されてたわけで、それに対するリアクションが軽過ぎるんですよね。10年も秘かな片想いをしていた気持ちが全く伝わってこないというか……セッ…に対する意識も軽く見えるし、やっぱり受けは初めてではなかったのかな…?(だとしたら、そう名言してくれた方がこのリアクションに納得できました)
    3年前からの彼女が居たことすら知らない程度の連絡しかしてないでずっと好きだったっていうのも不自然だし、最低10年片想いさせていた設定ならもう少し活かして欲しかったかも。でも、様式美な展開とはいえ流され気味な受けが、他人から勘違いされやすい攻めのことを庇った際に良いところだけでなく悪いところもきちんと受け止めていたのは良かったな。包容力受けの片鱗を感じる。
    絵自体はとても好きなのですが、表情がかたいのと全員顔面偏差値が同じ作画なので攻めのイケメン設定や過去話に説得力があまり感じられなかったところも勿体なかったなぁ。修正はうっっっっすいトーン。
  • 我が愛しの宮廷魔術師

    有木映子

    騎士×魔術師
    2023年10月15日
    惚れ薬を浴びて受けに恋しちゃった攻めの瞳がハートになってるのがかわいくて良かったです。エロマンガ以外でもハートになることあるんだ……笑
    色んな人に惚れ薬を盛られる度に強靭な精神力でセッ…は回避してきた攻め、信頼でき過ぎる……壺ごと惚れ薬を浴びたのに過ちをおかさないよう壺の破片の痛みで正気を保とうとしていたのもすごく誠実で良かったです。結局受けがどこで攻めのことが好きになったかは分からなかったのでそこだけ消化不良かなぁ。
    でも無愛想でツンツンしてる受けが内心ではかなり攻めのことが好きっぽくて、描き下ろしや電子限定特典で攻めがくるのそわそわ待ってたりとかデレ部分がちらちら垣間見えて「愛し……ッ」になってしまいました。かわいいね…… 本編はキスまでで、描き下ろしで本番がありますがあってない様なあっさり具合です。修正が必要な箇所もなし。余裕ない感じが出てて良かったけど初めてはベッドでしてあげて欲しかったな笑
    同時収録で短編が1話入っており、こちらはそもそも恋愛感情の自覚前段階で終わっており性的な描写は全くありません。個人的には、良い年下攻め(受け攻め合ってるかな!?笑)になりそうな予感がして良かったです◎
  • 転生しても嫌われ王子だったので関係修復頑張ります。

    時任遊也/宇栄原紅音/御子柴リョウ

    2巻追記
    ネタバレ
    2023年10月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 原作未読ですが楽しめました!展開がはやいというか、ぬるっとシーンが変わるのがこう……もう少しメリハリをつけた演出だったらあんまり気にならなかったかなぁと思います。男体妊娠、獣人や番設定なども面白そう。あんまり盛り込み過ぎてないので頭に入ってきやすいです。
    折角不運人生から転生?したのに転生先の元人格がとんでもない嫌われ者だったせいでみんなから疎まれている設定、めちゃくちゃかわいそうなのですが主人公が努力して周りの意識が段々と変わっていく展開は見ていて気分が良いですね。BLとしても攻めとこれからどうなるのかといったわくわく感もありますし(1巻はキスまでです)、純粋にストーリーも楽しめます!第一王子が結構やばそうなので、この先どんな関わり方をしてくるのかも気になります笑 ただ、受けがすぐ泣くことや仕草やポージングが女性っぽい(って言うとあれかな)ことだけは気になりました。転生前は中肉中背の成人男性のはずなのですがリアクションや思考も少女マンガの中高生ヒロインみたいで、お話は面白いのですがそこが好みがわかれるところかなぁ。【以下2巻追記】星4⇒3へ。多分原作はかなり面白いのだろうなぁと思わせるストーリー展開なのですが、作画を……もう少しだけ……頑張ってくれたら…………演出が伴っていないと劇的な展開が安っぽくなってしまうんだなぁ。二人は早々にくっついてやることやるのでそこは焦れ焦れしなくて良かったけど……
    見えない構図なので修正必要箇所なし。
  • 偏愛獅子と、蜜檻のオメガ【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】

    伽野せり/峰星ふる

    獅子の獣人α×人Ω
    2023年10月12日
    小説版は読んでいないのですが、コミカライズにありがちな端折り過ぎて展開が急で着いていけないなんてことは全くなく、世界観の説明から始まり、攻めと受けがゆっくり距離を近付けていく様子が丁寧に描かれていてとても読みやすかったです。攻め、言葉足らずだけどずっと受けのことを考えて行動しておりメチャメチャかわいい〜〜〜……
    挿入はしていませんが、3Pのシーンがあるので苦手な方はご注意ください。3Pもどきのシーン、予期していなかったので普通にびっくりしてしまったのですが裏表紙の帯に『先輩(攻め)たちに慰めてもらうことに!?』って複数形で書いてあったんですね。電子だと裏表紙の帯って一番最後にくるので分かんないですね。罠です笑 獣かん描写もありますので(受けと攻めのではないです)、こちらも苦手な方はご注意ください。
    受け、挿入されない様貞操帯を装着しているのですが発情をおさめるために攻め達に発散させてもらうといった流れで3Pもどきになるのに、尻はともかく前の部分は取らないとそもそもぼっ起が不可能なのでは!?と思ったのですがどうなんでしょうか?尻の方が、穴を塞ぐタイプのものではなく指は入れられるタイプの形だったため中イキだけで発散させるのかな?と思ったら普通に射…してたし、装着したまま扱いてたりする描写もあって……???貞操帯の知識があまりなく、そこが疑問でした。
    そこを除けば絵も美しくて(身体の描き方が本当に美しいです!)、2巻がとても楽しみです!
    修正は白抜き。貞操帯ごと消されなくて良かった!笑
  • ひねくれ小野寺くんの不器用な恋

    栗原カナ

    包容力カンスト男子×ツンデレ美形
    ネタバレ
    2023年10月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 南くんのときからこの二人が大好きだったので、一冊丸々田辺くん(攻め)と小野寺くん(受け)が堪能できて嬉しいです!二人の馴れ初めはこの単行本には入っておらず、小野寺くん分冊版(1〜3)か単行本『かりそめビ…チ南くん〜つづきの話〜』に入っています。
    今作は恋人になった後の嫉妬やイチャイチャが楽しめて、二人ともお互いが大好きなことが伝わってきてとても良かったです!普段何でも許してくれる攻めが友達相手にキレたシーンはぐっときてしまいました。締めるところはきちんと締めてくれる、良い男だ…… 受けも攻めに言われたことを気をつける様にしたり良い方向へ成長していっていて好(ハオ)です。
    (言い方は悪いけど)弟を利用しようとした姉だったり何も知らない相手を(だからこそ)勝手な憶測で貶したりいき過ぎたファンだったり、そういう人間の嫌なところがちょっとずつたくさんお出しされるのですが明確な“悪意”で動いている人間が居ないため、制裁の様なギャフン展開が殆どないのでもやっとする人も居そう。個人的に気になったのは、受けが美形設定なことが作画による説得力がなくそれに付随するSNSのバズりだとか周りの反応だとかの展開が理解できずうまく話に入り込めなかったことかなぁ。前作から気になっていた点ではあるのですが、メインキャラの顔面偏差値が作画上同じに見えるため、誰がイケメンで誰がそうでないのかが非常に分かりにくい。受けへ繋がるためのダシに使われる攻めという設定も、私には攻めもイケメンに見えるためなぜ女の子達はあんなにぞんざいな扱いを……??になります。あの世界上ではイケメンではない?のかと思ったら単行本の帯にはイケメンって書いてあるし本編最後も受けの姉からイケメン扱いされており、より「???」でした。美形設定の受けや高根くんと並んだときに見劣りしてしまうレベル、というのは設定上あるかも知れませんが作画では伝わってこないし、性格も体格も良いため女の子達が攻めを蔑ろにする理由が分かりませんでした。ま〜〜〜でもこの二人が好きだから評価は★5なんですけども……笑
    修正は白短冊。電子限定描き下ろしの本人が見えないところに痕たくさんつけるの「さすが〜!」(何が?)になってしまいました。
  • スプレッド・ワンズ・カラー【デジタル特装版】

    そらと

    ぶっきらぼうな年下×失恋したばかりの年上
    ネタバレ
    2023年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『フィルイン・カラー』に登場したよっしーのスピンオフ、しかも相手が生意気年下攻めということで個人的最高CPの組み合わせで救済してくださってとても嬉しいです。
    最悪な印象の出会いから、受けが攻めとのやり取りを通して失恋の傷を癒して救われていく過程がとても丁寧に描かれているのですが、反面、攻めの言動がちょっと謎なことが多く……特に1話で、攻めの部屋で目覚めた受けに対しての攻めがあまりにも迷惑そうで塩なのに、次に会ったとき(数ページ後)には既に受けに惚れている描写なのがかなり意味不明でした。攻めの受けへの恋愛感情の自覚タイミングについては全て読むと納得できる作りになっているのですが、だからこそ何度読み返してもここで受けに出てってくださいって言った後攻めが少し頬染めてるだけのコマでもひとつあったら全然違ったのにな〜!と思います。終盤もなんか攻めが急に受けから離れようとするんですが、それずっと思ってたなら合間合間に葛藤してる描写入れた方が良かったのでは!?となる理由で……急に入れられても取ってつけた様な展開に感じてしまうので、前述した描写とあわせて、かなり勿体ないなと思いました。
    攻め、最初はしぬほど無礼ですが本当は優しいし結構泣き虫だったり甘党だったり受けとのデート楽しみにして同僚におすすめのデートスポットリサーチしたり、かわいいところがたくさんあるんですよね。年下なのを気にしてるのもかわいい。受けは受けで失恋直後ではあるものの元々の性格が快活ですし行動的で男前なところもあって、だらだらとうじうじ展開が続くわけではないのでそこがとても良かったです。あと街中で失恋相手の面影を見つけてしまって苦しくなってしまう描写もすごく良かった…! 前述した描写不足の点を除けば、二人とも魅力的で本当に良いお話でした。
    修正は白抜き。『フィルイン・カラー』の二人も少しだけ出てきます!
  • 泣き虫ハニーの愛し方【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

    駒鳥ぴた

    包容力ある後輩×泣き虫先輩
    2023年9月29日
    家に帰っただけで緊張の糸が切れて玄関で即泣きしてしまう受けなので、サンプルのボロ泣きで少しでも引いた方は本編でもあまりに泣きまくる受けに置いてきぼりになりそうなので購入を一歩踏み留まった方が良いかも知れません。私は泣き顔がかわいいとか以上にストレスでやばそうな受けの胃が心配になりました笑 年下のスパダリ攻めに甘やかされまくって受けの胃が平穏になることを切に祈っています。
    物語としては、大きな波乱もなく攻めの受けへの好感度が最初からカンストしているため安心して読めました。受けの元彼も出てきますが一瞬で退場するので物足りないと感じる人は居るかも。とにかく攻めが受けをぐずぐずに甘やかすのが読みたい人向けです!個人的には、恋人になった後のデート回もあるのがとっても良かったです。二人ともお互い大好きでかわいいね…… 物申すとすれば、スーツの作画がちょっと……だったことと、攻めが受けに手を出すのが早過ぎたことかなぁ(当方同意なしのキスは犯〇!警察です)。
    修正は白抜きに更にカ…が分からない様に白線。厳重で笑いました。
  • てぺとる!~てっぺんとったる!~

    凡乃ヌイス

    後輩ボケ×先輩ツッコミ
    2023年9月28日
    芸人のお話ということで終始ギャグテイストで進むのですが、掛け合いのテンポも良く小さなコマにもたくさんネタが散りばめられていて読むのが本当に楽しかったです。サブキャラも個性いっぱいで、とにかくわちゃわちゃしているのですがうるさいとかそういう感じじゃないのでかなり読みやすいかと思います。
    さて、コンビになって一緒に暮らすことになった二人ですが、BLにおいて一緒の部屋で生活しているのにこんなにえっちな雰囲気にならないことある!?!?!?ってくらい健全で(笑)、でもそんな二人の日常がとても愛おしくてあったかいなぁと思いました。恋人になってからのイチャイチャもこっちが赤面してしまうくらいの焦れじれっぷり。かわいいね…… 本番はありませんが、最後に抜きあいはあります。修正は白抜き。
    描き下ろしのオチまで含めて最高でした。どうでも良い話ですが、龍星くんの妄想の中での二人の受け攻めってそっちなんだ…!?になりました笑
  • 【電子限定特典付】俺の×××を返せ!!~とある冒険者の受難~

    真白しろいろ

    真面目な魔術師×ヤリ…ン冒険者
    2023年9月22日
    本編1ページ目からあまりにも分かりやすい導入に拍手しました。難しいことは考えずに読む本だとすぐ分かるので天才の導入。男性器を女性器へと変えられたヤリ…ン(受け)が、元に戻す方法を探すべく縋った魔術師(攻め)と……なお話です。この魔術師が優しい童貞なのも最高なのですが、ヤリ…ンの受けが攻めのことを好きになっていくのが本当にかわいいです。攻めの言葉で、いままでの自分がいかに相手のことを考えてこなかったかを知り反省して、自ら謝りに行けるのもえらい◎ 避妊具がない世界だと思うので生が当たり前だと思うと、ヤリ…ンの受けが誰も孕ませてこなかったのが奇跡みたいです笑
    女性器状態でのセッ…も男性の身体でのセッ…も両方あるのでお得です!やった〜!途中触手に犯されるシーンがあるので苦手な方はご注意ください。個人的に、出した後の攻めのちん…が萎えている描写にこだわりを感じました◎
    このレーベルさん、ちん…は白短冊なのですが女性器は白抜きなので(何で???)、女性器状態でのセッ…はどうなっているのかよく分からなかったのが心残りです。
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