貴族転生 ~恵まれた生まれから最強の力を得る~
三木なずな(GAノベル/SBクリエイティブ刊)/華嶋ひすい/kyo/栗元健太郎
このレビューはネタバレを含みます▼
6巻まで。
王族に転生してチート。
単に武力強いだけで無く頭も良いお話。
その点は領地開拓系とよく似てる。
領地開拓と異なるのは、親王が多いため権力や政治の話も出てくる点。
また皇帝とのやり取りも多く、領地開拓のような好き勝手やるのではなく常に配慮する必要があるのも特色。
むしろそこが面白み。
私のような八方美人にはよくわかって面白い。
ただ現実の私はこの漫画のように結論を金で治められないのは痛痒いところ(笑)。
って、この漫画の方は大盤振る舞いしすぎなんですよね。
そこが惜しいところ。
金出しゃホワイトみたいな印象はありがちでちょっとね。
せっかく年少の頃から可愛げなく(笑)、もふもふも無しでやってるのに結局迎合ですか?って思ってしまう。
孤児みたいなのを匿うのもさ、そりゃ一義的には良い話で善良な統治者みたいな事でよく出てくる話だけど金ありゃ私もそうしたいんだよね。
その金も、表現は無いけど無駄減らして上手くやってます的な事なんだろうけど、それだと少年漫画って感じで深みが無い。
外貨獲得するなりなんでも良いけどなんか納得させて欲しかったですね。
そこが上手けりゃ入り込める。
あとは皇太子よね。
色々言っててどうするんだろって思ってたら、しょぼい話になってしまった。
まぁしゃーないけどそこは魅せて欲しかったな。
そこも含めて段々簡単な話が増えてきた。
しょぼい悪党出して解決みたいなさ。
序盤もチートと金で解決だけども、気遣いやら言葉やらで上手いなと思わせるとこもあって面白かった。
兄弟も単純では無くて掴めないところもあったりした。
でも段々どこかで見た単純な勧善懲悪が増えてきちゃった。
色々細かく練るの難しいですけどね、その辺を青年漫画らしくもう一回盛り返して欲しいなと願ってます。
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