溺愛スリーピングボイス
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溺愛スリーピングボイス

茶野まめこ

素直に甘えられる相手に会えて良かったね

2023年10月13日
出逢いから身バレの展開、推しとの距離感にワタワタするなど、全体的に王道と言えば王道だと思います。王道であるが故のリスクもあると思いますが、王道だからこそ絶対の安心感があるとも言えると思います。この場合、ハピエンを保証した上で、どれだけ盛り上げられるかが重要で、身バレの不安にビクビクしたり、半芸能人みたいな推しの立場を心配してみたり、白か黒か(友達か当て馬か)分からない人物のチャチャが入ったりと、枝葉が豊富で楽しめました。個人的に一番肩入れしたのは、意外にも「進藤くんの長子設定のアレコレ」でした。はっきり言って本編には殆ど関係ないと思うのに、長子にありがちな性格や気苦労なんかが色々書かれていて、私も長子なので、共感しかなかったです。そんな進藤くんが、素直に甘えられる彼と出会えて、擬似体験してるみたいに幸せな気持ちになれました。
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