始末屋J ~囚われた野性~
」のレビュー

始末屋J ~囚われた野性~

綺月陣/亜樹良のりかず

最後は自分の始末をつけるJの姿に笑った

ネタバレ
2023年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ二作目。先生の作品は、内容的にハードなものとソフトなものとの落差が激しいらしく(噂にビクついて、実際にハードな方は読んだことはないけど)ソフトな作品しか読んでいません。こちらも性的にはやや激しいものの、ハードさはあったとしても、苦手な人にも許容範囲だと思います。なんだかんだで、数えてみたら小説では一番多く読んでいる作家さんなので、ソフトな作品は合っているのだと思います。
私はニ狼の二枚目なんだか三枚目なんだかどっちつかずのキャラが面白くて好きです。今回は二作に事件が分かれています。『始末屋J』とタイトルにもなっているのに、二件めのケースでは自分で自分の始末をつけてる様子が、自業自得で笑えました。
こちら2022年電子書籍化で、私はてっきり新シリーズかと思っていて、二狼兄とボディガードの関係もこれから深掘りされると思っていたので、実は「商業化は2015年と古く、続編はない」と(あとがきで)知ってショックでした。もっとニ狼のカッコいい始末屋ぶりが見たかったです。
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