このレビューはネタバレを含みます▼
1巻読んだとき、なんか痛いなー乱暴だなーと感じてしまって2巻の購入を迷ったのだけれど、以前シーモア島で本仁先生の作品といえば!でおすすめいただいたこともあり、やはり2巻も読んでみようと思い切って購入。1巻でやめなくてよかった!2巻と3巻はほぼ一気読み。
なんかもう友情とか恋心とか憧れとか嫉妬とかぐじゃぐじゃに入り混じって、単純にいかない感じがとてもよかった。ミキティと柏兄については、もういっそ最後までやっちゃってしまえよーなぐらいに思ってたのにキスどまりだったな、これを残念に思ってるのは私だけか?柏兄の見た目すごく好きなんだよな、こいつが攻めてるとこ見たかった。
セリフのないコマの余韻もよかった、二人でみつめる夕陽、ミキティの眼の前で閉じられてしまった扉、印象的なシーンが多かった。
約束してないけど君の分の飲み物も買って君を待ってる。約束ないまま待つのってつらいけど、約束してるのに来てくれないのと、約束もできない状態なのと、どっちがつらいでしょうか?
ミキティとテルの間にある感情って何て言えばいいのかな、その後二人はラブラブで過ごしましたとさ、ってことにもならないような感じがするし。絆は強いと思うのだけれど。読み終わっていろいろ考えてしまって、自分でもまだ消化できてないこともあって、誰かに相談したい。
そして期待を裏切られず盛り込まれるギャグ。なにげに各話の終わりにさりげなく書かれてた次回予告みたいな一言もおもしろくて今度は何かなーなんて楽しみになった。柏弟の彼女の顔は夜店で買ったお面なんだろ、とかニヤリとさせられる。
攻めのほうが受けより背が低い、その身長差もうまくエロに生かされてる感じがした。2巻と3巻に関してはエロもキスも濃厚しっぽりでよくなった。1巻はあれだったけれども。
絵は相変わらずすきなく美麗、体のバランスとかくるいがなくて、安心して見てられた。(カレーライス)(オロナイン)