コールミーダーリン
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コールミーダーリン

深井結己

全てhappy end💕な一冊

2013年10月8日
全188Pで4つの話し+表題作の後日談でした。

1『コールミーダーリン』は例えるなら現代版おとぎ話かな。
深井さんの作品は全て読んではいませんが、読んだ中では数少ない《できた》攻めでしたvv
勤める会社の、冷めかけた恋人・社長から任された大役の接待。揚々と宿屋に向かったがなんと、それは躰を使う性接待…。
しかしそのピンチの古屋(受け)の前に颯爽と現れたのは白馬ならぬ高額な骨董品を所有する王子な攻め!

この攻めがいい男……・:*:・(o´ω`o)・:*:・
深井さんの今まで読んできた中でvv実にまとも!(。-∀-)ニシシ…

この攻め、登場時は和装ですが、後半スーツ姿へと変わります。私はスーツ姿の方がタイプでした。若々しいし、王子らしくてv


2『光追う夜』は幼馴染みもの。小さい頃かから好きな子に意地悪する攻め。受けと過ごした町を黙って去る日、また受けを泣かせ疎遠に……。

3『花咲く森の中』は独身課長(受け)とその部下(独身攻め)が葬儀の帰り、吹雪の中迷ってしまう。乗っていた車はガス欠。一方のケイタイはバッテリー切れ。もう一方のケイタイは帰り道、いつの間にか紛失。
雪山の遭難ではないけれど、危機が部下のタガを外させる。がしかし……。
課長、地味に策略家ですv

4『地獄の沙汰も彼次第』過去に秘密を持っ受けと、実はその過去に、受けと出会っていた攻めのお話し。

5は1の後日談でコメディタッチ。


いずれもhappy endです🎶
他も悪くないんですが、私は表題作がほっこり、クスリと読めて好きでした。

バラ売りがあったら表題作だけでいいかな?
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