双子と先生
」のレビュー

双子と先生

かきのたね

理解できないものを読んでしまいました

ネタバレ
2023年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人とも平等に好き、という世界線が理解できないのです。顔は1ミリも違わないとしましょう。でも性格は違うでしょう?
2人が好きというよりも2人から愛される状況が悦に入って手放せないって話か。

彼らを見分けられる(個として彼らを見ている)ことが、見分けられないその他大勢との大きな違いであるはずなのに、誰よりも個として彼らを見ていない先生。
自分の快楽のために双子が壊れるまで、貪り尽くす先生。
でもそこまで双子が執着するほど先生に魅力を感じない。

連日準備室やら階段踊り場でヤりまくりで、ひたすら続く似たような描写に仕舞いには食傷気味になってしまった。官能的だとも思わなかった。背徳感も感じなかったなぁ。全然悪いことだと思ってないんですもん。感じたかったなぁ。一部の人にしか理解できない深みは作品として成功と言えるのかな。

年少者の寂しさをうまく絡め取った悪い大人って感じでした。
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