このレビューはネタバレを含みます▼
誰でも人生のタラレバは少なからずあって、小さいのから大きいのまで常に選択の連続だし、今の環境は過去の自分が選んだ未来への道すがらだと納得しながら幸せだったりを感じて生きている。でも、こんなに長くifを抱えているってことは、やっぱり後悔なんだろうなーと…。子供や家族は大切だしもちろん愛してるんだけど、やっぱりあの時 自分の殻を破れなかったことは一生残るんだろうね。表面ではよき理解者「だけ」であり続けた、そうしか出来なかった ずるくて若かった自分。友人のままだったからこそ壊れない関係でいれたことの喜びと、小さな哀しみ。…そして、もう簡単に会えないだろう未来。しかし、それが自分が選び、受け入れた人生なんだと。対し その旧友は“ if ”なんか微塵も考えてないもんな~辛い!!我が子の理解者として帳尻合わせたい気持ちもよく分かる。BLにおける 言わば片思いモブキャラにスポットを当てた、切なくて心に残るお話でした。