朝が来たら、ふたりは【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
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このレビューはネタバレを含みます▼
レビュータイトル通りなのですが…読後改めてタイトルを見直して…初めての夜を越えた時(第一話)と、始めての夜を越えた時(第八話)の関係性の違いかぁ~、いやぁ…うん。確かに身体から始まる関係のハピエン話はみんなそうなんですけど、そうなんですけど、なんかストンと心に落ちた。
確かにストーリーとしては、ありきたりのものなのかもしれないのですが、オープンなのかクローゼットなのか、過去からのトラウマや、ケジメだったり…まるで本当に存在してる彼らの人生を一緒に過ごしているのではないかと引き込まれました。それを繊細で優しいタッチの絵で表現されてるのでスルスルと読めてしまい、もう終わってしまったのかと思う程でした。
こちらは単話の一話目を読んで、これ絶対面白いってお気に入りに入れてコミックに纏まるまでずっと待っていた作品の一つです。
こちらが初コミックの作家さんになりますが、初作家さんって買って読むの躊躇する方もいると思うし、他の作品出て安くなったり、とりあえず一旦お気に入りしておいて高レビューだったら買ってみようかなって方もいると思うのですが(私も実際そのタイプです)、これは割引なしの定価で買っても、何度も何度も読みたい作品です。
実際こちらの作品読んで即作家フォローさせて頂くくらい私は大好き!!
当事者じゃなくてもイジメ描写、家族との確執、職場の偏見…ちゃんと優しいだけじゃない世界なんだけど、それでも、あったかいなぁって思わせてくれるのは作家様の技量なんでしょうね☆
だからこそ、現実味のある人生を詠ませてもらったような作品で…BLしか読まない私はほぼ新刊読んでるのですが、これは絶対にレビューしなくては!!という謎の使命感に燃えて書いてしまうくらい良い作品なんですよ~。伝わりました?なんか長くなっちゃったから、このレビューうざってなるかもなんですけど本当素晴らしい作品だったから気になってる方は本当読んで欲しい。私は何度も何度も読む作品になると思うので、とりあえずアプリの本棚におとして、お気に入りBoxに入れます。
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