このレビューはネタバレを含みます▼
魔法学校の監督生兼寮長・冬臣(α)×庶民出の新入生・螢(Ω)。没落した家の復興を目指して全寮制の魔法学校に入学したが、バース診断で劣等種とされるΩであることが判明。しかも素行の悪いエリート・冬臣に目を付けられて、仮の番として同室にされてしまう。魔法とオメガバース、好きな組み合わせで設定からわくわく。全体的にさらっとしてて、魔法も冬臣のリアクションも大人しめで淡々としてる印象だけど、ストーリーは好きでした。でもやっぱりもうちょっと盛り上がりが欲しいし、いろいろ深掘りして欲しかったかな。冷めた関係だった冬臣と螢の番問題に加えて、冬臣の傷になっていた亡き母の真実がメイン。母のことは幼い子供には辛すぎる展開だったので、真相が分かってほんとにほっとしました。亡くなってしまった人は戻らないけど、二人でまた幸せな家族を作れますように。
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