溺れるナイフ
」のレビュー

溺れるナイフ

ジョージ朝倉

飲まれる。

2013年10月13日
まず雰囲気が終始危うい。もちろん、誉め言葉として。こんなにザワザワした感覚でマンガを読んだのは初めてかも知れない。
ナツメは良くも悪くも普通の女子的だけれど、ナツメがコウちゃんに引き寄せられたように、作品のなかでコウちゃんが纏う雰囲気に私も飲まれた感がする。何故か落ち着いて読めない。たぶん一番ホッとするのが大友君の存在。中盤にならないと大友君が活躍する場面は出てこないけど、たぶん8割強の読者が惚れると思う。
少し鬱展開で進んでいくストーリーですが、最後にはコウちゃんもナツメも過去のしがらみやトラウマを乗り越えた幸せな描写を期待したいです。
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