水無月家の許嫁 ~十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。~
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水無月家の許嫁 ~十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。~

水辺チカ/友麻碧/花邑まい

「天の羽衣」の末裔のファンタジーです。

2023年10月20日
本作の中では詳しく語られませんが、「天の羽衣」の伝説は、竹取物語と天の川の成り立ちのお話が交錯したようなものになっていて(私も今回調べて初めて知りました)、お話としては源氏物語の中で紫式部が触れていたようで、かなり古(いにしえ)のもののようです。
本作では、その天に帰れなかった天女の末裔として水無月家が本家として存在し、天人の特殊な力を持つ事で起きる一族の諍いが本筋となるようです。
3巻まで読みましたがまだ謎は謎のままで、少し風呂敷を広げ過ぎた感があり、収拾がつくのか心配です。
ヒロイン「六花」が、現在では「月」には人が降り立ち、何も無かったんじゃないかなぁ?と独り言を呟くのが、なんとなく笑えました。
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