このレビューはネタバレを含みます▼
本仁先生やっぱりいい。一穴一棒主義の方たちにはおすすめできないけれど、一穴一棒を理想としながら、それと同じくらいの強さでそうじゃない何かを求めている私のツボにすごくはまった。「ただ一人、あなただけを愛してる」というのが、私、たぶん、ほんとの意味ではあまり理解できない。そういう関係に強くあこがれているし、そういう物語に感動もするけれど、たぶん、ただ一人に注がれる愛情、みたいなのを、私は理解できなくて、憧れながら理解できない自分がすごくいやで、でも本仁先生の作品読むと、なんかちょっと安心する。
いろんな人たちが複雑にからみあって、そのどの関係にも萌え要素がつまってて、ああもうちょっと見たいなーな気持にさせられた。
「CDEF~」の謎解きはすぐわかったよ!音楽やってる人ならみんなピンときたんじゃないかな!(すぐわかったことを誰かに自慢したかったんです)。
早乙女伯爵と青猫父の関係は、なんとなく「恋が僕等を許す範囲」を思い出してしまったよ。この二人のからみももっと見たかったな。鶯と青猫の感じもめちゃ好き。蜂王子と青猫だったら、青猫が攻めがいいかな、受けがいいかな、迷うとこだ。
青猫の総受け5Pってやつも、見てみたいですよ(笑)
青猫は「硝子蝙蝠が殺す最初で最後の人間」になれなかった、なれたのはネペンテス。ネペンテス、6巻だけにでてきて、なんとも印象に残る女性。
シリアスの中にあるおふざけな感じもすごくいい。悲劇的な最期をとげた家族が青猫の初めての経験を天国から見守ってるのとか、シュールで最高。この家族ももっと眺めたかったよ。
あと絵もやっぱりほんといい。びっくりするぐらいきれいでエロい表情とかたくさん出てきてほんとみとれた。