このレビューはネタバレを含みます▼
BL小説.ニライカナイ(1:道連れ→ 2: 徒花 →3: 寵姫 →4: 初戀)
三作目は、伊織の祖父=清貴の父=颯介編。
颯介もまた異能者で'死者を視る目'を持つ。
人間として七十年の命を終えた颯介は、閻羅王の側近=五部衆のひとり笏の那笏だった。冥府で七千年待ち焦がれた閻羅王との因縁の再会愛。
孫伊織→息子清貴→と続く颯介にラスボス的な期待をしちゃったせいか、正直居心地悪く退屈な話でした。
地獄のビッグカップルも蓋を開けてみれば、七千年待ち惚けを喰らう王vsわがまま手強い姫 の壮大な痴話喧嘩の様で、王の側近=五部衆はキャピキャピしていて学園モノぽくて笑
過去の実弟との因縁や孫伊織の拷問など残忍展開がさほど話に干渉せず…転生を繰り返してもどこの記憶でも全て残るってかなり過酷な修行だけど、なら何故、人任せに見合い結婚して子(伊織母と清貴)をなしたのか分からず終いで、閻羅王の執着も何故?でした。
でも鉈弦がどこでも伸び伸び粗野の男で嬉しいし、ここでもみんなに覗かれている清貴が不憫笑→電子おまけに登場した謙虚な狗がお次4作目の彼ですよね