秘密の森の魔術師はのどかを願う 【電子限定特典付き】
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秘密の森の魔術師はのどかを願う 【電子限定特典付き】

蔓沢つた子

飄々として

ネタバレ
2023年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結構なダメンズメーカーだなという印象の魔導士シャガール。あまりの魔力の多さに国からその力を封印されるも、体内で蓄積される魔力を誰かに与え続けなければ死んでしまう設定。若い頃は荒んでいたから誰彼構わずエッチして魔力供給してたけど、それも嫌になり静かな森へと余生を穏やかに暮らすことに。それでも定期的に魔力は発散させなきゃいけないから、偶然知り合ったルソーと利害の一致で関係を持つことに。それにしてもルソーの恋愛下手くそか…と思うくらいシャガールへの扱いが酷い笑。拗らせ方が幼稚で自業自得だなとちょっと思いつつ、好きな相手が横から掻っ攫われていくの可哀想でした。身綺麗にした形はフィオよりルソーの方が個人的に好きだけど、やっぱり愛を素直にぶつけるフィオに叶わないよね。ちゃんとダメと言われれば一応直そうとするし、頑張って期待に応えようとしてる。それでもおバカワンコっぽい感じは抜けないけど、それがまたイイ。過去シャガールと関係があった王族たちも意外と嫌な人いないし、もっと揉めるのかと思ってたので拍子抜け。先生の作品の中でこのお話が一番好きでした。
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