図書館のシュミル2匹の愛らしさに注目!





2023年10月28日
第二部も第三部も完結していないので、漫画だけで話を追っている方は第四部は冒頭から困惑するのは間違いないでしょう。同時並行連載という特殊な形態を採っているのも、原作が長編であるからに他ならず、そうしなければ完結まで何十年もかかってしまうからだそうなので……。原作が長編で伏線もあちこちにある事から無理も無い事ですが、原作既読者からコミカライズ担当を選んでいるそうです。第四部は初め見慣れない絵柄で不安でしたが、数話で原作の挿絵に寄せつつ絵柄が落ち着いていて流石でした。最初の数話は「成程、確かに少年漫画」な感じでした。登場キャラに鼻穴があって「そうか、この点一つがノイズになっているのか!」と気付きを得たり……。(この後、鼻穴の描写が抑えられるようになったので修正早かったです!)背景の描き込みが細かいし、キャラクターも可愛い。第四部から更に事情が複雑になり、説明文も増えざるを得ないのですが上手く図解と組み合わせていると思います。試合シーンを描き慣れた作家さんの実力をディッター回では拝ませて頂きましたが、腕の振り方や構えなどの人体の動きや騎獣での戦闘を様々なアングルから上手く魅せていたと思うので是非見て欲しいです。個人的に第四部の好きポイントは図書館のシュミルの魔術具であるシュバルツとヴァイス。愛らしい2匹の表情や仕草が堪らないですね!おすすめです。

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