このレビューはネタバレを含みます▼
内容の紹介文を読むとコメディのような印象を受けますが、物語はシリアスです。昔は明るく印象づけないと受けないとでも思われてたのかな・・・。
アルディア国に変死体が発見されるところからの不穏なはじまり。北方の国から広がりを見せる異変を抑えるためにアーサーとアルディア姫が主で話が進みます。悲劇のサシャの可憐さとゼブとの友情の行く末が印象的。空の迷宮の透明感、荘厳と言いたいような雰囲気も味わいます。
3巻収録の短編はアーサーがランドヴェールとアルディア姫に見出されるまでの話。成り行きには少しゲド戦記1の影との対峙を思い出して興味引かれました。