このレビューはネタバレを含みます▼
奥田先生のもふもふファンタジー、冒頭の見開きからすでに動物の美しさや雰囲気が伝わり壮観でした。森や建物、衣装、光の加減など、全てが切ないストーリーとも合っていて細やかで美しいです。シーアが素直で健気で可愛く心もとなく、ハッピーエンドと判っていても下巻までハラハラ、かわいいウルに癒されつつ、一緒に応援しながら追いかけました。後書きで奥田先生おっしゃる通り(2回目からは)安心して、細部まで楽しんで読めました。下巻後半のスピンオフの二人も興味深いところではあったのですが、ゼンとシーア(+ウルもお願いします)のアフターストーリー、さらに読みたい気持ちになりました!