スタンレー・ホークの事件簿【全4冊 合本版】
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スタンレー・ホークの事件簿【全4冊 合本版】

山藍紫姫子

翻訳ものみたい

ネタバレ
2023年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、序盤は文体が少々読みづらいですね。6フィートとか150ポンドとか、いやcmとkgで書いてくれよ。漢字もあまり馴染みのない字が使われがちで、随分とカッコつけてるなという印象でしたが、徐々に文体にも慣れてきて2巻からは面白くなってきました。
さて、タイトルにもなっているスタンレーがどんなハードボイルドなワイルド刑事かと思いきや…彼は大して活躍してません笑 無骨でカッコよい感じだったものの、まさかの後半ブレブレでまさにヘタレ刑事です。ロスフィールド警視のサイコメトリー?憑依、感応と色々能力ありすぎてもはやよくわかりませんが、彼のお陰で事件解決できてます。精神科医ジンとの三角関係も…そもそもジンの画策なのに嫉妬で暴走しちゃった上に、スタンレーの胸にドラゴン彫っちゃうとかめちゃくちゃやらかしすぎでコワいわ。そもそもこのお二方は仕事休みすぎでしょ。ちゃんとお仕事しなさいよと。
美ツンロスフィールドのヒロインポジにもですよねーとなりますが、ロスフィールドを慕うジンがまるで崇拝者のようだったり、嫉妬にとち狂っていくスタンレーは節操がなさすぎてマグナム発射しすぎでしょ。しかもジンにまで…堪えなさいよ、けしからんよといきなりのぶっ込み展開でツッコミ所ありすぎてね。いやはや暴走がとんでもないです。荒ぶりがすごい。未完ですので犯人も気になるし、3Pも匂わせなのか?フフフ…続編あるかは分かりませんが、もしあればのんびりと待ちながら行く末をしかと見守りたいと思います。
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