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レビュー

今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • てだれもんら

    中野シズカ

    庭師と板前、それにモノノ怪…
    ネタバレ
    2025年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日常系のほのぼのグルメのようなイメージで、はてモノノ怪…?一体どう絡んでくるのかと思っていますと、なんとなんと想定外の展開でドキドキおもしろとなりました。6年ぶりくらいの連載再開ということで、もうすぐ2巻発売なのがとても楽しみです。
    この二人の距離感がいい感じですが、今後の関係性はどうなる?ウキウキ、ワクワク♡
    しかし、できればあまりシリアスにはならないでほしいものです
  • 帝都ハイカラ探偵帖 ~少年探偵ダイアモンドは怪異を謎解く~

    霜月りつ

    美少年探偵ダイヤモンドの膝丈ズボンに萌え
    2025年2月25日
    「神様の用心棒」スピンオフ作品。怪異というよりも怪奇譚のようなイメージでこの時代背景にも惹かれる。探偵ダイヤモンドくんと秘書である十和のキャラもいい。続編シリーズ化希望
  • ふくふくハイツ【電子限定かきおろし付】

    本郷地下

    ゆるい日常ファンタジー
    ネタバレ
    2025年2月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人間のスナオと実は正体が貂というマルのほのぼのハートフルな日常もの。マルのケガの原因や実家の事情やら詳細は描かれていませんが、なんやかんやで交流していき、同居するふたりが淡々とした日々を送るさまが和やかでいいんですよね。マルが古本屋でレシピ本をじっくり読んでいたりするなにげないシーンにもグッとくる。
    ただこれ、プロットの順番を出会いからにした方がよかったような…なんだか唐突にぶつ切り状態のストーリーで同人誌のような印象も受けました。まるまる一冊で読みたいので加筆修正とかされて新装版出してくださいと願います
  • 太陽をなくした街

    水原とほる/奈良千春

    復讐するは我にあり
    ネタバレ
    2025年1月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の七生が元自衛官のかつてはスナイパーであった吾妻に復讐の依頼をすることからはじまるお話。この吾妻を探し出し、両親の死の真相にもたどり着く七生の粘り強さと執念がすさまじい。そして互いに苦い過去を持ちながらも共鳴し合うという関係性もよし。しかし復讐のために綿密に計画を練り、周到な準備にも余念がなく緊迫感が高まるなか、いざ実行に…となる最大の見せ場であろうシーンで、は?ちょっと、どういうこと。撃たんのかーいと呆気にとられてしまった。
    中盤から一抹の不穏感はありつつもまさかの復讐せんのかいと。
    愛する人の手を汚してほしくない…その気持ちは理解できます。もちろんそれは至極まっとうなんですが、肝心のターゲットである「傀儡」は野放し?ラスボスは?散々匂わせておいてそこは有耶無耶のままなのかと全くカタルシスを得られませんでした。途中までは読み応えありだったのに、こんな肩透かしってありなのか…
    せめて物語の中でくらいは意趣返しをしてこそだと感じてしまう
  • キットとパーシー

    キャット・セバスチャン/yoco/北綾子

    もどかしい二人
    ネタバレ
    2025年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元強盗で引退後はコーヒーハウスを営むキットと公爵子息のお貴族様パーシーのお仕事依頼からはじまるあれやこれやのお話。序盤は文体が読みづらいが徐々に慣れてくると…お、おもしろ。楽しい。
    お互いに反発しつつも、パーシーが来店するのを心待ちにしながらそわそわ…ウキウキ、ドキドキしちゃっているキットとチョロいと思いつつモーションかけていたりするのに目が合っただけで思わず逸らせてしまうパーシーよ。そして、互いにこっそりと目で追ってしまう…いやあんたら中学生か。まるで乙女やないかとその初々しさにニヤニヤが止まりません。このもどかしいジレモダからやっとまぐわいきたーとなれば、え?お初でそっち…?キットさんお求めすごいわ。しかし、シレっとリバってますが。
    仇とその息子という戸惑いや葛藤は当然でしょうが、つまらないプライドが邪魔をして意地を張ってしまう素直になれないところは男同士ならではの味わいで大好物です。ラストやロブの件、スカーレットも想定内の展開でした。
    とはいえ、マリアンの行方知れずのオチが続編タイトルの「ロブとマリアン」とな。…まぁそうでしょうね。キットとパーシーのその後は気になります。ただ赤ちゃん放置して逃避行するマリアンてちょっとそれはどうなのと…
  • 草食むイキモノ 肉喰うケモノ【特別版】

    今城けい/梨とりこ

    工場勤務の職人とウサギちゃん
    ネタバレ
    2024年12月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めの関目がぶっきらぼうなのに、さりげない優しさと面倒見のいいおかん属性という意外さ。シャープな見た目とのギャップがとてもよい。受けの牧野くんも健気で自己評価が低いけど素直なかわいこちゃんで微笑ましい。セクハラの件やなんやかんやありましたが…同僚の千林さんも多少食えない感じもありつつ優しくよいキャラです。(スピンはあまりハマらず…)
    「町工場にヒツジがいっぴき」のカプも似たようなキャラで、町工場の皆があったかい作品でした。今城けい先生の攻めキャラは好ましいですね。やはり優しい攻めはよい。受けちゃんもウサギとヒツジで愛らしく、だけど家族に恵まれない生い立ちのせいで控えめだったり、自身の存在価値を見いだせなかったりするけれど…擦れていないお人好しな真っ直ぐさは清々しく愛おしい
  • 夜王の密婚

    剛しいら/亜樹良のりかず

    イギリス孤島クローズドサークル
    ネタバレ
    2024年12月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 18世紀末の雰囲気がよい。髑髏島と呼ばれる貴族の島でのあれやこれやですが…
    ヴァンパイアと狼との関係性や、お貴族様×音楽家と傭兵×没落貴族の2カプのストーリーが淡々と進むのに中身は濃くて楽しめる。とはいえ、意外に音楽家が強かだったりもして。
    非常に興味深かったのは、生を終える寸前の人間をヴァンパイアにして一瞬で消失してしまうなんて。とても理想的な最期だと思えます。
    また、あとがきまでもが秀逸なのでここまで読むのが完全な結末だと感じました。
    なにより剛しいら先生のシンプルなのに、情緒も機微もあるという文体がとても好ましく数多の作品を求めて止まないのです
  • 不思議は何でできているか

    高口里純

    「また来るようになってしまったぞ…」
    ネタバレ
    2024年12月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 実は浮遊霊としてさまよっている編集者の石田さん。あれ?成仏したのかと思いきや…作家先生の嘆きと呟きにツボってしまう。めのうが何者なのかも謎で都が市松人形なのにいろいろとおかしいし。しかも盲目の壱春さんはなぜネットしたり日記を書いたりできていたのか…
    もうね、さっぱりわかりません。摩訶不思議なお話なので謎だらけで困惑します。だがしかし。何でできている?なんて考えるのが野暮ってもんです。とにかくさっぱりワケがわかりませんが面白いのでこれでええんです。石田さんと前田さんは従兄弟だったのね。いつも律儀に手土産を欠かさない石田さんええ人や
  • 劣情金魚

    斑月

    金魚ちゃーん
    ネタバレ
    2024年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 兄貴が相当ファンタジーでぶっとんでるキャラですが、それに流されて付き合うテツもかわいくっていい。ほのぼのバカップルの日常でなんだかこの世界観にジワる。
    コミカルですがあぶない兄貴の執着もあったりして。しかしラブラブで癒されました。もっと様々なバージョンでテツを愛でる兄貴も見てみたい気もします
  • 欺かれた男【SS付き電子限定版】

    英田サキ

    「恋ってなんだか面倒くせぇ」
    ネタバレ
    2024年12月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ …はい、ごもっとも。他人との関わりをシャットアウトしている、クールで不器用な朴訥強面刑事の佐渡が年下キャリア槙野にグイグイ流されていくというさまがチョロすぎて笑っちゃうんですが…いや、三角関係なんて聞いてない。
    とある事情から距離ができてしまい、音信不通となっているかつての親友である藤本とまた再会できたのはよかったね。なんですけど…なんやこの展開。かけがえのない友ではなかったの?ビックリおったまげです。
    いきなり藤本にせまられて戸惑う佐渡ですが、これ槙野よりも先に藤本に気持ち伝えられていたとしたら確実によろめいてますな。しかも、藤本の秘めたる想いを知った上で、佐渡に迫る槙野は完全に泥棒猫やないか。いやもうやり方が狡猾なのが好ましくない。
    藤本も無理やり必要悪みたいなキャラにされちゃっていてどういうこと?ブロマンス的な尊い関係性でよかったのに。人間性も良くていい男なのに納得できん。
    そういえば…タイトルまんまでした
  • 鬼は今日も雨を待つ

    古澤エノ

    美麗な鬼たち
    ネタバレ
    2024年11月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 季節の移り変わりを司るのは神様ではなく、実は「鬼季」と呼ばれる鬼たちだったというのがとてもよい設定のお話。
    春と夏のあわい、梅雨を司る第五の鬼として夏の鬼である立夏のお手伝いをするようになる涙と立夏の穏やかで甘やかな日々をもうしばらく覗いていたい。
    「鬼季」春の鬼、乎春のかわいさに秋の鬼、愁の胡散くさいメガネ関西弁キャラやめんこいネコの子鬼たち。式神きつね琥珀とすずめの柘榴。そして立夏とライバル的な冬の鬼、冬牙等キャラ設定もよくて楽しめます。この世界観にもっと触れて酔いしれていたい堪能したい。なので続編あるいは冬牙のスピンオフなんて描いてくださると嬉しいな。もうとにかく立夏の色気にやられてクラクラです。
    とくに、まなじりをグッと引っ張り、まるでアイメイクのようにそこが赤く縁どられるというあの演出はすばらしくぎゅんときます。ときめきました。
    …ほんまに?冬牙編スピンオフ、キター♡
  • 色重ね

    剛しいら/高口里純

    春画の贋作とな
    ネタバレ
    2024年11月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 常識的にはアウトでしょうけれど、最終的にオークションでは贋作と発表した上で落札していたのでよしとしましょうか。あのいけすかない鑑定士にもざまぁできたことですし。
    サディスティックな攻めとマゾヒスティックな受けの共依存的関係ですがこれ、攻めは受けの欲望を満たすために嗜虐的なフリ、つまり演技をしてまでの執着っぷりがなんだかお茶目で笑えます。
    イラストも鉛筆描きデッサンが艶めいていて作品の雰囲気と相まりとてもよい
  • ファーストエッグ

    谷崎泉/麻生海

    ひとつめの卵
    ネタバレ
    2024年10月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ゴリゴリの事件ものが読みたい気分だったので…全4巻、長い。ミステリものが書きたいという意欲は伝わります。しかし、肝心の事件描写よりもどうでもよさそうな描写が冗長すぎるのが気になりました。例えば、電車での移動シーンやら建物の描写等がくどくて辟易してしまう。佐竹の特殊能力の件もひっぱりすぎで、全体的に回りくどいんですよね。あと過去と現在が入り混じるプロットも目まぐるしく、ストーリーに集中しづらい。なんだかまるでアガ〇クリ〇ティ作品を読んでいるような気持ちになりました。これ全3巻くらいに纏められそうな…
    タイトルからの遺伝子というワードでやはりそうかという真相で。ラストもはっきりと示唆されていませんが、つまりアンデッドみたいなことなのかと解釈しました。
    佐竹とシニカルな笑み高御堂の魅力が最後までよくわかりかねます。ですが、サブキャラの面々はバラエティに富んでいて楽しめました。黒岩は再び組織に…あるいは……ここの行方だけが気になります。
    おそらく谷崎先生とはあまり相性がよくないかもしれませんが、「ダークホースの罠」はヴァンパイアやらファンタジーと事件、そしてまんじりともせずの数多のカオスやらドタバタですが、実に面白かった
  • アイネクライネナハトムジーク

    伊坂幸太郎/いくえみ綾

    小さな夜の音楽
    ネタバレ
    2024年10月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルを口に出して言ってみたくなる。まさに秀逸タイトルです。
    まるでミステリのひとつの事件が数珠繋ぎのように、ここでこの人がこう繋がる、つながっていくのかなるほど。ここはそうなるか…ほほうと。ミステリものではありませんが、ワクワクするような人と人との繋がりの視点が興味深くおもしろい群像劇でした。
    斉藤さんがまたいいところで登場するんですよね。
    ラウンドボーイの件では、深夜なのに「うおおおぉー」と同じく喚叫しそうになりました。
    原作も読もうと思います。
    いくえみ作品「ローズローズィ~」から、「受け入れることが前に進むこと」というセリフがありまして…わかっちゃいるけどそれができないから、うだうだといつまでも虚無あるいは空虚でからっぽ状態が続くのかともどかしい。人生とはままならないものであります。なんてとりとめのないことを考えてしまう。
    いつかは自分も前に進めるのだろうか
  • 女の園の星

    和山やま

    JK最強やな
    ネタバレ
    2024年10月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この淡々とした雰囲気がゆるくていい。正直JK同士の絡みよりも教師たちの絡みの方が楽しい。小林センセや星センセの背景がどんどん浮き彫りになってきていて中村センセもじわじわ追い上げてきてますね。中村センセ推しのわたくしと致しましては、もっと中村センセのエピこいこいとほくそ笑んでおりますよ。
    小林センセの適当さや星センセのめんどくさもジワリますが、中村センセの儚げなビジュ、意外に良識あったりよくわからん笑いのセンスとその優しさにもどんどん沼ってしまいます。
    とりあえず、恋愛云々などはやめていただきたい。これは小林センセにも求めておりませんよ。そして狂気じみた写真責めにも怯まず軽くあしらう甥っ子くんもプロだな。
    中村センセには、ぜひともランニングおっぱじめて新しい扉なんぞ開いてほしいものです。いっそワンちゃんやウサギちゃん飼ったりするのはどうですかね。肉は食べない、主食はひまわりの種や寿司4貫に茶碗蒸しだけとかビールばっかし飲んでて食生活と弱メンタルがシンパイよ。
    ということで、5巻表紙はひまわり中村センセでどうかお願いします。カラーで見たい
  • KING IS DEAD【単行本版】

    芽玖いろは

    ホストシリーズオムニバスきた
    ネタバレ
    2024年10月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 赤くて甘いの有朋×野田先生ターンが思っていたよりも多くて嬉しかった。タマ×ミヤも相変わらずでよい。弥勒×邑カプはまぁ勝手にしてってかんじ…笑
    野田センセのおもちメモのエピがよくわかりませんでしたが、これはつまりお母さんが書いたものなのかと思われます。どうやら姉弟仲はよろしくないようなことを以前から匂わせていたし、ちょいちょい野田先生のモノローグ入っていたりするから…と解釈しましたがどうかな?
    とはいえお姉さん登場ですが、やはり性悪そうですな。嫌なおんなだ。こんな小出しにされると気になるではないか…とにかくトラウマも解消されてほしいし。ということで、赤くて甘いの続編もくださいませ
  • 左近の桜

    長野まゆみ

    夢と現の境界線がせめぎあう
    ネタバレ
    2024年9月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 長野まゆみ先生初読みでしたが、なんとも不可思議で独特な世界観でした。まるで幻想小説のようなオカルトミステリのようでもあり…いやはやよく分かりませんが、とても伝奇的なのでしょうか。
    桜蔵がうかつなのか、彼に触れたいあやかしたちが上手なのか。まさに煙に巻かれるというような曖昧な物語の連続で、読了後もしばらくぼんやりとしてまとまりのない思考でフワフワしています。とにかく、全てがあいまいと言いますか…
    とある事情から「左近」に居候することになる教師の羽ノ浦先生と、彼を慕う桜蔵の弟千菊くんに惹かれてやまないのです。普段はパッとしないお人好しの生物部顧問教師がお酒が入ると人格が変わる?どうにも彼の実態がつかめない。
    自宅の庭でいつも捕虫あみをふりまわしているという、ユニークなゆで玉子大好きっ子生物部の千菊くん。昆虫図鑑と標本作りも好きで、白雪こうをしばらく眺めて番茶に溶かして飲むとか。もうこういう意味のわからないユーモア溢れるかわいこちゃんキャラは気になってしょうがない。

    ただ、柾や遠子らが桜蔵に対して使う「女」という言い回しは、私にはどうしても差別的な表現としか感じられなくて好ましくなかった
  • 藍より甘く

    一穂ミチ/雪広うたこ

    藍染め農家が興味深い
    ネタバレ
    2024年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 藍色の種類は48色あるそうですね。「これはなに色?」と訪ねられて答える藍色の件や藍染工程の描写が楽しかった。こういう伝統を引き継ぐことになった遥のプレッシャーが如何程のものなのか…と思うと苦しくなってきます。後継の予定だった兄の不遇な状況にも胸が締め付けられた。そして、好きになったと同時に失恋とか…もう痛々しくて不憫でやりきれなくて、思わず自身の想いを口にしてしまった遥のせつなさとその気持ちが相手には受け入れられないという諦めも…しんどいね。
    暁行の戸惑いも想像はできますが、遥にも彼女にもデリカシーのない浅はかな行動や言動の数々に呆れました。こりゃ愛想尽かされるだろうしそりゃアカンわなと。元カノも別離してから1年未満で別の人と結婚て、いや随分打算的ですね。
    まぁ就職先予定のおっさんのセクハラは胸糞ですが、父親と会っているのにも関わらずあんな行動するとかありえますかね…?
    ブログも随分ガキっぽいなとなりますが、大学生くらいだとあんなもんなのでしょうか笑 バイト先オーナー乾さんの嫁やらかし案件の内容も知りたかった。
    私は遥に共鳴してしまって遥目線で読み進めていたので、結果的にはよかったね。でしょうか
  • その刑事、天使につき

    剛しいら/ひたき

    清らかな坊ちゃん天使
    ネタバレ
    2024年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 刑事なのに世間ずれしていない箱入りおぼっちゃま、もとい天使くん。刑事ものとしては少々さらりとしていますが、たまにはこんなヘビーではないのもいいですね。まずはアフリカ青年の冤罪が証明されてひと安心。さらに天使くん瑞樹の行方不明の父親も無事に見つかり、(若干ここはご都合主義ではありましたが…) まあ、ハッピーエンドでめでたしでした。検事の出水の印象が人間不信でクールなお堅い仕事に厳しい人。からの天使くんと出会い徐々にその彼の態度が軟化していき、優しい人間性が垣間見えるさまがとてもよかった。しいら先生の文体もシンプルですが頗るよい
  • 二宮繁盛記

    谷崎泉

    立ち飲み屋店主
    ネタバレ
    2024年7月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 寡黙で強面、実は二枚目という二宮さん。やっぱし元刑事だよねーうんうんわかってた。しかも、卵料理しかできないのに開業するとはチャレンジャーね。立ち飲み屋を取り巻く常連さんや元同僚たちの群像劇が楽しかった。とはいえ、過去の事件は重くてオチもそうくるか…このパターンやめてとなったけど、まぁ政治家絡みとかそういう展開になるわな。ただ、鼻につくキャラとかがあまりいなくて女性キャラにも別に苛立ちもなく人間模様もよかったんだけど、気になる件が2つ。まず教授はサギ事件で刑期を終えていたとはいえ、またしれっと飲み仲間にカムバックというのにはもやもや…あのままフェイドアウトでよかったのに。犯罪者をなあなあに描くのってどうにもご都合主義がすぎる。
    あと例の3億円の行く末も全額寄付とか…ないわー、ない。スッキリ大団円とはいきませんがそれなりに楽しめましたので、よしとするか
  • GENTE

    オノ・ナツメ

    リストランテ・パラディーゾ外伝
    ネタバレ
    2024年7月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ということで、ステキおじさまたちのエピソードがふんだんに読めるぞとウキウキだったのに…やめてオルガとかいらないわ。この人って再婚するために娘いるのを隠して親に預けた毒親。しかも離婚弁護士だと…まったくご都合主義キャラええかげんにせいと辟易するし不快でたまらない。こんなキャラが優遇されてるとは、意味がわからん。
    テオのエピはともかく、女性キャラは最小限にしておいてほしかった。もうガッカリ感でいっぱいです
  • なんで恋敵が気になんねん!?【電子書籍特装版】

    トリメ

    これはよい関西弁キャラ
    ネタバレ
    2024年7月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公あずまくんが非常にいいです。ポジティブだけど適度に思いやりや正義感もあったりで、バランスのよい男子くんが心地よくて爽快で気持ちがいい。ミヤコとライバル関係からの…という展開もリアル感ありそうで楽しいしノリツッコミも軽快でテンポもよくて笑えます。
    ミヤコのトラウマのあいつや動画UP主の女子とかイライラするけど、そこ有耶無耶にするんか?とならずにちゃんと纏めてストレス溜まらずに解消されるというのが読後感もよくて、一冊で満足度の高い作品でした。
  • よつもじ。~おはよう、おやすみ~【電子限定描き下ろし付き】

    ほんわかシリーズ
    ネタバレ
    2024年6月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作、なれそめ編から最終作のこちらまで。3部作全てとてもよい。特別なにかとんでもない事件が起こる、とかもなくてただひたすら先生と中井くんの日常のあれやこれやが淡々と進んでいくのですが…とにかく優しい作品なんですよね。これは荒んだ気持ちも癒されるってもんです。意外にホラー苦手な先生のターンがキュートでおもしろだったり、風邪で弱っている先生の看病をする中井くんのオカン属性のめばえにもニヤり。
    新たに癒しキャラのネコちゃん三四郎とニューフェイス金魚の金之助ちゃんも加わり、新居での二人のスタートとなりますが…この二人の甘やかな日々を永遠に読んでいたいと思わせるような作品でした。ひとつ気になるのは、先生は左利き?それとも両利きなんでしょうかね…?ま、ええか
  • よつもじ。~今日も、明日も~

    これこれ、こういうのが
    ネタバレ
    2024年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ええんよ。なんてことない作家と編集者の日常ものなんだけど、二人のやり取りがいい。優しくも思いやりに溢れていてなんだか沁みるなぁ…こちらシリーズものなんですね。なれそめ編も気になるんでそちらも読もう。お互いの淡々とした日々の隙間を埋めるような、かけがえのない関係性みたいな。そんなじんわり温かくもあり、ほんわかした余韻が残るようなとてもよい作品です。
    アラフォーカプのモジモジ照れ顔がなんとも言えず、いい。かわええ。ずーっと読んでいたい
  • 僕と魔女についての備忘録

    三つ葉優雨

    坊がとにかくええ子や
    ネタバレ
    2024年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 魔女さんと坊、黒ネコ蛍との日常のやり取りやほのぼのした感じはとてもよかった。ただ、これヒューマンものと思って読んでましたら…ラブストーリーだったんですね笑 勝手に思い込んでた。しかし、思いの外ラブな内容が多くてね。サブキャラもいい味出しているのに、いまいちそれを生かしきれていないといいますか…
    いじめっ子の一条香代子なんてずっといります?中常くんがキライ言ってくれたのはスッキリだけど、それなのにずっと友人関係続けてるとか意味ワカランし。なんか綺麗事すぎん?私が裁量すぎるから?グイグイ気強むちゃぶり女子は2人もいらんし…もうこの辺モヤモヤが止まらずでした。が、坊の輪廻転生?あれは、そうでしょーねーやっぱりねと。これはロマンですな。魔女と人間が共存してというのは、やはり寿命の問題もありせつないものですね。
  • 夜の姫僕

    真崎総子

    めっちゃカワエエやないかい
    ネタバレ
    2024年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 少女漫画かナ?なんて感じたけどよいラブコメです。祥人が自身のかわいさとあざとさで人生チョロい、なんて思いきや序盤からなかなかのハードモードで…笑
    いやこれ、どーなるん?ワクワク♡てなった。全体的にユーモラスで楽しいんですよね。なんやかんやで緋月とラブラブめでたしでよかったね。とはいえ、元エステティシャンのわたくしは緋月の施術テクの方も気になりましたが、あれは相当なテクニシャンではなかろうかと伺えます。
    まぁご都合主義感満載ではありますが…ラブコメなんでね。そのへんは無問題ですよ。あっちのおふたりさんはどうなるん?それも気になるところだけど、なんもないか笑
    これエロなしだけど18R版もおたの申します
  • リセット

    谷崎泉/奈良千春

    じっくり事件もの、だけど…
    ネタバレ
    2024年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず、橘田と高平の関係性はこれ愛情ではなかったんですね。お互い傷の舐め合いみたいな…過去のトラウマからの同情と罪悪感、共依存なんかもありそうな気配でしたが、ここにワンコくん倉橋がねじ込まれたところでよい三角関係になりました。現在の事件と過去の事件との結びつきや、おっとそこで繋がる…?なんてジワジワと紐解いていく描写に夢中になってしまった。あの男子くんもやはり、ですよねーだったわけで。
    ただ下巻からなんだか辻褄合わない設定とか、ん?となる描写がちらほら気になってきましてね。
    しかし、なんじゃそれのオチで橘田の心情を置き去りにされたようなモヤモヤが残ります。あんなトラウマやメンタル辛すぎたのにそりゃないわ、酷すぎる。
    いや、現在の事件はまぁそうくるか~なるほどね。だったけど、あの時効迎えた事件の犯人て…うっすら予想はしてたけどさ、信頼を裏切るこの悪趣味なオチでもうガッカリだった。このパターンほんと興ざめ。
    あと、イラストのキャライメージが自分と違いすぎて…時にイラストって作品に依っては邪魔にもなりえますね
  • FANGS

    ビリー・バリバリー

    吸血鬼保護団体「FANGS」
    ネタバレ
    2024年6月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 現代のヴァンパイア設定とか興味深いし面白い。キャラもよくてオサレで楽しめます。しかし、3巻まで読了して殿下がこの人か…なんやそれと。
    今後の展開に一気に興味が薄れてしまいスンっとなりました。
    あと、ラブコメでもないのにデフォルメギャグ画もビミョーだし…白ける。
    エロも最長26Pとか…な、ながいよ笑 完全に好みの問題ですが続きはもういいかな
  • 狼と狐の夜

    高遠琉加/ヨネダコウ

    どうにもミステリアス
    ネタバレ
    2024年5月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お人好しの桐島がいいですね。こういう攻めキャラ大好物です。飴屋のキャラも掴みどころのないかんじでよいのです。しかし謎が気になりすぎますよ。いや飴屋の正体は一体…それとなく仄めかしてはいますがとにかく謎めいたままではないかーい。この続きはないんでしょうかね…いつか続きも読めるといいなぁ
  • となりに

    basso

    そのうなじに触れてもいいですか…
    ネタバレ
    2024年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ふとした出会いからの気になる人をこっそりと愛でる描写…なんてエモいんでしょう。自身のマイノリティに葛藤、そして苦悩する享くんの姿に胸を締め付けられますが、この子の優しさには心が解れます。(実父にだけ塩対応なのは笑 せめてお土産くらいは…)
    競馬やカメラにも明るくないので、なるほど情報もあり興味津々で楽しめました。
    しかし、誠さん…クズ社長にざまぁはないんかいとなりますが、そういうストーリーではないんですね。ここはモヤりますが、こういう状況に耐え抜く人って芯が強いんだなと。それ故にもどかしさと戸惑いを覚えました…誠さんそんなの我慢しちゃダメ。見てられないよ…しかし、そこは享くんが代わりにキレてくれたのでよしとするか。いやもう心の臟がギュウ…となります。うわーん、いたい、痛いよ。
    それにしても、少々くたびれた儚げでひたむきなオジサマのなんと色っぽいことかと。ため息が出るほどたまらん作品です。いつまでも、となりにエターナル
  • ムサシノ輪舞曲

    河内遙

    男性キャラが多種多様で魅力的
    ネタバレ
    2024年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 河内作品てどうしても男性キャラを応援したくなる。阿川くんも衣笠さんもガンバレ笑 これもまたひとつの視点ではありますが、あくまでも私的には…環は流されやすくてだらしない。おまけに惚れっぽいとか、どうしようもないね。さらに文太の元カノや衣笠元嫁も…微妙にイラつく厚かましくてふてぶてしいタチの悪い女性キャラ描くのがお上手。しかし三角関係お好きだよね。私はとにもかくにも文太が気になってしょうがない。こういう掴みどころのないおバカくんてたまりませんよ…はい、文太の今後をしかと見守っていきたいと思います。
    とうとうこちらも実写化か…
  • ナカさんのながれ

    basso

    ラーメン好きすぎやん
    ネタバレ
    2024年5月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ナカさん。それはドロドロなるわと。コレステロールやらなんやら自身の生活習慣が気になるお年頃…健康は大事ですよ、それは間違いなし。
    マツシンくんの初恋エピがもう切なくてね…こういう感情あるある、わかる。とおセンチな気分にもなりました。しかし、ラーメンにここまで情熱を注ぐナカさんとマツシンどうかいつまでもお幸せに。あ、旅館エピには笑った。
    もう1遍の「くろぐろ」は、矢田さんの老いに抗う姿がなんとも言えず、せつない…
    対して秋山くんのありのままでよいみたいな姿勢に感化され、二人がじわじわと近づいていく。この距離感と大人同士が日常で些細なきっかけから親しくなっていくという過程が丁寧な描写で非常に刺さります。人間性の良い者同士の交流って見ていて清々しく、お互いの気遣いみたいなものに心もほんのり温かくなりニヤニヤしてしまいます。ところで釣りはもう楽しんだんでしょうかね
  • 良き隣人のための怪異指南

    海野幸/街子マドカ

    恐怖の駅ダンジョン
    ネタバレ
    2024年5月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ オカルト風味満載の作品で面白かった。まず、家賃3万のアパートとかそれはもう怪しさいっぱいではないか笑 そもそも胡散臭すぎるし…あんな怪奇現象だらけではそりゃ眠れないでしょうよと。それにしても隣人攻めさんがいい人でよかったね。受け攻め共に人間性がいいので好感がもてます。
    だがしかし、オカルト現象や駅ダンジョンは恐ろしい。だけどほんわか温かい二人のやり取りがハ-トフルなお話でした。
    しかし、夢子は一体なにものだったのか…そんなの腹の中に潜んでいるなんてコワすぎますけど…まぁいっか
  • 悪い男

    アーナルデュル・インドリダソン/柳沢由実子

    エーレンデュルさん、どこ行ったん…
    ネタバレ
    2024年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ7作目のこの作品、メインがエリンボルクに代わり事件を追っていきます。真相に迫っていくうちに被害者の男の人となりがどんどん解明していきますが、まぁ同情の余地もない。まさしくタイトル通りの人物だったわけで。このシリーズは北欧ミステリの中でも更に陰鬱なアイスランド舞台のどんよりとした湿った空気感を纏いつつ、胸糞悪いスッキリ感もない結末で読了後はモヤってしまう。けれど、このシンプルで乾いた文体がいい。今作でのエリンボルクがどうしても好きになれず、なんだかストーリーもいまいちで失速していってるような気がして…
    とにかくエーレンデュルさんの行方が気になってしょうがないんだけど。ちょいちょい匂わせんのやめて。
    次作は、まだエーレンデュルさん不在のためシグルデュル=オーリがメインらしい…こいつもなぁとガッカリ感でいっぱいで食指が動きませんが。エーレンデュルさんはよ、カムバーック。ちなみに、本作シリーズは現在13巻まで刊行らしいとのこと
  • はつ恋<特別版>【イラスト入り】

    榎田尤利/小山田あみ

    日常とタイムリープの
    ネタバレ
    2024年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バランスが素晴らしく緩急がすごい。ファンタジーなストーリーでも違和感のない作品でした。もうね、久我山の31歳で初めて経験する切なさや恋の苦さとか…この体験がなければ恐らく味わえなかったであろう心の機微や、他人を思いやる感情にグッときましたね。思春期に両親のあれやこれやを経験したからなのかこういう諦めや頑なさ。それ故にクールで合理的な人物になったのか…?壁をつくってしまうこの感じわかるわ。しかし、この彼がこんなにも熱くなれるなんて…と読み進めながら嬉しくなってきたりして。曽根先生にも好感度大でこういう人好きだなとなるんですが。ただ、DVを受け入れて我慢したらあかん、それは絶対ダメだから。あーもう、なんで戻るんやとやきもきしましたけれど…
    あのバカJKにもDV野郎にもざまぁしてやらんかいとなりましたが、それがあれば☆5以上になったかもしれません。それはともかく、あの行動によって未来が変わってしまい久我山の懸念する結末にはならなくて安心しましたよ。
    ああぁ…よかった
  • あの日、校舎の階段で新装版【イラストあり】

    佐田三季/麻生ミツ晃

    これはもう…
    ネタバレ
    2024年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 完全に洗脳からの共依存といいますか、まるでストックホルム症候群?いやぁ、えらいもん読んでしまった。まず、よくある再会からの執着もの…?序盤の10年後に再会ではこれ及川くんかと思いきや、え、遠藤!?そっちかーいと読むの止めかけましたけれども。とにかくこの攻め執着の度が超えてるし、ヤンデレどころではなく完全に狂ってるし話も通じなくてね。もう尋常ではないし執着が苛烈すぎるで。ただただ攻めの異常さに辟易します。まさに情緒のせめぎ合いのカオス状態でしたわ。ホラーじゃないよねこれ。おぞましい…
    とはいえ、受けはどんどん追い詰められた挙句にあの決断とか。思考がおかしなっとる。いやいや嫌悪感あるのにそれはムリじゃね!?とか意味がわからんと困惑してしまいました。ひとりで抱え込んじゃうと碌な思考にならないものなのでしょう。これはもう既に心が壊れてしまっているのでしょうか。
    とうとう血吐いて入院してからの攻めの反省と謝罪とかさ。こんなヤバい野郎があっさり改心するか?ないわ。しかもこんな目に遭ってるのに絆されて受け入れたり、「友達として離れたくない…」とか言い出す受けにも呆れた。あんたも相当ヤバいよこれ。 ああ、もう倫理観を疑ってしまうような悪趣味の極みかと。忌憚のない感想すぎるかと思われますが、とにかくアウトプットせずにはいられませんでした…
    まさしく自萎他萌とはこういうこと
  • 中町珈琲店~夜の日替わり定食~【単行本版】

    ヤスエイ

    食からはじまる教師と生徒もの…
    ネタバレ
    2024年4月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ですが、ちゃんと卒業してからなのでそこは安心してください。スローペースだったりピュアで清々しいというかなんというか…いいよ。嫌なキャラがいないというのもノーストレスでほんわかしますね。お弁当いいな、私にも作ってくださいましとなります。お兄ちゃんカプのスピンもください
  • 銀のくつ

    四宮しの

    個性的なのにカワイイ
    ネタバレ
    2024年4月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんやこのカワいさは~♡ほのぼのハートフルなんだけど、フフっとなるコミカルさもありました。そして、ちょっぴりシリアスで切なさもあり。だけど心がギュっと掴まれてしまうような日常とファンタジーの融合する独特な世界観でした。こういう優しく個性的な作品も好きです。ジュンくんとノエルくんの初々しいやり取り、レイと彼との描写とかリオとヨキもいい。もう優しさが詰まっているし、皆あったかいんだよなー
  • ゆうちゃん【単話売】

    蜂煮

    まさにシュール
    ネタバレ
    2024年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 独特なユーモアでメインキャラもよくて笑えるんです。が、陽キャ、陰キャのスクールカーストものだったのはやっちまったなぁと…このターンがもっと惹えめだったならより面白かったんだけどな
  • ヤンキーとキャラメリゼ

    梅渋ちうこ

    スイーツヤンキー男子くんて♡
    ネタバレ
    2024年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず、見かけ倒しのなんちゃってヤンキーなだけなDKくんの趣味がスイーツ作りで、焼き菓子やら本格的やないか。おいしそう。実はカワイイもの大好きというギャップがいいんですが隠してる理由も切ないね。そして、狼狽えちゃって赤面するピュアっぷりや根は真面目というところも見た目も好きでした。ただ目つきが悪いというだけでケンカ売られて…巻き込まれて可哀想やないか。同級生の攻めくんもグイグイ系かと思いきや、グイグイと控えめさのバランスがよくて不快感もなくこちらもいい子でよいアオハルものでしたね。
    もうね、とにかくカワイイのよ。これ続編あるのかなぁ…ください。
  • 背中を預けるには

    小綱実波/一夜人見

    王族の血脈とは…
    ネタバレ
    2024年2月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まぁ王族の闇といいますか、いつの時代やどの国にもございます。本編と番外編まで読了しましたが…読みやすいのですが冗長すぎた。とくにレオリーノとグラヴィスの婚礼前の件なんて何回やるねんと辟易してしまう。これはなろう原作だから?よく分かりませんが、もっと纏められたと思うんですけどね。登場人物も多数でしたが、メインよりもサブキャラに魅力的キャラ多し。全ては先代王のゲスいばかやろうの仕業という何とも胸糞悪い諸悪の根源だったわけで…このおっさん共まるで犬〇家の一族、犬〇佐兵衛翁を彷彿とさせるようなろくでもないゲスカス王でしたな。そりゃぁこんな血筋は根絶やしにしたいわなと、だが王族なんでそうはいかんでしょうけれど。あのね、レオリーノちゃんの「お腰のもの…」発言とかおピュア箱入り王子っぷりはカワイイよ。可愛いんですが…いくら逃亡のためとはいえ敵軍の無抵抗の少年〇してしまうとか無慈悲すぎるし、それはアカンで。ルーカスとイオニア、グラヴィスの三角関係もこれなんだかセ フレっぽかったりとなんだかね~ここ刺さらなくてね…グラヴィスは虚しいやりきれない思いはあれど、あっさりレオリーノに絆されたりして、なんやそれと。
    あと、いいところで中断されてエロにいくのもしつこいとか思っちゃいましたし全体的になんだかルッキズムがすごいなと。美形だらけかーい。もう食傷気味であります。
  • タフ

    岩本薫/高崎ぼすこ

    再会、事件もの…
    ネタバレ
    2024年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず過去に攻めのやらかしによって音信不通となっていた受け攻めが、ひょんなことをきっかけに8年ぶりの再会からの~という始まりです。
    が、この攻め多少後悔はしてるようだけど反省どころか居直ってるといいますか…禊もなければ偉そうで、この態度なんなんと。受けを強引にレ〇プしておいてこの態度はどうなん、けしからんとなりましてね。とにかく、もうこのエゴっぷりとデリカシーのなさが不快でたまらなかった。
    しかも、友人も受けが悪いだなんだのとその思考どうなってるんだとなりまして。
    倫理観やらなんやら引っかかりまくりなので、2巻途中で離脱いたします。作中や作者から散々トラブルメーカーかいと貶されてる受けちゃんがまともだと感じてしまう私にはこの作品ハマれませんでした
  • 捜査官は愛を知る

    鳥谷しず/小山田あみ

    変態指サックマン、リターンズ
    ネタバレ
    2024年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作の事件を解明するべく篠森と、相変わらずブレない変態指サックマン紳士の絡みがますます濃厚になってきましたニヤリです。今作は思いの外捜査ターンが多くて先生の死の謎も無事解決しまして、私的にはかなり楽しめました。そして、指サックマンに対する巨うさぎ玲於奈ちゃんの反応がおもろすぎる。もっとやれ笑
    こちら続編もありそうですね~楽しみ。しかし、指サックが似合ってるというのは…もはやそれはどうなん?それは褒められているのか…微妙すぎ笑
  • 色悪幽霊、○○がありません!

    中原一也/小山田あみ

    幽霊、チ〇コ、お野菜…
    ネタバレ
    2024年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんのこっちゃ?でしょうけれどキーワードはこれです。あと、マ〇タケ、タ〇ノコなんてのも…笑 いや大丈夫なん?むちゃくちゃやん。先生調子乗りすぎやんと笑
    まさしく着眼点がよいです。ぶっとび設定のとんでも展開が最の高ですよ。はじけすぎ。ええぞええぞーもっとやれ。
    とはいえ、チ〇コの捜索?だけでもなんやそれとなるのに、さらにチ〇コの代わりにキュウリやら大根やら…わははははw 斬新すぎるぜまったく。いいもん読ませていただきました笑
  • ハードボイルドに触れるな

    榎田尤利

    カリスマ整体師の施術受けてみたい
    ネタバレ
    2023年12月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家と整体師の設定とか楽しい。私も体中バキバキなので是非とも癒していただきたい。この作品楽しいんですけど、三角関係かぁ…スンとなりました笑
    榎田作品大好きなんですが、たまにハズしてしまうんですよね。まぁ好みの問題です。「ロマンス作家~」まで読了しましたがやっぱ三角関係も受けのフラフラっぷりもダメだ。
  • 捜し物屋まやま

    木原音瀬

    まやま兄弟
    ネタバレ
    2023年12月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ といっても血縁のない義兄弟だけど、和樹としおのバランスがいい。まず、序盤の元会社員三井くんのトラウマ描写がえげつない。この二人をとりまく弁護士徳宏さん、三井くん、ポリさんのアイドルオタトリオもいい味出していて面白いんですが…2巻から登場の芽衣子がいらんかった。
    こういう自己中で態度のデカい口の悪い女性キャラって大嫌いでなんで絡ませるんだろう…おもしろさが半減してしまった。ラストも大団円みたいでまぁほのぼので終わるんだけど、やはり芽衣子とポリさんくっつくとか私的にはこの展開は白ける。非BLならいけるかなと思ったけど、やはり木原先生…思考や倫理的なものも合わず悪趣味に感じてしまいました。好みの問題
  • ヘル・オア・ハイウォーター

    S・E・ジェイクス/冬斗亜紀/小山田あみ

    トラウマ持ち同士の
    ネタバレ
    2023年11月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 民間傭兵派遣会社エージェントのパートナー、プロフェットとトムが新パートナーとなるところからのお話。プロフ元カレ弟殺害の真相、二人の暗い過去や上司や同僚との絡み。そして過去の因縁や謎の単独スパイ登場と内容は盛りだくさんですが面白い。
    まず1巻:プロフェットの背景でしたが…これはPTSDなるわと。重いです。そして痛々しくて切ないし…これは先の展開が気になりますね。あと気になるキャラもいますし。まだ未完ですが、どうにも止まらず続きも買っちゃいました。
    2巻:トムの過去編のようで気になりますが…こちらもやはり重かった。反発しながらも惹かれあう定番バディものと思いきや、案外さらりとエロにいき、しかもナチュラルにリバってました。最初はお互い悪態ついたりしていたのが次第に信頼関係が…ああ、どうなる。
    3巻:軽口叩いていても言葉や態度が柔らかくなってきていて、お互いの思いやりにグッときたり甘い雰囲気になってきたりと楽しくなってきます。じわじわと甘やかさがいい感じになってきましたよ。4巻はよくださいませと。

    そしてこれ、なんとマルとキリアンのスピン3部作もあるの?翻訳版は出ないのかな~是非とも読みたいですな
  • デンパ男とオトメ野郎

    井上ハルヲ/小山田あみ

    警察もの
    ネタバレ
    2023年11月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 鑑識受けと公安攻めカプです。まず、デンパ男って笑 おもろそうやないかと期待値高めでワクワクしていましたが…このタイトルのわりにキャラが印象薄くて残念でした。あ、嫌いじゃないんですけどね。
    読みやすい文体で序盤は面白かった。ただ、鑑識とか興味深いのにあまり詳細もなく、そこもう少し詳しく描いてほしかったので全体的に薄っぺらい印象でもあります。エロ描写も冗長すぎて、な、長いわと飽きてしまいました。笑いのツボも合わず「レイン〇ーブリッジ封鎖します」の件でも、さむっとなってしまいここまでにして続編は止めておきます。まぁ好みの問題です。
  • 棒投げ橋で待ってて

    小林典雅/柚名ハルヒ

    典雅先生デビュー作品
    ネタバレ
    2023年11月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ だそうです。ある日、看護師攻めくん雨市が帰宅すると玄関前に可憐な青年おぼっちゃまがいます。どうやら昔ちびっこの頃に一度だけお坊っちゃまの屋敷で遊んだという記憶が…そして、その頃より一途にずっと思い続けてとうとう家出をしてまで押しかけてきちゃいました。というまさに押しかけお坊っちゃまです。
    まるで天使のような純粋無垢の人たらしお坊っちゃまと真面目で堅物、朴念仁攻めくんのやりとりやとんちきな方法で翻弄されていき絆される攻めくん。そしてぼっちゃま実家の両親と兄たち。(この人達は浮世離れしていてモラルもへったくれもなく相当ヤバいですが…)
    それと雨市先輩医師の佐川さんたちとのはちゃめちゃ群像劇みたいなお話です。
    いやはや非常に濃いメンツ揃いで途中からは少々デンジャラス、バイオレンス的展開もありとても楽しめました。
    とにかく、佐川さんが見せた変態AVを純粋に信じ込みそれを実践する健気な桜里ちゃんに笑いが止まりません。用務員さんと教頭先生というワードが出てくる度にニヤニヤが…もはやパワーワードやないかーい。
    美ツン猫系お兄様とおやじギャグ好き佐川センセのやりとりにも笑えますし、ほんと掛け合い漫才的な笑いにツボりました。
  • いじわるきょうちゃん 【電子限定特典付き】

    猫田リコ

    な、なんじゃこの
    ネタバレ
    2023年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ かわいさはーーー♡ まず序盤は、きょうちゃんの塩対応っぷりとか意味わかんねえ、なんやコイツとなってましたが…いやいや、これただのツンデレではございませんか。幼馴染でずっと拗らせているきょうちゃんと能天気なおバカっぷり広海との大差がいいね、おもろすぎ。「ちょっともっかいキスしてみて…」の件が好きすぎてここばっかし何度読んだことかと。ジワる、たまらん。たしかに、この反応ではイジワルしたくなる気持ちもわからんではない笑 そんで広海ちゃんのチョロすぎ天然キャラっぷりがもうね。つまりもう「カワイイ」というワードしか出てきませぬ。 はあぁ…もう可愛いしかないバカップル、ご馳走さまでした。あ、まーくんもいい子だね
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理

    天野明

    おかしなことになってる探偵もの
    ネタバレ
    2023年11月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻まではほんと面白い。軽快なギャグとテンポの良さとキャラもよくてサクサク読めますが……またまたモリアーティとかこの設定必要ですかね?これで読む気が失せてしまった。うんざりですよ、辟易します。でも、トトトのキャラが可愛くて。なので、続きはまたいつか読むかもしれません
  • 相原君と嘉島君はラブコメかもしれない【単行本版】

    キシモト

    いやいやいやいや
    ネタバレ
    2023年11月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ほぼ惚気ですやん。まぁラブコメなんで余計なツッコミは無粋かもしれませんがね…つまり別れて5年経てもお互い拗らせてます。で、両片想いの末なんやかんやで元サヤになりました~はい、めでたしめでたし。というお話ですよ。うん、ヨカッタネ♡
    いやしかーし、あんたらずーっと同じ職場にいてこんなジレジレモダモダやってたんかーいと。めんどくさいわ。中学生か笑 両方からお悩み相談されてる旭くんのことも考えてあげて。もちろんおもろいよ、おもろいけどさぁ…まいっか(゚∀゚)アハハ
  • スタンレー・ホークの事件簿【全4冊 合本版】

    山藍紫姫子

    翻訳ものみたい
    ネタバレ
    2023年11月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず、序盤は文体が少々読みづらいですね。6フィートとか150ポンドとか、いやcmとkgで書いてくれよ。漢字もあまり馴染みのない字が使われがちで、随分とカッコつけてるなという印象でしたが、徐々に文体にも慣れてきて2巻からは面白くなってきました。
    さて、タイトルにもなっているスタンレーがどんなハードボイルドなワイルド刑事かと思いきや…彼は大して活躍してません笑 無骨でカッコよい感じだったものの、まさかの後半ブレブレでまさにヘタレ刑事です。ロスフィールド警視のサイコメトリー?憑依、感応と色々能力ありすぎてもはやよくわかりませんが、彼のお陰で事件解決できてます。精神科医ジンとの三角関係も…そもそもジンの画策なのに嫉妬で暴走しちゃった上に、スタンレーの胸にドラゴン彫っちゃうとかめちゃくちゃやらかしすぎでコワいわ。そもそもこのお二方は仕事休みすぎでしょ。ちゃんとお仕事しなさいよと。
    美ツンロスフィールドのヒロインポジにもですよねーとなりますが、ロスフィールドを慕うジンがまるで崇拝者のようだったり、嫉妬にとち狂っていくスタンレーは節操がなさすぎてマグナム発射しすぎでしょ。しかもジンにまで…堪えなさいよ、けしからんよといきなりのぶっ込み展開でツッコミ所ありすぎてね。いやはや暴走がとんでもないです。荒ぶりがすごい。未完ですので犯人も気になるし、3Pも匂わせなのか?フフフ…続編あるかは分かりませんが、もしあればのんびりと待ちながら行く末をしかと見守りたいと思います。
  • 僕の知るあなたの話

    鈴木ツタ

    渋沢さん…いいよ
    ネタバレ
    2023年10月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ わたくしやーさんには萌えない質なんですが、渋沢さんは非常によかでした。クズ母親から虐 〇されているという波亜人くんもシリアスな状況ではあれど、おバカで素直、とても健気でカワイイし毒親ざまぁもちゃんとあって(倫理的にはあれかなと)…
    しかし、溜飲が下がりスッキリしてしまいました。やはりこれくらいの制裁は必要かと。
    そして、まさかの渋沢さん受けって…いやだ、萌えるわ♡受けちゃんに最初は抵抗するもじわじわ絆されていくのがいいわ。そりゃこんな子ほっとけない、気になるし構ってしまうよな、わかる。
    他短編も面白くてこの作品好きだー♡ あ、ひとつだけ…渋沢さんはオールバックが好みでした
  • 好みじゃなかと【SS付き電子限定版】

    見多ほむろ

    方言ものは
    ネタバレ
    2023年10月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 好きでお仕事ものもいいんですけど…これ社長が毒親気味だし、終始パワハラっぽくてなんだか好きになれなかった、しんどい。受けはいい人なんだけどドMっぽいし…ズバリ萌えられなかった。しかも従業員はいきなり手のひら返しみたいな反応だったりして、まさに私的には好みじゃなかとで。1巻もう1遍のラブコメ作品の方がなんか好みでした
  • 鏡花あやかし秘帖 からくり仕掛けの蝶々

    橘みれい

    鏡花あやかし秘帖シリーズ
    ネタバレ
    2023年10月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 明治の帝都東京が舞台の作家と編集者バディもの。当時のハイカラやノスタルジックな雰囲気もありエモいです。実在の泉鏡花先生モデルの作家や担当編集者の香月くん、雑誌編集部の面々との関わりも面白くて妖しや様々なオカルト事件やミステリー要素も満載でヒューマンドラマっぽくもあります。ほんのりBL臭もありつつ先生と香月くんのブロマンス的な関係にもニヤニヤで萌えますがとにかく面白いシリーズ、大好きです。小説とコミカライズもあります。もっとくださいとなりますが…橘みれい先生は鬼籍に入られましたので、もう続きが読めないのが非常に残念でならないのです。
  • 吾妻&伊万里シリーズ

    榎田尤利

    お仕事ものラブコメ
    ネタバレ
    2023年10月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 軽快でテンポもよくて読みやすーい。同期入社のカプなんですが、ごく普通の小柄でポジティブ系ワンコ受けちゃんとハイスペ無口な執着攻めさまでした。日常ものですが面白いですね。私は王子沢推しです。ああ、またこの展開キタコレ…とはなりますが、ちょいと王子沢が当て馬じゃあ勿体なさすぎよ。外見王子でバレエ経験者、中身はおっさんとか最高すぎか。はい好き♡女子キャラも個性的だけどストーリーの邪魔にならないのがいいね。4巻で王子沢もめでたくカプ成立~でめでたしでした。
  • 愛とバクダン

    中原一也/水貴はすの

    中原先生といえば
    ネタバレ
    2023年10月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ やはりオヤジと人情ものでヒューマンドラマ色が濃いイメージでしょうか。キャラが立っていてよい。受け攻めキャラもオリーヴさんもいい味出してます。攻めさま竜崎が元刑事の武闘派探偵で、いつものお決まり無精髭セクハラちょこっと意地悪キャラだけどマッチョではなく、飄々とした猫背のガリヒョロってのがよいです。性格は「愛してないと云ってくれ」シリーズの班目兄さんぽいのですが、ブラッ〇ジャック的設定よりは違和感ないかも。節操ナシの過去はあれですが…受けちゃんと出会ってからは一途で受けちゃんにしか盛ってないというのもわりと好印象かな?少々ドSが過ぎますが許せる範囲でしたし、独占欲とか謙二朗が可愛くてたまんないという溺愛っぷりにも萌えます。たまらんニヤニヤです。
    受けちゃん謙二朗も外見は蠱惑的美青年なのにツンデレ、素直じゃないけど実はひたむきで、生意気だけどシャイだし不器用なところもカワエエですな。少々バイオレンス展開等もあったりして面白かった。
  • 「RIKO」シリーズ

    柴田よしき

    緑子は聖母マリアのような
    ネタバレ
    2023年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ イメージなんですかね?シリーズ読みましたが…許しがテーマなんでしょうか。スピンの聖なる黒夜でも感じたのはメインキャラの言動や行動がブレブレでいまいち魅力がわからず。生々しい人間描写をお求めの方にはいいのかな…
    とくに意味不明で理解に苦しむのは、同僚たちからレ〇プされた緑子が「絶対に許さない…」となってるのに、葛藤もありつつもあっさり許してるというか、ここでは飲み込むという表現でしたが。その後、高須と普通に仕事したりしているのがどうしても戸惑いを覚えます。いやそんなすぐに割り切れるもの?しかも、他の同僚からも無理やりめいた行為をされているのも、はあ?となるし。この人は流されやすく快楽主義のドMなんですかね。随分と刹那的で節操のないだらしのない女と自身でも分かってるようですが、ブレまくりで一貫性がない。
    まだ麻生よりはがむしゃらさとか若干好感持てるところもありますが、安藤もいまいち魅力がない。むしろ麻生と緑子がくっつけばよくないかと。
    3巻で「聖なる~」からずっとモヤっていたキャラが見事ざまぁだったことだけが私の溜飲が下がりスッキリしました。ですがこれは犯罪なので不謹慎でしょうけれど…
  • 聖なる黒夜【上下 合本版】

    柴田よしき

    ファムファタールならぬ
    ネタバレ
    2023年10月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ オムファタールですな。まず、犯人はおそらくこの人だろうなと思っていたらズバリそうでした。じわじわ真相に迫っていく展開は好きなんですが、麻生は自身の怠慢と狡さと無関心で無実の男の人生を狂わせてしまったという自覚はありながらも頑なにその失態を認めないという頑固さ。それは刑事の矜持だろうけれど、警察には合わないとか剣道続けたかっただけとか…なんやそれと。さっさとやめちまえよとなりました。
    某刑事の「悪党の命は善人の命よりずっと軽いよ…」
    まさにこのセリフが代弁してくれている通りだと思われます。
    練の姉には多少好感もてましたが、再審請求とか後悔の念に駆られるのは理解できます。ただ、そもそも出所した時になんで迎えに行かなかった…母親も完全に見放してるしこの失望感はもうどうしようもないよ。
    最後まで圭吾の件が有耶無耶でモヤモヤが残ります。これも韮崎の描いた絵なんですかねぇ…だとしたら練が不憫すぎますが。愛憎渦巻きすぎ、愛といえば何でも許されるのか?歪な愛情だらけな人たち。絶望とあきらめによって無理やり歪まされてしまった練が痛いです。いや歪んだと言うよりも壊されてしまったというべきなのか…
    でもその結末なんだ。「歩道」を読むともうやりきれなくて、しばし放心状態になりました。それでも尚、麻生を求めてしまう練のピュアなひたむきさに胸を打たれます。やるせない。練はこの先満たされることはあるのだろうか…?
    この作品、登場人物の魅力等わかりかねます。まさに自萎他萌でありました。
    辛辣な感想ですが、あくまでも個人の主観ですので…まさしくえげつない不条理系でした
  • きみの横顔を見ていた

    いちのへ瑠美

    甘酸っぱくて切ない
    ネタバレ
    2023年10月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 学園ものでみんないい子なんだけど……まず、大谷くんと朝霧くんの見分けがつきにくい。大谷くんをせめて黒髪か、もしくはもっと短髪男子にしてほしかったかな。あと光も平凡なちょっとおもしろ女子というキャラなんでしょうが、昼ご飯一緒に食べたり会話もするようになってる朝霧くんを「あの人」呼びとかなんなのと。全員片思いとかきゅんときて初々しいところもいいんだけど、ちょいちょい会話にイラっとくる。
    それはともかく、3巻は気になるんでもうちょっと読みますけどね
  • 空色スピカ

    かわい有美子

    あ、甘酸っぱーい
    ネタバレ
    2023年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 八ヶ岳山麓沿いにある名門男子校の寮有り学園が舞台、DKたちのわちゃわちゃ学園ものです。
    な、なんだこのピュアピュアっぷりは。めちゃめちゃキュンキュンするやないか。なんとも瑞々しくていいね。と、にやにやしながら読んでる自分がいました。3カプシリーズあるそうなので、どのカプにハマるかなと楽しみでなりません。しかし、美少年の掠れ声…ハスキーボイスて萌えますな、いい
  • ぬくもりインサイダー

    火崎勇

    付喪神?
    ネタバレ
    2023年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ みたいな、物に宿る思念を感じる主人公て面白そうと。こういうモチーフ好きなんですよ。で、ストーリーは中々おもしろいし服から想いが伝わってくる件とか、よもやよもやあの人か…?と激しく熱い情念とそれに翻弄される主人公の秘めたる欲情欲望にも笑っちゃった。
    しかし、全キャラのセリフ回しがどうしても鼻についてしまって合いませんでした。まぁ好みの問題です。
  • 邪神の甘噛み

    恋煩シビト

    邪神というか
    ネタバレ
    2023年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ えらく無邪気でキュートな神様やんか。各々のキャラはいいんですが、ストーリーが少々物足りない。受けくんがなんとも不憫で切なくて家族からのぞんざいな扱われ方も痛々しいけれど、弟くんは対照的でなんとも能天気なリア充でコミュ高キャラなのもいい。ただ、ここは神様と類似していて同類っぽいんだよなぁ笑
    コミカル描写もあり楽しめますが、あそこ弟くんが助ける流れにすればよかったのに。とか両親と兄にざまぁはないんかいとイライラしましたが…シビト先生、ずばり兄様推しキャラデショ?笑 たしかに見た目は私もかなりストライクですが、ああいう性格は好かんね。もっとざまぁしてやらんかいとモヤモヤが残ります。
  • 猫、恋に焦がれる

    阿部あかね

    毒きのこ、アゲイン
    ネタバレ
    2023年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ きましたねー、この反応薄い塩対応の詩郎と性悪ビッ チきのこのやり取りが相変わらずでにやにやします。しかし、詩郎もこれかなり絆されてますやん…えー、となりつつも憎たらしいけどカワイイ?結局惚れたもん負けなんですかね。今回は中村とかーちゃんのみの登場でアニキたちは(カバー裏サイコー笑)残念でしたが、詩郎ママは上沼〇みちゃん風なのね、なるほど。あのクズ共もしれっといましたが笑 キノコも自身の過去を顧みて反省するとか学んだようで少しずつまともに…?なりつつありそうだけど、イチゴパンツの元カテキョはあれいっくんに交代してもらった学生?だとしたら、少々設定おかしいけどまぁええか。笑える破れ鍋に綴じ蓋カプで周りから固めて攻めていくというあざといキノコとどうぞお幸せに。
    まだ続く模様なので、是非ともいっくん×花カプも登場させてくださいませ。
  • アンデッドガール・マーダーファルス

    青崎有吾

    アニメから
    ネタバレ
    2023年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 入りましたが、原作もかなり面白いです。
    まず、「な、生首娘だと…?!」「半人半鬼」…?なんやそれ。からの設定もキャラもてんこもりで、ともすればカオスでとっちらかりそうなもんなのですが、そんなこともなく実にうまいこと纏まっています。
    さまざまな実名キャラも設定を生かしつつ新たなストーリー展開になっていたり、会話も粋なんですよね。キャラ同士のやり取りが絶妙だったりオチもうまいことやってくれます。推理と異能バトルとコメディ、シリアスのバランスがまさにお見事で緩急がすごい。これは秀逸なエンタメ作品です。巻を追う毎におもしろさは増していき失速しませんね。
    今後、続編が最も楽しみな作品でもあります
  • たとえ業火に灼かれても

    水壬楓子/十月

    まさにクリミナルな
    ネタバレ
    2023年9月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あれですよね?某米犯罪ドラマでシーズン14ということは…マインドですな。
    なかなかどうしてサイコやシリアルキラー、監 禁等恐ろしい事件がてんこもりの作品ですが面白い。水壬先生初読みでしたが、ミステリサスペンスものが大好物のまさに私好みの作品で面白かった。BLはちょいちょい匂わせ程度でラストにめでたしという感じですが、これはこれでよかったです。
    ラストも私は違和感なく、良質なサスペンスものという作品で上手く纏まっています。読後感もよくて他作品もぜひ読もうと。ああ…再会ものとミステリってやはり滾りますね
  • ラプンツェル王子の通い妻

    小中大豆/麻々原絵里依

    ざまぁ、ねえ…
    ネタバレ
    2023年9月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 要は尽くし系受けちゃんが、著名な画家で生活力もない世間に疎い浮世離れしている攻めさまに軽んじられて、攻め酷いコノヤロとなる。からの~というお話ですが…
    たしかに攻めは世間知らずで鈍感、おまけに気配りなしのダメダメ野郎で途中まではばかやろうとなるんです。しかしながら、後半は自身のダメさを猛省し変わろうと必死になって足掻き努力する。つまり、所謂気づきですね。その姿が不器用でもう見てられなくて…受けも結局、見放せず絆されて元サヤでめでたしとなります。これはまごうことなき攻めざまぁなのか?たしかにあほかーとはなるんだけど、まず悪意はないし。もっとどうしようもないクズ野郎ならともかく、むしろ明らかに悪意あるリオン、ゴミクズ店長共に腹立つ。こいつらざまぁしてやらんかいと。とにかく新人をいたぶるパワパラめいたやり方がね…せめてもっと他の方法でギャフンとさせてほしかった。
    とはいえ、昭良に花の絵渡す件では胸がしめつけられた。不器用で純粋、直向きすぎるんだよね。日々の生活にもままならないような姿にも、「もうやめてあげて…」となった。克己がやっと人並みになれたのはよかった…
    しかし、スッキリとはならずしんどかった。
  • 神様の用心棒

    霜月りつ/アオジマイコ

    侍の懐にうさぎ、萌え
    ネタバレ
    2023年8月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 戦で命を落とした元侍の兎月が死ぬ間際に祈った「うさぎになりたい…」死後、ふたたび蘇った兎月がツクヨミを祀っている宇佐伎神社の用心棒となり、神社の参拝者の願いを叶えていくと失われた記憶がひとつずつ戻ってくる…と時代ファンタジー人情ものっぽくもあり、登場人物もいい味出してます。パーシバルさんいい。兎月が徐々に色々な人々と関わって楽しそうになっていくさまも面白いです。ただ、時代背景や新選組、刀…とくればやはりあの人物か?となりますが、この作品においては歴史人物の実名登場はなんだか少々ムチャぶりのような気がして白けますね。これは土方〇三モデルの架空キャラにすればよかったのに…でもお話は面白いので続きも読みますよ
  • 地獄行きバス

    明治カナ子

    表題バカップルと
    ネタバレ
    2023年8月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もう1作は過去にトラウマがあり一人で睡眠ができない従兄弟の2作品でした。
    まず、バカップルのはじまり方がめっちゃ悲惨で受けのカンちゃんがいたたまれない…となってたら、まさかの攻め修の大嘘でシャレにならんわーばかものと。ですが、攻めの溺愛っぷりと正反対のふたりが徐々に寄り添ってラブラブになるあたりが微笑ましくて大変よろしいおもしろですよと。
    従兄弟のお話は…あらま、そっちかーいと。両作品ともエロが思ってたよりも過剰なのもよろしいですな。美味しくいただけました。
  • 兄は元彼【電子限定おまけ付き】

    林らいす

    再会もの
    ネタバレ
    2023年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いやぁ…とてもよかった。これぞ私好みの再会ですよ。なんといっても、兄ちゃんが別れてからもずっとひとりで仕事と弟くんとの生活を送りながら恋人もいなかった。という一途さがたまらんです。グっときました。きゅんとしてグーですよ。大学時代に両親が亡くなり幼い弟と生きていかねば。とまさに、どうしようもない理由でお別れしなくてはならない…ああ、ままならない切ない。しかし弟くんもとてもいい子で兄と元カレとの復縁に一役かっているGJっぷりもカワイイんですよね。まずね最初のきっかけからのストーリーに綻びがないといいますか、この流れるような展開もいいんですよ。そして、復縁後は兄よりも過保護になっているという元彼も微笑ましいし嫌な人物が登場しないというのも良いです。林らいす先生、もうBL描かれないんでしょうかね…もっと読みたいのです
  • 妻とセックスレスなので男と不倫しました。

    うぐいす

    アナログ絵柄が気になって
    ネタバレ
    2023年7月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台がヴィ〇バンぽいサブカルなのでファッションや小物等趣味全開といったところですね。そこはとくに興味ないけど、BLの不倫ものは殆ど読まないのでいってみました…が、これさ。まず奥さんはスキンシップが好きじゃないだけ?とくにトラウマとかはなさそうなんだけど、旦那をただの家族のようにしか考えてないよね。切ないんだけど、あんまり悲壮さなんかは伝わらないのが逆にリアリティあるんですかね。まあ不倫経験ないので憶測でしかないけど、店長と店員吉田さんの距離がじわじわ近づいていく過程にちょっとドキドキ…いやいやキミらラブラブですやん。所々切ない心理描写もありつつ、いやもう店長は正直離婚すればよろしいのではないかしら。なんてね
  • 黄昏アウトフォーカス long take(1) 小冊子付き特別仕立て

    じゃのめ

    DKて甘酸っぱくていいよね
    ネタバレ
    2023年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いやぁ映画部シリーズ楽しいですねぇ。このDKたちの日常が垣間見えて、ほんと甘酸っぱい青春ですな。スピンカプたちの登場も嬉しいです。まさにこのわちゃわちゃ感がシリーズの醍醐味でしょうかニヤニヤしますよね。ただ、宵々カプ推しの私としましては…もっとください。いやじゃのめ先生、宵々続編も描いてくださってもいいんですよ、というか是非ともください。そして、エロが…ま、まぐわいが足りねえ…笑
    せんせー、B地区責めにはあまりご興味おありではありませんの?そこ重要な私にはサラリと流しすぎて物足りませぬ。ともかく、残像スローモーションの続編も楽しみですね
  • くろねこ屋歳時記 弐の巻

    椹野道流/くも

    カフェくろねこ屋ふたたび
    ネタバレ
    2023年7月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ほんわか日常ものの2巻です。相変わらずの日々ですが、くろねこ屋の面々も少しずつ状況も変わりつつも楽しそうでなによりです。今回は、アマリネとシロタエの行く末に興味津々といったところですが…バレンタインというイベントをきっかけにグッと急接近?なんとシロタエの気持ちがだいぶ絆されてきてますな。よかったねマリくん。このシリーズ大好きです。もっと続編ください。あの双子くんをもっとください。そして、ナズナのお相手はあの人じゃないんか…是非ともナズナにもよきパートナー求む
  • くろねこ屋歳時記 壱の巻

    椹野道流/くも

    趣ある隠れ家オシャレ雑貨カフェ
    ネタバレ
    2023年6月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 路地裏に佇む邸宅内にある隠れ家的カフェなんて興味深々ですよ。オーナーのネコヤナギが趣味で営むというなんとも羨ましい、常連になり通いつめたいと思うほどステキカフェですな。スタッフが皆植物のニックネームで呼び合うという設定もおもしろです。皆愛すべき良キャラですが店長のヒイラギ、副店長のシロタエ、シェフのアマリネ、パティシエのタンジー、新人のナズナが織り成すほのぼの日常ものです。さらにカプ設定もタンジー×DKエイスケ、オーナー×ヒイラギというのもいい。ヒイラギの同級生で、長年片思いしているシロタエの拗らせっぷりも相当なものでだいぶ歪んでしまってる笑 そのシロタエに想いを寄せるマリのキャラもいいね。今後この二人はどうなっていくんでしょうね…それも楽しみです。
    ナズナくんも果たしてカップリングされるんでしょうか?もしや、あの人とか…なんて想像してみるのも楽しいですね~さて、弐の巻もいきましょうか。とても面白かった。こういうの好きです
  • 昭和元禄落語心中

    雲田はるこ

    アニメ視聴したので再読
    ネタバレ
    2023年6月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 八雲(菊比古)と助六、みよ吉の関係性が痛いんですよね…まさに共依存ですな。助六もみよ吉も弱すぎる。菊比古も流されがちなんだけど、それぞれが人間くさい、愛憎やら嫉妬やらのドロドロです。幼少期から落語を通して切磋琢磨しながら必死に生きている菊比古が不器用で、必死に足掻いているのにお人好しで周りに利用されているような生き方が不憫でならない。しかし全てを自責の念みたいなもので引き受けていくような。そこまで背負わなくても…となりますが。私はみよ吉が大っ嫌いやわ。執着してしまうのは多少わかるけれども、このバカおんな子供もいながら何やってんねんと。三途の川の件ではおまえが言うなとなりますよ。助六も優しすぎるんですね。弱かった。菊比古も拒絶できなかったのがあの二人を助長させたんでしょうけれど…巻き込まれてお気の毒さま。小夏も愛憎渦巻きすぎてぐちゃぐちゃみたいだし、この母娘共に好きになれない。師匠も真実を明かせばいいのにとモヤモヤ。とにかく与太郎の存在に救われますが、刺青はあれ後悔してるなら筋彫りだけの時点で消せよ、なに仕上げちゃってんだよとなりますが
  • 従者にあらず

    椹野道流/ウノハナ

    スピンオフ作品
    ネタバレ
    2023年6月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こちらはロテール兄さんのお話。パン屋のホルガーがちょうどいい感じの世話焼きで無口で無反応なロテール兄さんに色々と仕掛けて反応を見たりする件が楽しいです。少しずつ話もするようになってきて、ロテール兄さんの過去も知りつつじわじわとお互いの距離が縮まっていくさまが微笑ましくていい。なんやかんやありましたが、めでたしとなり読後感もよかった。しかし、あの鬼 畜じじいはやはり碌でもなかった…もしや、ロテール兄さんが死に絡んでたりとか?なんて少し期待したけどそんなワケもなく。しかもあっさりとおふとんの上で亡くならせるとか、いや優しすぎませんかね。それはともかく、感情に疎いロテール兄さんが徐々にホルガーに拗ねたりしてくるのが可愛かったです。後半のジレジレモダモダの件はまあ冗長すぎという気もしましたが笑 しかし、こちらもホルガーの口調が…私情ですがファンタジーなのにあまり現代っぽい言い回しだと違和感あります。概ね楽しい作品でした
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  • されどご主人様

    椹野道流/ウノハナ

    魔法使いの弟子
    ネタバレ
    2023年6月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 師匠がある日突然亡くなり、まだ未熟な弟子が後継に…さあどうする?というところからお話が始まります。元兄弟子のロテールが色々と助言や指導したりしてくれますが、この彼淡々としていて感情の起伏もなく掴めない人物です。主人公カレルは実の親から魔法使いに売られ、厳しい師匠の下で幼少の頃から弟子修行に励み日々体罰や暴言等に耐えひたむきに頑張る孤独な17歳の青年。友達もいなく師匠との会話もなく兄弟子とも殆ど会話もない、師匠が亡くなりロテール兄さんもいないひとりぼっちのあまりの寂しさから使役を作ろうとやってみた結果、スヴェインという使役が生まれました。カレルとのやり取りが楽しい、少しでも孤独から逃れた日々の生活によかったねと微笑ましいです。そして、とある出来事からスヴェインが実は使役などではなく…というオチでした。おっと、やらかしましたなカレル、ははは…
    とても読みやすいのですが、ひとつ気になったのは、カレルの口調がねファンタジーなのに現代調なのが少々違和感ありました。あと、この性悪じーさん師匠が呪いで〇されたとかざまぁがあればよかったのにってね。
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  • 愛とは言えない

    榎田尤利/町屋はとこ

    橘高×サガン
    ネタバレ
    2023年6月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ メインのお話。サガンさんめんどくさいですねぇ…意地っ張りの強情すぎておまけにあー言えばこー言う憎たらしいキャラで。しかしながら、時折垣間見せるデレが可愛いんでこりゃ橘高さんはたまらんとなるんでしょうな。
    すっかり翻弄されている橘高さん、まったくチョロいですねえ笑しかしそれがよい。
    両カプ共、ちょっとした誤解から拗れまくってますやんとジレジレモダモダの連続ですよ。とはいえ元嫁と義弟はなんやそれと義母に共感しまくりましてね。サガンさんあなたメンタル不安定な人ホイホイですかいなと。とにかくね暴力系は我慢も放置もしちゃダメダメ、あれは完全に犯罪でしょうが。
    しかし橘高さんがいいね。忍耐強くて包容力も執着も程よく有りほんといい男。橘高さん大好きです。まぁなんやかんやありましたが、無事めでたしでお疲れ様でした。読み応えありますが疲れた…「恋とは呼べない」とリンクしていて両作品読むほうが楽しめると思いますが、少々重複していてくどいとなる件もあったりする。できれば描かれていないところだけにしてほしかったかな。やきのりちゃんがとにかくめんこい
  • 由利先生は今日も上機嫌 由利先生シリーズ(1)

    木下けい子

    作家と編集者
    ネタバレ
    2023年6月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ の王道パターンかと思われますが、大好きです。とにかく毎度、毎度、由利先生のムチャぶりに素直に従い翻弄されるピュアピュア六車くんが健気で可愛すぎるし、なによりチョロい笑 しかしわざと六車くんに意地悪しちゃう由利先生の溺愛っぷりにも笑えるし、このやり取りがたまりませんな。ニヤニヤしどうしであります。ずっと読んでいたい
  • どっちとキスする?

    風呂前有

    もはや愛しかない
    ネタバレ
    2023年6月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3Pものはあんまり…なんですがこれはいい。溺愛だね、というかひたすら愛しかない。アンヘル愛されてるね。アーちゃんとステちゃんもいいキャラで、これからも甘あまな日常しかないよね。まさかの背景は少々切ないんだけど、愛があるから大丈夫ですな。ただ、作画が若干変わってきたのは残念…あと、アーちゃんのタトゥーはあれ消すか変えるかした方がいいねヤバいグループのだし。とはいえ、大変甘やかなスウィート感あふれるお話でございました。ごちそうさまでした
  • 我が恋はしのぶれど

    五月女えむ

    妖狐に龍神様やら鬼やら
    ネタバレ
    2023年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ カワウソにとなんじゃこりゃとなりますが、めちゃくちゃよかった。妖狐の良夜がもう可愛くってね。カワウソくんたちも非常にめんこいし、健気でよい。良夜と絵師の件もシリアスとコミカルのバランスもよくて。でも結末は爽やかといいますか読後感がスッキリいい。しかし鬼兄弟はこいつら…となるし、あんまり興味わかない。弟鬼のキャラもブレブレで攻めかと思いきや受けかいと。ふーんとなってたら…きた、兄様のあの片足立ちポーズ、いい。いやあまりの麗しいお姿にきゅきゅーんと心鷲掴みにされました。あれ?キャラ的にはハマんなかったのにビジュが良すぎてチョロいなわたくし笑 この作品てヘキがてんこ盛りやないでしょうかね。続編もください。どうかおたの申します
  • Hしたくないので友達とつきあいます【コミックス版】

    未散ソノオ

    カップリングもよいよい
    ネタバレ
    2023年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こちら単話で読んでたのに、書き下ろしが読みたいのでコミックスも買っちゃいましたよ。 結果大正解。やはりBLラノベ界の「ビタミンBL」が小林〇雅先生なら、未散ソノオ先生はマンガ界の「ビタミンBL」といってもよいかと思うほど癒し効果バツグン、幸せオーラ満開で元気になれます。まず、弓岡がHなお誘いを断れなくてもやもやしてるところに犬塚との再会という、タイミングもばっちしでパワハラおやじにキレて退職するのもよくやったなと。まぁ正直、もっとやったれとなったけどそこは大人だからさ…こんくらいでヨシかな。
    作中ハムスターのユキちゃんと実は男前の犬塚もいいね。「なんかに似てる…」って、いやいやハムスター既に出とるやんとツッコミしつつもそこは弓岡だからま、えっかとな笑しかし、ブレない犬塚がカッコええね。あんたガンバったよおつかれ。ちなみにフジックスのあの人って大学時代のセンパイなのかな…?あの悪意をよく払拭したなとそれも含めてスカっとしましたね。今作も大変美味しゅうございました
  • バグ

    夜光花

    まずは
    ネタバレ
    2023年6月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻…独特な世界観と現実の事件ものとが絶妙なバランスで面白い。不可思議な事件の犯人が「蟲」でそのハンターと謎の能力者?とのバディとかいいね。どんな展開になるのか…引き続き読みます。
    2巻…展開がますますカオスになってきた、面白い。人間や動物に寄生させて蟲を生み出す?なんやそれヤバいぜと先の展開が気になってしょうがない。なんやかんやカルト宗教まで出てきたりしてどうなっちゃうの~?二転三転ある展開からのラストで衝撃の真相…えええー?!マジか。
    3巻…異母兄弟、双子?想定内あるあるやなと思いきや、実は父親だと!?おお、面白くなってきだぜ。ワクワク…あれ?そうなのか。なるほどねと。いやいやいや、これ一番ヤバいのは母親だろと。祖母にも、もやもや…ぶっちゃけBL展開は二の次という感じでストーリーが気になってしまうし、水雲と七生のキャラに萌えないよ。七生の葛藤は解るような気はするがあんた暴走しすぎ。引っ掻き回すヒロイン大迷惑で水雲が怒るのは当然だろと。あと、犬に寄生させたりワンコに愛はないんかと。巻き添えのホテルマンも…うーん、なんだか無慈悲で悪趣味に感じた。ラストのあれも庄平…いやもうキリないやんと
  • 恋とは呼べない

    町屋はとこ/榎田尤利

    めっちゃよかった…
    ネタバレ
    2023年6月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こちらはコミカライズだけなので、小説も是非くださいとなりました。できれば作画も違う作家さんがよかったな…サガンさんの美しさがあまり伝わってこないのがすこぶる残念でならないです。すみません。
    榎田作品はシリアスめの作品は避けていました。が、すんごい良かった。全体的に緩急がしっかりあるし、なんやかんやあってWカプがお互いに別の相手と間違いを侵してしまうという、本来ならば大っ嫌いなパターンなんですよ…これ。
    でもね、この作品はもうそこがミソといいますか、絶妙な展開にグッとくるんですよね。とにかく両カプがお互いに似た者同士の傷の舐め合いではイカンと気付くんです…ああ、久しぶりに心が震えると言うんでしょうかね…なんとも言えない余韻でフワフワしてしまいましたよ。もちろんスピンも読んじゃうよ~
  • マウリと竜

    元ハルヒラ

    オムニバス
    ネタバレ
    2023年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作品で人間と様々な巡る神様とのお話です。どのストーリーもよかったしこの作品凄く好きでした。切ないのもありますが、
    ラストはどれもほんのり温かくて色々な神様も楽しいです。
    ただ…馬?なんでやとはなりましたけど…イケメンだし私好みなメンズなのでした
  • 式神の名は、鬼外伝

    夜光花/笠井あゆみ

    スピン作品
    ネタバレ
    2023年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ですが、こちらの方が好きかも笑 子鬼だった草太がとある事情で見た目は青年、中身は子ども。と急激成長してしまうけれど、無知でピュアピュアなところとかいちいち可愛すぎた。草太と那都己のハイスペ上級陰陽師で、食えないキャラというカプが思ったよりもしっくりきていていい。草太の「鬼として生きるべきか、人間として生きるべきか…」、「鬼なのになぜ人間の味方をするのか…」と葛藤している姿も切ないし、なにより草太の素直で歪んでいないところがほんと可愛くてね。アホな子ほど可愛いって、まさにそれだな笑 いや実に面白かった。
    このシリーズは完結らしいですが、もっとくださいとなりますね
  • 光の雨 ―贖罪―

    かわい有美子/麻々原絵里依

    贖罪とは…
    ネタバレ
    2023年6月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラストは賛否両論のようですが、私はこれで完璧。まるでひと昔前の映画のような終わり方にグっときましたね。さすが「落としの伊能」ブレない。やってくれましたなと。ただ、序盤の件は少々冗長すぎるといいますか、東京いつ出向するん?となりましたし、贖罪というサブタイトルもこれ原口のことだよね?その後も気になるのでこれはスピンでもよいのでいつか読みたいものです。できれば、事件の件をもっと読みたかったんですが、榛原さん…ハラハラしたよ。嫌がらせの数々も碌でもないよね。ばかやろうと。…とはいえ、野々宮が随分とお茶目になってたり笹井と佐々木のコンビもいい味だしてるし楽しかった。まあ北芝の馬鹿やろうにざまぁはないんかいと。…でもいつかなんかやらかすやろうな、あいつ。もちろん因果応報やで。
    伊能さんの出身はやはりそうだった、そうだと思ってた。できれば、この作品もう一度加筆修正等して新装版で出してください。おたの申します
  • 光の雨 ―原罪―

    かわい有美子/麻々原絵里依

    シリアスな検事もの
    ネタバレ
    2023年5月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大阪が舞台の再会と事件やら色々ありのお話で読み応えがあります。まず、大学時代の友人を事故で亡くし、喪失感や虚無感に囚われている伊能さんが痛いんですやるせないですよ。更に同性を愛するというマイノリティに悩む姿も辛くて、惹かれていく野々宮の心情もわかりたまんないです。とあるよくある事件が引っかかりそこから意外な繋がりに展開していくというのも面白い。作中の先輩検事が「HOME~」の榛原さんなんです。八神の話題もちょこっと出たりして嬉しい。そして映画「バーディ」もこれ大好きな作品で懐かしい。大阪の阪急「梅田」駅や馴染みのある地名も沢山出てくるのが楽しいです。ただ、家族の会話とかもっと大阪弁でもよかったでと。野々宮の母親や妹は大阪在住なのに標準語とか不自然で違和感ありでしたな。続編もいきます
  • こっち向いてよ向井くん

    ねむようこ

    これはもう
    ネタバレ
    2023年5月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 完全に壁となりませんといかんな。まず、向井くんあんたチョロすぎ笑 元カノ引きずるのはわかるんだけどさ…ムリして恋愛しなくてもよくない?学べよ。しかし、女子たちがガッつきすぎですごいわ。たしかに「何から守るの?」てのは、私も常々感じている疑問なのでそこは共感だけども。いや向井くんもアホだけど、貞操観念おかしいバカ女のあんたがそこまで言わなくてもよくない?とは思いますね。私は元気くんが可愛くて癒されるんですが、麻美のどこがええんや?クセありすぎて可愛げないね。あのバカ女に腹立つのはわかるけど…どっちもどっちでしょ。元気くんもポジティブはいいけどもうちょっと考えろよと。もうこの際向井くんと元気くんがくっついたらよろしいわなと。ははは…
  • 後にも先にも

    中原一也

    おっさんでもアンニュイな
    ネタバレ
    2023年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 魔性の色香もりもり、蠱惑的バツイチ子持ちのダメダメ探偵でした。中原先生作品では珍しく?年下ワンコ攻でしたが、よかった。正体不明の見場よしの料理もできる世話好き攻めくんと、人好きのする若者に溺愛される生活力のない受け…川崎さん好きです。とある依頼からヤバイ方向に巻き込まれて、どんどん刑事ものアクションみたいになってくるけど面白い。なかなかハードボイルドです。まぁ洗脳宗教絡みなんですが、そこはサラりと描かれてます。幼馴染の奥さん…怪しいと思ってたよやっぱりね。しかし川崎さん、貞操観念ゆるいとはいえあんたメンタル強いよ。肝が据わってんね、漢やね。息子くんがもうめちゃくちゃ可愛いくていい。
    とはいえ友人とも残念な結末ではありましたが、なんやかんやめでたしで読後感もよかったです。
  • 外村探偵社の招かれざる客

    草間さかえ

    これは
    ネタバレ
    2023年5月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 続編ください。依頼内容も少々想定外のものもあったりして、やはり草間先生の作品は面白いですね。松田と神子、阿久津の関係性とか学生時代のエピももっとくださいと。しかし、神子と松田はあんたら両片想いだったんじゃん。どっちも拗らせめんどくせえ笑 でも面白いからいいよ。
  • 負け犬の領分【SS付き電子限定版】

    中原一也

    酒癖のワルい受けくん
    ネタバレ
    2023年5月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 泥酔しては、街中のあちこちで眠るという悪癖を持つ受けがやらかす数々の失態にジワる。。まずしょっぱなから、豚にまみれて…というおもしろエピに引き込まれますが、職場が大手通販会社のクレーム処理とは、そりゃストレス溜まるしやってられんわなと。攻めは元刑事の探偵で無精髭の無骨なワイルドフェロモン系と中原先生のヘキど真ん中ですね。私的にはもうこの攻めさまタイプは食傷気味なんですが…とある過去の事件からなんやかんやありまして、無事解決でめでたしのお話です。ネコちゃんが沢山出てきて癒し効果バツグンという設定でもあります。
  • 40×40 ちくわ会議【完全版】~じりじりもだもだ20年愛~

    右脳左脳/R35OL/右脳左脳/R35OL

    おっさん同士のモダモダ
    ネタバレ
    2023年5月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 22年のじれじれ拗らせ両片想い。いやぁ面白い。お互いが奥さんから離婚届つきつけられるとか笑 しかもそれで心安らいでホっとしてるとかさ…そもそもなんで結婚したんだよ。ただ浩一の奥さんが不倫で子供作ってるのに偉そうなのにはイラっと腹立たしいけど、男女の関係というよりはもう同士みたいな感覚なのかな?それはともかく、なんやかんや仲良しでお互い大好きやんか。
    テンポもよくて楽しかったですよと
  • アバウト ア ラブソング【単行本版】

    夏野寛子

    キュンキュンやね
    ネタバレ
    2023年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バンドマンとDKのかわいこちゃんとのピュアラブでしたね。まるで少女マンガのようで、久しぶりになんだかグッときましたよ、爽やか、甘酸っぱいラブですな。
    からの、小冊子も読みましたが…ここまでおあずけだったのについにやっと感はありましたけどね。いや、瀬戸くん未経験だよね?こんなスルっといっちゃうんだとあんまり感動もなく正直これなくてもよかったかな笑 やはり初夜の描写というのは、こういうピュアな作品だと一際重要といいますか…私的にはいささか微妙でしたかな。と
  • ハッピーエンドアパートメント

    えすとえむ

    アパートメントの住人たち
    ネタバレ
    2023年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれの物語です。ああ~めちゃくちゃよかった。少々ファンタジックのようなオムニバスですが、この先をもっとくださいとなります。「カジェ・フェリス」の住人みんないい。それにしても、大家さんのこんなに切ないエピをラストにもってくるあたり…流石でございます
  • さよなら一顆

    一穂ミチ/草間さかえ

    一穂先生の
    ネタバレ
    2023年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作品はこちらが初読みでした。序盤は名前と苗字とが分かりづらかったので少々混乱しましたが、淡々と進んでいく文体が好きでした。ノンケ同士の正反対のキャラもよかったし、全体的に地味な印象ですがなんだかグッときましたよ。攻めのチャラさにアホやなとなりつつ、受けの「松ぼっくりのぼっくりってなんなんでしょうね…?」の件なんかでフフとなるし。この天然だけど、健気で思慮深いひたむきな受けくん好きだなぁ。一穂先生の作品はこれ以降数作読みましたが、かなり文体も軽めで読みやすくなってますね…
    私はこの作品の雰囲気が好きなので、文体が変わってしまったのは若干勿体ないと思ってしまう。
  • ばらとたんぽぽ

    遠浅よるべ

    いい感じに振り切れてる
    ネタバレ
    2023年5月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ トモちゃん溺愛っぷりが様子のおかしな攻めさま征士郎と、不器用天然ダメダメで重めのトラウマありトモちゃんのゆっくりと育んでいく日常系のお話。面白いし、本気ノリノリでイベント張り切っちゃう二人が微笑ましい。最初はお互いの温度差すごいやん笑となってたけど、いい感じに寄り添ってきましたよ。楽しいんだよ、楽しいんだけど…
    ただギャグがね、少々やりすぎ感ありますね。う〇こネタとか、初エチの描写とかおふざけがすぎるで。あと、ラジオでカムアウトしてT〇itterの件とかさ。笑えないしこれはモラルに欠けているといいますか、なんだか悪趣味やな…まだ続くみたいですが、できればもっと日常ネタで笑かしていただきたいものです
  • 潮騒のふたり

    遠浅よるべ

    潮騒…タイトルが秀逸
    ネタバレ
    2023年5月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 時代背景や学生時代のノスタルジー、実にエモいです。職場の教育係り教師と新人教師という関係性も公にできない男同士の葛藤やら切ないんですが生々しい。萌えないよ。ちょいちょい懐かしの「同級生」あのカオスドラマが登場したりで楽しいのよ。まあ正反対のふたりが惹かれ合うのはわからんでもないし、ラストの匂わせ的な描写もいいんですよ。いいんですが…あんた借金返したん?とか、また逃げるんちゃうの?ほんまにそれでええのか?とか…いっそ再会せんでもよかったんちゃうの?ああぁモヤモヤするなぁ…
  • ウザくて童貞すぎる俺の仲村くん【白抜き修正版】

    河飯じろう

    なかむーも
    ネタバレ
    2023年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 芳一くんも可愛すぎかよ。かわいいかわいいかわいい…ああ、もう語彙力が乏しすぎる笑
    しかーし、カワイイしかでてきませぬ♡
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