人嫌いな大公と結婚したら愛が深すぎて卒倒しそうです!
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人嫌いな大公と結婚したら愛が深すぎて卒倒しそうです!

逢矢沙希/氷堂れん

気弱少女の成長物語。

ネタバレ
2023年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 261ページ挿し絵あり。北の小国の王女ヒロインはとある理由で臆病なため城に引き篭っている。そんなある日、帝国から夜会の招待状が届き、致し方なく向かった先で見目麗しい皇弟殿下と出会う。お互いほぼ一目惚れだったが成り行きで婚約となる。純情そのものの2人の距離は亀の歩みで近づいていき…という話。溺愛王子様と臆病姫様の成長物語ですね。ヒロインは本当に気弱でビクビク震えてばかり、その描写が序盤から中盤にかけてずっとだったので読んでいてちょっとダレました。そのウジウジ箇所を少し削って帝国の第一皇子と第二第三皇子の血腥い戦いに充ててほしかった。その現皇帝派だった公爵令嬢も所謂WSS(私が先に好きだったのに)なので、報われなくて可哀想でした。やり方はまずかったかもしれないけどヒーローへの愛は本物でしょ。シマエナガ(言っちゃった)は初めだけの登場でした。2人とも見た目が良かったから成立したお話じゃないかと思います。ヒーローの冷酷さはあまり感じずひたすら甘く誠実です。私的にはもっと辛くても良かった。挿絵はイメージ通りです。
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