没落令嬢なのに第2皇子に求婚されています[1話売り]
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没落令嬢なのに第2皇子に求婚されています[1話売り]

白井杏花

そもそも漢字表記が変

ネタバレ
2023年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 第2皇子ではなく第二皇子では?こんなところに数字を入れる概念が日本語と漢字の基礎がなってない。その基本がブレている点からヒロインが人の気持ちに鈍すぎる描き方になってる。優しいのではなく鈍すぎる。そこを作者の意図とは思えず作者自身が気づかずに描いてる気がする。事の重大さを本当に理解していたら、領民がヒロインの父親の悪政領主時代を思い出したくないからヒロインにもう来るなと言ってるのにすぐに農地改善案を纏めてきたから一緒に協力して欲しいとか、その改善案を通すのに皇太子の許可を得る条件が、失敗したら城を出ていけ、第二皇子にも二度と会うな。やっと両思いになった直後にこれを突きつけられたら普通は怯んで一旦諦めるか引く。その思案や迷いもなく即応即決は両思いになった二人の気持ちを軽ろんじて見えるし、領民の二度と来るなと言う気持ちも同じで、サクサクと展開したいからなのか人の心情機微にやはりヒロインは鈍感に思える。鈍感ゆえ功を奏したという風にも見えず、先述の基礎基本がなってない作者だから心情深堀が足らず読み応えに欠ける。画力の肩がいかつい問題は膨らんだ袖ならこんなもんだろうと思えるので気にしないが、何事もあっさりし過ぎ。元領地の農地改革という大鉈を振るうのなら、もっとヒロインの有能さや実績作り、それに纏わる仲間増員を踏まえてから領地改革に挑んだほうが遥かに面白くなるものの何もかも軽く浅い。そんなあっさりリスクある条件を飲むと、領主も領主代行の皇太子のこともナメてんのか?だし、第二皇子への気持ちもそんなもんか…に思える。レビューの低さはこれらのモヤモヤが前提にある上で読者個々がそれぞれ特に感じ入ってる不評に繋がっているのではと思えてならない。
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