愛人(あいするひと)
」のレビュー

愛人(あいするひと)

吉原由起

泣けます、いろんな意味で!

ネタバレ
2013年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大学教授にずっと告白し続け、フラれまくっているヒロイン。実はこのヒロイン、愛人の子、つまり母が愛人なのだ。でも、はじめはただ憧れの教授に猛アタックしてただけなのだが、いろいろあり、教授のマンションのとなりの部屋に住めることに!
登場人物も教授の弟、教授のフランス人モデル妻、ヒロインの親友等々キャラクターはかなり変人でコッテリ濃い。
物語は二転三転していくのだが、教授がヒロインを可愛く思いだし、弟もヒロインを好きになるのだが、私が、このぶっ飛んだ作品のなかでひとつ心に残ったヒロインの台詞がある。『愛人はX'masは寂しいものなの。だって愛する男は家族の所にかえるんだもの。』実際は彼女の母の受け売りなのだが、確かにそうなんだよね、愛人には愛人のルールがあるのだ。
ヒロインの好きな教授に妻がいたと知っても結局愛人にしてくださいと猛アタック。
でも、教授の妻も含め、ヒロイン、ヒーロー、弟と、性関係が乱れだした頃からちょっとくどいと言うか、だれかれ構わず性◯渉するなんて人としてダメでしょ!ここは譲れない!
ラストはハッピーエンドなんだけど、その前の結婚
式のシーンも笑えます。
楽しい作品ですが、相手構わず理由が理由で、性◯渉するなんて譲れない!だから★4つ。
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