后宮のオメガ
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后宮のオメガ

露久ふみ

異国情緒溢れるロマンチックなオメガバース

ネタバレ
2023年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 様々なオメガバース作品がありますが、こちらは事を成し得て最後の最後に番う、ロマンチックで有りながらも2人の人として成長し絆を育んだものでした。イリヤ(Ω)は王家に生まれながらもαでは無かった為に存在なき道具の一つの様な扱いで他国に嫁がされ、己の魂だけは誰の物にもならないと初めは頑なな態度でしたが、まだ子供でありながらも真っ直ぐに人の本質を見抜く少年王に心を預けていく。上巻・220p、下巻・238pです。正直に言えば、下巻、駆け足気味で感情移入するには物足りなかったです。長編になっても、この美しい世界観に没入させてもらいたかった。とは言え、明日も仕事なのに一気見する魅力は十分にありました。もう一点、あの白抜き修正何とかなりませんかね。最後に番うシーン、あれはしらける…。
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